this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【夏至まつり】キャンドルナイトに星も燈りて
<< もどる
1
2
3
4
5
…
19
つぎへ >>
●ナイトマルシェに誘われて(1)
夜の散歩がてら、
桜 月
は、日傘とノートを手に会場へ。
今は、ナイトマルシェの野外テーブル席に腰を下ろして、メモを取っているところだ。
(皆、楽しそうだな。雰囲気も普段とは違うし、デザインの参考になる)
友達同士で遊びに来たらしく、笑い声を弾けさせるグループがいる。
仲睦まじく、買い求めた食べ物を分け合う家族がいる。
幸せそうに言葉を交わし合う、恋人同士らしき2人組がいる。
その様子を眺めながら、月は、自分の中に生まれる感情を、デザインに変換してノートを埋めた。
星や月をモチーフにした洋服や浴衣、アクセサリー、小物達を、ふわっとした感じで描き留める。
(後で、彼女に着てもらおう)
と、月は、大切な相手がそれらを身に付けた姿を頭に思い浮かべた。
ノートの上を走らせるペンが、羽根のように軽くなる。
そんな心地がして、柔らかく微笑んだ、その時。
「What a surprise! Night market がドロンしたマス!」
賑やかな声が近くで聞こえて、月はふと、そちらに眼差しを遣った。
そこには、巨大なシュークリームをもっしゃもっしゃしている
トワ・E・ライトフェロゥ
の姿が!
「……君、そのシュークリームを見るに、ナイトマルシェから来たんだよね?」
「That's right! デモー、night market、急に消えたマス!」
「食べ物の屋台なら、あっちに、普通にあるよ?」
月が指差した方角を見て、「Amazing!」とトワが光が散るような声を上げる。
「それにしても、君、面白い格好をしてるね」
言われて、トワは、一旦もっしゃもっしゃを止めて、自分の姿を確認した。
右手にはレモンのシュークリーム、左手にはヨーヨーや金魚やくじ引きの景品がいっぱい。
そして頭には、猫のお面を横向きに付けている。
「こういうのはー、楽しんだもの勝ちというマス。皆で楽しめるように、トワも盛り上げるのデス!」
「うん、成る程」
「ダカラー、その為にあっちのヤタイー、全制覇したのであってー」
「あっちには屋台はないけど……いや、ごめん。続けて?」
「じゃあこっちデス? Anyway、自分が楽しみたいからフル装備になったわけではないのデス!」
ドヤァ! と胸を張るトワ。しかし、
「今、楽しい?」
「楽しいデス!」
やっぱり、イベントを満喫していた。
月が、くすりと笑う。
「? どうしたマス?」
「新鮮な風が吹き込んできたような感じがして。これは、メモに残しておかないと」
言って、ノートと向き合う作業へと戻った月を見上げて、トワは「ヌヌヌ?」と首を傾けた。
「自分が楽しいと思えてタラ、他の人も楽しいと思えるみたいデスカラー、結局楽しんでよかったのデス?」
うむむ、と考え込みかけて――トワは、はたと思い出す。
「オットー、まだ night market を全部回れてなかったのデス!」
とつげきー! と、元気いっぱい走り出すトワ。
ちなみに、ナイトマルシェの屋台が位置するのは、トワが駆け出したのとはちょうど反対の方向だ。
野外テーブル席に腰を下ろして、
御巫 時子
は傍らの
五十嵐 尚輝
先生へと声を投げた。
「次は、どこに行きましょうか……?」
「どこへでも。御巫さんの行きたいところへ行きましょう」
レモネードを喉に流して、五十嵐先生が応じる。
同じレモネードのコップを手のひらで包んで、
「私は写真を撮ってもらいたいのと、キャンドルを流すイベントが気になってます」
と、時子は音を紡いだ。
「じゃあ、飲み終わったら行きましょうか」
はい、と頷く時子。
レモネードがなくなるのが惜しいような、早く一緒にイベントを巡りたいような。
そんな、不思議な心地がした。
「うっわー! すっごいねー!」
ナイトマルシェに立ち並ぶ屋台の数々に目移りしきり、
野々 ののこ
は瞳をきらきら。
そんなののこの様子に、
佐藤 英二
は密やかに目元を和らげた。
「野々さん、こういうお祭り好きそうだよね」
「うん! 好き好き♪ 英二くんは? 楽しい?」
「勿論、楽しいよ」
よかった~! と、ののこが屈託なく笑う。
嘘偽りなく、英二には、「楽しい」以外の返事が思いつかなかった。
(だって、野々さんと一緒だしね)
キャンドルの灯りが燈る夜の浜辺を、気になる女の子と歩いている。
胸の奥にまで、柔らかな光が座しているようではないか。
そんなことを考えていたら、「あ! あれ、見て見て!」とののこに手を引かれた。
「わっ!?」
「あ、ごめん英二くん! 痛かった?」
「いや、それは、全然大丈夫なんだけど……」
「なんだけど?」
「その……うん、ごめん。何でもない」
この会話の間も、ののこは、英二の手を掴んだままである。
わっ!? なんて声を上げてしまったのは、痛みのせいでは決してない。
他でもないののこに、不意討ちで手を握られたのに心臓が跳ねたからだ。
英二の反応に、ののこは頭の上へクエスチョンマークを浮かべている。
(駄目だ、頬が火照る……)
キャンドルの灯りのお陰で、ののこにはそれを悟られないだろうことは幸いだけれど。
「ええっと……そうだ、野々さん。何を見つけたの?」
「あ、そうだった! あれ! あれだよ、英二くん!」
空いている方のののこの手、その指先が、ピシッ! とある屋台を指す。
「ミートパイ? へえ、何だか、お洒落な感じだね」
「でしょでしょ? それに、ほら、あっちは夏野菜カレーパン! こっちはマンゴーのエクレア!」
「あ、自家製レモネードなんてのも置いてるんだ」
物珍しい品揃えに新鮮な驚きを感じる英二……だったが、
「えっ、どこどこ!? 私も飲みたーい!」
「あっ、野々さん、走ると危ないよ」
という具合で、はしゃぐののこを前に、保護者のような台詞を零すことに。
なんだかんだと買い物を終えれば、テーブル席で食事の時間だ。
「英二くん、ミートパイ半分あげるね♪」
「わ、ありがとう、野々さん」
「但し! カレーパンとマンゴーのエクレアは半分頂いたー!」
2人で過ごす、賑やかな時間。
ぐびぐびと飲んだレモネードは、英二の喉を、心地良く潤した。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
19
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【夏至まつり】キャンドルナイトに星も燈りて
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月06日
参加申し込みの期限
2018年08月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年08月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!