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仮のちぎりを いかで結ばん
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「
マウル・赤城・スティック
だ。俺は、みんなとは違って意見そのものではないが……。ちぎりが持つろっこんの正体について考えてみた、その推測を聞いてもらいたいと思うんだ」
日に焼けた健康的な肌に、見上げるほどの長身。マウルはちぎりが『妖怪トレペちぎりだった』とき真夜中の直接対決を行った、事件の生き証人でもあった。
「俺はちぎりを何とかしてやりたい。けど、世話とか保護とか、そういうのには頭が回らない。だから、ろっこんさえ制御できたらすべての問題は解決する、そのはずだから。推測に全力を尽くしたんだ」
他の生徒とは一線を画すアプローチに、聴衆は聞き入る。
「俺は前回の事件でちぎりを捕獲した人間でもあるんだけど……ちぎりは一階にしか現れなかった。行動範囲、つまり被害を及ぼした範囲も、一部の場所に集中してる」
マウルが話している間に、
霧切 翠子
が少しずつ、人の輪をかき分けて前に出る。司会の
森 蓮
にジェスチャーで、次に発言したいと伝えた。
「この二つを考えると、ちぎりのろっこんは特定の場所を発動条件にするんじゃないか? 長南さんが一階の用務員室で世話してくれてるけど、この善意が皮肉にもろっこんの発動条件を満たしているんじゃと」
視界の端で翠子がちょいちょいと手を挙げている。
「なので、学校から離れている、二階以上の建物で一晩ちぎりを保護してみないか? それでろっこんが収まるなら、めでたしめでたしだろ」
翠子のアピールはだんだん大きくなってきた。マウルがうなずき、蓮はどうぞ、と発言を促す。
「あのね、今のうちに言っておいたほうが、って思うから話しておくけど……ちぎりちゃんはもれいびではない可能性が高いわ」
用務員室がどよめく。マウルの目はこれ以上丸くならないほど丸くなり、透はなるほどといった顔をしていた。
「どうしてそんなことがわかったんです、先輩!?」
「テー君に聞いてきたの」
テオ、
テオドロス・バルツァ
か! そこにいた誰もが、しまった、あるいはなるほど、と思ったことだろう。ちぎりが単に神魂の影響を受けているだけと言うなら、説明がつく。水が出っぱなしなのは、力をオン・オフする発動条件がないからなのだ。
「たぶん、おかしくなった神魂を背負わされているだけ。その神魂をどうにかできれば、ちーちゃんはすぐにでも野生に返れると思うわ」
予想の外れたマウルは、若干残念そうな表情をする。まあまあ、と翠子からケーキが差し出された。
「次は俺が。猫鳴館自治会長、
邪衣 士
だ。猫鳴館はちぎりの当館での保護を提案する。昼間は生物部に任せ、夜間は寮に置くようにすれば、ほぼすべての時間、誰かしらの人間の目が届くことになるだろう。 寮は山に近いし、ちぎりを少しずつもとの環境に慣らし、リハビリを行ったりもできるはずだ」
士の発言は非常に簡潔だった。意見を述べ終わると、また口を引き結んで座るが、ああ、と手を挙げ、ひとつだけ付け加えた。
「日月先生の診察は済んだのか? 結果がわかっているなら、知りたいと思う」
「ちぎりさんは少々発育が遅れてはいますが、健康には問題ありません。みなさんの発言の後で、その他のこと……については、お話しましょう」
司会の蓮の許可によって、
日月 透
は手短に士の問いに答えた。『その他のこと』とはここでは話しがたい、問題の根幹である神魂の影響の部分だろう。それこそが士自身がもっとも聞きたいことであったが、ここはぐっと抑えて待つことにした。
迷いなく、まっすぐに信じる方を見つめて。
大天使 天吏
の発言が始まった。彼女に同意するものであることをあかすため、
八神 修
も立つ。離れた場所に座る
大田原 いいな
も立ち上がった。
「……野生動物は野生に返すことが絶対。……私、たちは、鳥獣保護法に反する安易な保護は認めません。……学生が24時間、365日毎日、野生の生き物を管理し、命を守ることなんてできるとは思えないから……保護には反対。……野生に返すため、できる限りのことを、できたらと思う」
思いのたけを表現すると、早々と座り込んでしまった。
「……以後は、みなさんの意見を記録する係をするから」
ちらりと修を見上げる。心得たというように、修が意見を語り始めた。
「まず、保護と飼育は違うと言うことを理解してほしい。カラスを飼うことは違法であると言うことを忘れないでくれ」
わかってはいても、言葉にされるとずしりと重く、そして痛い。
「たとえば猫鳴館で保護と言う名目で飼うとする。結果的には寮の存続すら危うくなるだろう。猫鳴館は寮としての体裁をなしていない、非公式の存在だ。そこで野鳥をかくまっていたというのが知れたらどうなる」
士は無表情に修を見つめ返す。そして一言、返答した。
「用務員室に置いておけないのはわかっているはずだ」
「ああ、わかっている。だが邪衣たちのやろうとしているのは飼育だろう。保護するならば、保健所か医療機関でなければならない。獣医先生に預かってもらうならともかく」
険悪とまでは行かないが、不満を内包したざわめきが室内を満たす。怒りの表情を見せる者まで出てき始めた。ぎすぎすする直前の、黒いもやのような空気。それに耐えられなくなって
桜井 ラッセル
が立ち上がる。
「どーどー! 話し合いがまとまらなくなっちまうだろ。誰のための会議だと思ってんだよ」
彼の言葉の途中でドアノブがガチャリと回った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月25日
参加申し込みの期限
2013年08月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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