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【夏至まつり】キャンドルナイトに星も燈りて
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●キャンドルナイトへようこそ(2)
寝子ヶ浜海岸に、キャンドルの灯りが瞬いている。
その様子を目に、
藍川 慶介
は、ほう、と息を吐いた。
「――夏至まつりっていうのもあったんだね。知らなかったな」
キャンドルの炎が揺れる。照らし出された人々の影も、一緒に揺れる。
(この人の多さ……それだけ人気なのかな)
ただ人が多い、というだけではなく、観光客らしき人々の姿もちらほらと見えた。
慶介の頭に、ふと、叔父の店の構えが浮かぶ。
(叔父さんのお店はあまり観光客の来るようなところじゃない……らしいから大丈夫……かな?)
なんて、ちょっぴり心配が過ぎったものの、
「……よし、来たからには楽しもう!」
と、慶介はぐっと拳を握ってその心配を追い払い、友人達との待ち合わせ場所へと急いだ。
友人達との待ち合わせ場所で、
春姫 いちご
はそわそわとしていた。
(ちょっと、早く着きすぎちゃいましたぁ……)
気合いが、ぐるんと空回りしてしまった……かもしれない。
中学生の頃は、放課後や休日は、家でメイド修行に励んでいたいちごである。
だから、友達とお祭り! なんて、いちごには初めてのことで、
――とっても楽しみです! ……けど、こういう時って、どんなお洋服を着ていけばいいんでしょう……?
と、出掛ける前には、大いに悩んだ。
メイド服はシチュエーションにそぐわない、それはわかる。
けれど、祭りといえば! な浴衣を、いちごは持っていなくって……。
――うう……どうすればいいんでしょう……?
悩みに悩んだ末に結局無難に私服を選び、慌てて家を出たら、思いの外時間が余ってしまったのだった。
(うーん、何をして待ちましょう……)
ここを離れては、皆とはぐれてしまうかもしれない。
しかし、待ち合わせの時間はまだ遠く、手持ち無沙汰なことこの上なかった。
「……ん? いちごちゃんじゃん!」
名前を呼ばれたのは、その時だ。
振り返って、相手の顔を見る。
途端、いちごの顔に、ぱっと笑顔の花が咲いた。
「あ、紗雪さん、こんばんはっ!」
片方の手でヨーヨーをぽよんぽよんと弾ませ、もう片方の手をひらりといちごに振るのは、
紗雪 幽
だ。
ぺこりと頭を下げたあとで、いちごは幽に声を投げた。
「紗雪さんもお祭りでしょうか?」
「そうそう。バイト帰りにフラッて寄ってみたけど、屋台も沢山あって良い感じだよねー」
ていうか、と、いちごの手にヨーヨーを柔らかく押しつけながら、幽が言う。
「いちごちゃん、一人? あ、このヨーヨーはあげるねー」
「わ、ありがとうございますっ! えっと、わたしは、同じ一年生のお二人と一緒にお祭りを回るんですっ」
「成る程ー。じゃあ、今は待ち合わせ中?」
「はいっ。……そうだ! よければ、紗雪さんもご一緒どうでしょうか?」
「……へ? 俺も?」
眼差しを煌めかせてのいちごの提案に、瞳を瞬かせる幽。
「いいの、それ?」
「きっと、人が多い方が、もっといっぱい楽しいと思うんですっ」
「そっかそっかー。じゃー、その2人が良かったらおじゃましちゃおうかな」
幽が、ごく軽く首を傾けて、目元に笑みを乗せる。
つられるようにいちごもにっこりとして――はたと、近づいてくる足音に気付いた。
「……あれ?」
砂を踏む足音は、2人分。
驚きを顔に乗せている慶介と、直前まで言葉を交わしていたのだろう、その傍らを歩く
島崎 嘉織
だ。
「あ! 藍川さん! 島崎さん!」
いちごが、かんばせを華やがせる。
いちご達の前で足を止めた慶介が、先ずはいちごへと声を投げた。
「お待たせ、いちごちゃん。えーっと、そっちは……」
少し戸惑っている様子の慶介へと、にぱっ、と懐っこい笑みを向ける幽。
「どーもー。いちごちゃんの友達の幽っていいまーす」
「紗雪幽君だよね。クラスメイトの」
「そうそう! 覚えててもらえてたんっすね。そっちは……嘉織ちゃんだっけ?」
「うん、合ってる」
賑やかな幽と、淡々として喋る嘉織。
2人が互いの存在を確認し合う様子を目に、慶介は少し笑った。
「そっか、皆、知り合いだったんだね。俺は藍川慶介。幽くん、よろしくね」
「よし、慶介君ね。こっちこそよろしくー」
挨拶が一通り終わったところで、さらりとして嘉織が切り出す。
「それで? 紗雪君は一人?」
「そう、俺、バイト帰りで、一人でぶらっとしようと思ってたんすけど……」
「わたしが、ご一緒しませんかって誘ったんですっ」
幽の言葉を、いちごが継いだ。
いちごに向かって頷いたあとで、幽がまた口を開く。
「そういうわけで……一緒に回っていい?」
「僕はいいけど。ただ……少し、出遅れたかな」
「え?」
「折角だし一緒に回ろ。って、言うつもりだったから」
零した嘉織は、淡白ではありながらも真面目な面持ちをしている。
幽はくるりと目を丸くし、いちごは嬉しそうににこにこ笑っていて、だから、
「せっかくの機会だから、いろいろと見て回りたいね」
なんて、慶介は優しい声で言って、3人に眼差しで「行こう」と促した。
「あざーっす! やっぱお祭りって、みんなで回るのが楽しいよなー」
幽が、どこまでも楽しげに声を上げる。
4人が共に行く道を、キャンドルの灯りが、見守るようにして照らしていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月06日
参加申し込みの期限
2018年08月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年08月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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