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仮のちぎりを いかで結ばん
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その日の昼、寝子島の町役場には
緋紅朱 赫乃
が訪れていた。役場というお堅い場所には不似合いな、柔らかな雰囲気の少女。天井から吊り下がる看板を懸命に確認し、あちらこちらと案内図を頼りに歩く可憐な少女は、『農林課』のカウンターの前に立ち止まる。
「す、すみ、ません」
出しうる限り、もっとも大きな声で。 赫乃は職員に呼びかけた。事務服姿の中年女性が応じる。
「はい。どうしました?」
「あ、あの、野生の、鳥の、保護の許可を、取りたいの、です、が」
恥ずかしがりやの赫乃は、見知らぬ女性の顔をまっすぐ見ることができない。ふんわりと長い赤い髪は役場の中では妙に目立った。何があったのかとこちらをさかんに気にする者もいる。逃げ出してしまいたいのを赫乃はこらえる。
(ちぎりちゃんは、もっと、辛い。……私、なんとか、しなくちゃ……!)
「ケガした鳥ですか? 種類は何です?」
「あ、あの、カラス、子供、なんですけど」
カラスと聞いたとたんに職員は渋い顔をする。
「カラスねえ。あれは害獣扱いだから、保護の対象にはならないんですよ」
「え、そ、そんな……、だって、苦しんで、いて」
「かわいそうですけど、そのままにしておいてください」
職員の返事はまるでマニュアルを読み上げるように淡々としたものだった。思いも寄らぬ非情な答えに、赫乃は今立っている地面が崩れて行くような絶望を感じる。
「ど、どうしても、です、か」
「ごめんなさいね。でも役場では助けられないんですよ」
「ひどい、よ、そんな、の、ひどい」
赤い瞳が涙でいっぱいになる。こんなところで泣いちゃいけない。そうわかっているのに、赫乃の涙は止まらなかった。命を慈しんで泣く少女に、職員は同情の視線を向けたが、何の解決の手助けもしてくれなかった。
赫乃は部屋に戻って泣いた。保健所にも電話をしたが、結果は同じだった。役場でもらった『野生鳥獣の保護管理』というパンフレットが恨めしい。小さな手で、力いっぱい握りつぶす。
「保護なんて、してくれない、じゃ、ない、か……!」
赫乃は泣いた。自分の無力と法の理不尽、子ガラスの哀れを思って、ただ泣いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月25日
参加申し込みの期限
2013年08月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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