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【遭難4日目】
島が本当の姿を見せ始めたのは、4日目の朝を迎えた頃でした。
「起きろ、竜世!」
「……んあ?」
タイラ・トラントゥール
の張りつめた声に、
源 竜世
は叩き起こされました。
「ふぁ……おはよー、タイラ。もう朝かぁー?」
「寝ぼけてるな、早く起きろ! 逃げるぞ!」
「にげる? なにから……?」
「嵐だ!」
そこで竜世は初めて、ツリーハウスががたがたと激しく揺れていることに気づきました。
「な、なんだこりゃー!?」
がば、と跳ね起きて窓の向こうを覗くと、美しい島の光景は一変していました。
空には一面黒々とした雲が広がり、その合間をびしばしと、まるでドラゴンのように稲妻が這いまわっています。海からは激しい波が押し寄せ、樹々は折れんばかりに揺れていて、そしてツリーハウスへ吹き込む風の凄まじさときたら、身体ごと吹き飛ばされてしまいそうなほどです。
戸惑っている間にも、ツリーハウスの揺れは加速度的に増していきます。
「必要なものだけ持って、逃げるんだ!」
「ひ、必要なもの? あれとこれと、それと……」
どうにか荷物をまとめて、ツリーハウスを飛び出した……その直後に。
「ああっ……!」
タイラの悲痛な声を合図にするかのように、吹き抜けた強烈な突風が、ツリーハウスを樹上からもぎとり、ばらばらに砕きながらどこかへ吹き飛ばしてしまいました。
樹の上の、ふたりだけの秘密基地。過ごしたのはほんの数日でしたけれど、ふたりの胸にはなんだか、ぽっかりと穴が開いたかのようです。
「……心配すんなって!」
それでも。
竜世は明るく笑って、タイラの背中をぱしんと叩きます。
「竜世……?」
「家ならまた見つけりゃいーじゃん! それより早く行こうぜ、ここにいたら空まで飛ばされちゃうぞ」
「あ、ああ……そうだな」
すぐにも歩き出した竜世の能天気に、タイラは戸惑わずにはいられません。
けれど、
(お前のそんなところに……ボクは、救われているのかもな)
嵐は海の中にも、海流のうねりとなって影響を及ぼしています。
(波が……これは漁どころじゃないわね。浮かび上がれなくなってしまいそう)
と
朝鳥 さゆる
は冷静ですけれど、のんびりしている暇はありません。
なにしろ彼女は今、うねる海水に翻弄されながらも、捕食者と格闘中であったからです。
迫る巨大な顎……ホホジロザメです!
(簡単に仕留められると思わないことね……!)
くるりと身をひねって避けると、すれ違いざまにナイフをざくり。
鋭い牙の噛みつきを、紙一重でひょいっ! ナイフを翻し、ざくざくどしゅん!
何度かそんな攻防を繰り返した後に、
(これで、とどめ)
ずばばん! 敵意を持った相手に対して反射速度が強化されるろっこんのおかげもあって、さゆるは見事、サメを撃沈!
せっかくの獲物ですし、持って帰って食料にしたいところですけれど、残念ながらそれどころではなさそうです。さゆるは浮上して、仲間たちのもとへ急ぎます。
いっぽうその仲間たちですけれど、彼女らが拠点とした神殿跡地では、大変なことが起きていました。
「真白氏~。解理氏~」
びゅうびゅう吹き荒れる風。今にも空へ舞い上がろうとしている、
千歳飴 楓子
!
その両手を、
白 真白
と
伊賀 解理
がどうにか捕まえています。暴風が楓子の羽織った外套を巻き込み、上空へと連れ去ろうとしているのです!
「が、がんばって楓子ちゃーん!」
「うおおおお、やばい! なんて風だ! このままじゃ僕たちまで飛ばされてしまうぞ!」
なんて、真白と解理は必死に楓子を捕まえようとしていますけれど、当の本人はと言いますと、すっかりあきらめムード。
「もういい、真白氏。解理氏。楓子はこのまま空へ飛び立つことにするよ。楓子がいても役に立たないし。SSRカードも手に入らないし。みんなに迷惑をかけるのもしのびない。楓子は大空へと舞い上がり、天からみんなを見守って」
「「いいからしっかり掴まってて!!」」
その後、駆けつけたさゆるも加わり、楓子は無事地上へ引きずりおろされました。
「早く神殿に戻ろう!」
気が抜けて(いつもだけど)だるだるな楓子の手を引っ張ったまま、真白たちは風雨の中を全力疾走!
「ああー!」
川辺で
屋敷野 梢
は、お魚用トラップが風で吹き飛ばされてしまっているのを発見。がっくりと肩を落とします。この三日間、ピラニアやイワナ、エビにカニなど美味しいお魚を提供してくれた苦心の罠だっただけに、無くなってしまったのは痛手です。
とはいえ、嘆いてばかりもいられません。
「ていうか、風強っ! 寒っ! これはまずいですねー」
「おーい、梢! 早く避難しようぜー!」
酒浸 朱蘭
が手を振り、梢を呼びました。彼女はあいも変わらずふらふらとしておりますけれど、酔っぱらっているのか風にあおられているのかよく分かりません。
「危機的状況、ってやつかー? でもま、気楽に行こうぜ! なんとかなるなる」
「酒浸さんのそーいうところ、私尊敬しちゃいますよ」
「んー? そうかー? へへへ♪」
いろいろテキトーに見えて、その実リアリストな梢とは正反対。なんにしろお気楽で明るい朱蘭は、みんなのムードメーカーです。失敗してしまっても、絶望的なことがあっても、なんだか乗り切れるような気がしてくるのでした。
そして絶望的な状況といえば、
如月 庚
です。
「またかよ……」
びゅおおおおっと吹く暴風の中睨み合う、ひとりと一匹。目の前にはまたしても、クロコダイル!
「らぎらぎ先輩、逃げないとー! 風がびゅうびゅういってるよー!」
「んなこと言ってもよ。素直に逃がしてくれるとは思えねぇぞ」
薄野 九月
がはらはらどきどきと見守る中、風は枝を揺らし葉っぱを舞い散らせ、川べりの水面をこれでもかと波立たせます。
ぎらり! クロコダイルの目が鋭く閃いたかと思いきや、水中から大ジャンプ! 大顎をがばっと開いて頭上から襲いかかるクロコダイル……庚は冷静に、じっとそれを見据えて、
「こーいう時はな、やるしかねぇんだ」
するりと額の傷跡を撫でた瞬間。蒼く輝く拳で、ワニの顎めがけ横から強烈フックを一撃!
ずぎゃんっ!
「わーっ☆ らぎらぎ先輩、かっこいいー!」
「ふふん。それほどでも、ってうおおおお!?」
何もかも根こそぎ薙ぎ払うかのような風が吹き、もはやまともに立っているのも大変な状況です。
庚は九月の腰を引っつかむと、お腹を見せてひっくり返ったクロコダイルに背を向けて、駆け出しました。
いよいよ強くなってきた風に、
恵御納 夏朝
と
八神 修
も翻弄されておりました。
「と、飛ばされる……!」
「洞窟までもう少しだ、がんばれ!」
お互いを支え合っていてもなお、油断すると足元からふわりと浮かび上がり、そのまま上空へさらわれてしまいそうです。
といっているそばから、
「! 恵御納!」
「っ……!」
ふわり。小柄な夏朝の身体へ風が叩きつけられ、修と離れて飛ばされてしまいました。このままでははるか高く遠く、どこまでも運ばれてしまいます……!
「……こんな時こそ!」
そう。こんな時のための備えは、バッチリなのです。
夏朝がすばやく取り出したのは、葉っぱと樹液で作った即席ねこシール! 自分の水着にぺったん、と張り付けたら、
「重くなれ……!」
水着を重く、重く! 重量を増したフレアビキニの重さで風圧に耐え、夏朝は地面にずずんっと降り立ちます。
「いい機転だな、恵御納!」
内心はかなりひやりとしたものの、感心しつつ伸ばした修の手を、夏朝はにっこり微笑みながら取りました。
「僕につかまって。このまま洞窟まで行こう……!」
「ああ!」
ふたりはどうにか、洞窟まで逃げ込むことができました。
風は強まるばかりで、まったくもって勢いが衰える様子はありません。いまや人ひとり程度なら、簡単に持ち上げられてしまうでしょう。
「ああああもぉ、フツウぅぅぅーーー!!」
「いい加減にしろよ!! 本当にいい加減にしろよ!! なあ!!」
なんだかんだで、ここ数日はちょっぴり楽しんでいたりもした
水上 桜
に
御剣 刀
ですけれど、相手がこんな悪天候ではそうも言っていられません。
狩りに出かけたところで嵐に巻き込まれた彼らは、身動き取れず立往生しています。
「手を離すなよ! 絶対離すなよ!」
「頼まれたって離しませんよ!」
がっちり手首でつかんだお互いの腕が頼り。そうでなければ、一瞬のうちに雲の上まで舞い上げられてしまいそうなほどの、恐ろしいまでの強風です。おまけに雷の音が響く間隔がどんどん短くなってきて、強い雨まで降り始めました。
「くそ、まずいぜ。早いとこ戻らないと……!」
「でも、どっちに行ったら……!? 雨と風でなにも見えないわ……!」
大粒な雨が直接顔に叩きつけられ、目を開けているのもひと苦労。日光が遮られてあたりは薄暗く、来た道もすっかり見失ってしまいました。
「とにかく、前に……はっ!?」
ずずん。ずずん。ずずずん!
ふたりは気付きました。なにか巨大なものが、こちらへ近づいてくることに……!
「ちょっ、なになに!? なんなのー!?」
雨風にさらされて前も後ろも分からないこんな状況で、危険生物などに襲われようものなら、ひとたまりもありません。
刀が木刀代わりの木切れを構え、風に揺れておぼつかない剣先の向こうをにらみつけます。
ずずん。ずしん。ずずずずん!
「おそいのです。ヒマなのです。迎えにきたのですー」
大きな足音は、というかもう分かってたかもですけれど、巨大化した
エロ・イーアールオー
でした!
「た、助かったわ……!」
「イーアールオー、俺たちを洞窟に連れて行ってくれ!」
「おやすいご用なのです。エロが巨大化すれば、暴風雨なんてへっちゃらなのです」
巨大エロは刀と桜を胸の谷間へすぽんと放り込むと、ずしんずしんずしん。地面とか身体のいろんなところを揺らしながら、のしのし洞窟へと向かいました。
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3人まで
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コメディ
冒険
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年07月24日
参加申し込みの期限
2018年07月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月31日 11時00分
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