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【遭難6日目】
大竜巻が暴れ回った翌日。台風一過のピーカン照りは心地よいものの、正直それどころじゃない事態が彼らを待ち受けておりました。
どっかーーーん!!
「ちょっと、ウソでしょ……!?」
水上 桜
が見上げた山のてっぺんから、巨大な炎が噴き上がります。なんてこったい、火山の爆発です!
荒事には慣れた
御剣 刀
も思わず目を見張り、
「竜巻の次はこれかよ!? 容赦ないな神魂……!」
水没した洞窟から辛くも脱出したかと思いきや、今度はこの仕打ち。今回も神魂はまったく、手心というものを加えるつもりはないようです。
「ああはいはい、フツウフツウ! ここまできたら、竜巻も火山もいっしょだわ。とにかく逃げましょ」
「愚痴ってても仕方ないしな……あそこに頑丈そうな建物がある。あそこまで行けば安全じゃないか?」
さすがにこうもトラブルが連発しては、愚痴っている暇もないというものです。あきらめ気味に息を吐き、さっさと逃げることにします。
刀が指差す海のほうには、なにやら神殿みたいな立派な建物が建っています。いかにも堅牢そうで、あそこなら火山が鎮まるまでやり過ごすことができるかもしれません。
そうこうするうち、どかん! ぼかん!
「? なんか飛んできたのです」
のんびりマイペースな
エロ・イーアールオー
が、危機感のかけらもない口ぶりで言った直後に。ずどん! 三人の真横に、バカでっかい岩が落っこちました。火山弾です!
おまけに山頂からはどろどろと、赤熱したマグマがどんどん湧き出して、こちらへ向かって流れてくるではありませんか。
「イーアールオー、早く逃げるぞってうおおおお加速っ!?」
「きゃああああ!?」
次々に飛んでくる火山弾の雨あられを、刀はろっこんで加速して回避! 逃げまどう桜をかっさらい、抱きかかえて一目散に走り出します。
後に続くエロはと言いますと、
「あ。鹿さんなのです。キツネさんにタヌキさん、トラさんにライオンさんもいるのです」
「ちょ、ちょっと!? どこいくの!?」
桜の声も気に留めず、エロはおもむろにずももももっと巨大化すると、ずんずんずん。
「動物さんたち、助けてあげるのです」
巨大エロは火山の爆発から逃げる動物たちをひっつかみ、次々に胸の谷間へ放り込み始めました。飛んできた小振りな火山弾などは、パンチ&キックで粉砕!
「さ。逃げるのです」
「お、おう……!」
天変地異からあらゆる生き物を救い出す箱舟のごとく動物たちを助けていく、エロのなんとも頼もしい活躍に助けられながら、彼らは神殿跡地へと向かいます。
一夜の安全を提供してくれた、大樹の洞。
そんなありがたい大樹が溶岩の流れに巻き込まれ、燃え上がるところを、
タイラ・トラントゥール
と
源 竜世
は、見ていることしかできません。
「……なんてことだ」
すぐにも逃げなくてはいけないのに、今にも溶岩に逃げ道をふさがれてしまいそうなのに。タイラは呆然と立ち尽くしています。
ツリーハウスは竜巻に吹き飛ばされ、次に見つけたこの場所も、あっという間に燃えてしまいました。悔しさと徒労感に襲われて、タイラはがっくりと肩を落とします。
「タイラ」
そんな彼の肩へ、竜世はぽむっと手を置きます。
彼は燃え上がる大樹へ向かって、おもむろにぺこりと頭を下げて、
「泊めてくれて、ありがとな! 守ってくれてありがとな!」
「竜世……」
そうしてタイラを振り返り、にかっ! 笑みを浮かべるのです。
彼のそんな律儀なところ、底抜けの明るさに。タイラはやっぱり、救われているのでしょう。もちろん、口には出しませんけれど。
「……ここで足止めを食うわけにはいかない。行くぞ、竜世」
「おー! って、どっち行きゃいいんだ? あっちにもこっちにも溶岩が来てるぞ!」
「こっちだ。あそこの高台へ登ろう。あの場所なら溶岩に巻き込まれる心配はない。火山弾から身を隠せる岩もある」
「分かったぜ! さっすがタイラ、俺のライバル! 頼りになるなー♪」
いつもなら、そんなふうに呼ぶな! なんて、憎まれ口のひとつも叩いてみせたところです。けれどタイラは、言い返しませんでした。
この時ばかりは、竜世のそんな言葉が、やけに心地よく思えたので。
火山は数度の爆発を経て、黒煙とマグマを延々と吹き出し続けています。
八神 修
の前後は、そんな溶岩が作る川によって阻まれてしまいました。
「洞窟の立地条件が良かったことが、かえって仇になってしまったな。まさか活火山のふもとだったとは」
「八神君、大丈夫ー……?」
向こう岸では、
恵御納 夏朝
が心配そうに手を振っています。ちょっと油断した隙に、ふたりは溶岩流に分断され、修は取り残されてしまったのでした。
ハタから見れば、絶体絶命! なシチュエーションなわけですけれど。ふたりは慌てず動じず。なぜなら彼らは、こんな状況を打開するための方策を、きちんと持ち合わせているからです。
溶岩の川幅は、およそ10メートルといったところでしょうか。
「よし、やろうか」
修はまず、手近な岩を分解! このあたりには大きな岩がごろごろしていて、彼のろっこんを使うのに申し分のない地形です。
分解した岩の片割れをゆっくり操作して、溶岩の川の真ん中へどぼんと設置。
「いくよー!」
次は夏朝が、即席ねこシールを自分の水着に、ぺたん。能力を発動すると間髪入れず、もう一枚のシールを修の胸元目がけて射出します。ぺったん!
「軽くなれー……!」
夏朝が修の体重を軽くしたら、準備完了!
修は足元の草をぷちんとむしり、吹き抜けた風に乗せてそれを流すと、
「風向きよし、風速よし。今だ!」
だだだーっと駆け出したら、軽くなった体重で風に乗り、大ジャンプ! 軽々と溶岩を飛び越えると、あらかじめ置いておいた岩の上へ狙いバッチリ、しゅたんと着地!
もう一度、今度は少し強く吹いた風を背に受けてジャンプしたら、軽々と夏朝の待つ川の向こう側へたどり着くことができました。
「やったね……!」
「ああ、作戦どおりだ。では、あそこへ向かおうか」
ふたりの目線の先には、海岸沿いにそびえる神殿の威容がありました。
さてその神殿跡地を拠点とした
伊賀 解理
たちは、こちらへ向かってくる複数のグループの姿を遠くにとらえておりました。
「彼らを受け入れなければ!」
「でも、どうしよう? こっちにも溶岩が流れてきたよ!」
白 真白
の言うとおり、山の上から流れる溶岩は、今や神殿のたもとまで到達しようとしています。頑丈な石造りの建物が燃えてしまうことはなさそうですけれど、このままでは、仲間たちがここへたどりつく道がふさがれてしまいそうです。
それでも解理は胸を張り、どやっ!
「ふふん! 言ったろう? 僕のビームは万能だと!」
ビームがあればなんでもできると言ってはばからない解理。今こそ、その本領を発揮する時!
ずばっと両手を突き出し構えたら、すうっと息を吸い込んで、
「……会いたいぞぉぉぉおおおーーー!!」
ビィィィーーーッム!!
出力全開、手加減ナシのろっこんびーむがちゅどんっと炸裂して、神殿の入り口土台付近に乱立する柱の一本を吹っ飛ばします。
柱は溶岩の向かう先へずしんと落っこちて、流れをせき止め、その進行方向を変えてしまいました。これで、こちらへやってくるみんなが、マグマの川で足止めを食ってしまうこともなさそうです。解理、お見事な手腕でありました!
「解理ちゃん、すごーい!」
「ふふふん!」
と、そんなふうに得意げな解理の向こうでは、
朝鳥 さゆる
がなにやら、器を準備中だったりします。神殿の奥で見つけた大きなお鍋でしたけれど、この人数で使うには多すぎて、放っておいたものです。
「さゆるちゃん、なにしてるの?」
「食事の準備を。もうすぐ昼時だから」
いちおう返事はしつつも、さゆるはそれ以上語ることもなく、てきぱきと準備を進めていきます。
けれど真白は、クールなさゆるが自分たちだけでなく、これからやってくるだろうみんなの分もごはんを用意してくれるつもりらしいことに気づいて、ふわりと微笑みました。
さゆるが仕留めた大蛇の干し肉は食べ切れないほどだったので、みんなに食べてもらえるのはありがたいことです。
「火がいるよね? またしても、僕のビームの出番だね!」
「……ほどほどに頼むわ」
解理といっしょにお鍋の準備に加わりつつ、真白は思いました。
「楓子ちゃん、無事かなー。ちゃんとごはん食べてるかなぁ?」
いい加減にしろよ、と
如月 庚
は毒づきました。
「竜巻の次は火山だ? クソァ!」
「自然の驚異てんこもりですねー。おっと!」
ひゅるるーんと飛んできた火山弾を、
屋敷野 梢
は蝶に変身してひらり! 思わず
薄野 九月
と
酒浸 朱蘭
がぱちぱちぱち、拍手しましたけれど、正直言いましてそれどころじゃあありません。
「あっ、やばいぜ! 道がふさがっちゃうぜー!」
朱蘭が指差した先では、山頂からあふれる二本のマグマの流れがちょうど合流して、ぴったりと道をふさいでしまったところでした。
そして後ろからも、
「やっべぇ、走れ!」
溶岩がどろどろどろ。言われるがまま山の斜面を駆けおりるものの、周囲はすっかりぐつぐつのマグマに取り囲まれてしまいました。もはや逃げ道はありません……どうする、どうなる!?
「みんなー! わたしにつかまってー!」
声を上げたのは、九月でした。ヤシの実帽子を頭の上に掲げたことで、みんなはその意図を悟ったことでしょう。
「よし蕎麦妹、飛べ!」
庚はとっさに、九月をひょいと持ち上げ肩車。朱蘭は庚の腰にしがみつき、梢は機転を利かせて蝶へと変身し、九月の頭に乗っかります。
「いっくよ~~~!」
庚が足を踏み切ると、九月のろっこんが風をとらえて、ふわり! 帽子をパラグライダーのように操作して、溶岩の川を飛び越えてみせました。お見事!
「お、重い~……!」
とはいえ無理な体勢な上大人数でして、あまり長くは飛べません。
「よくやったぜ。無理すんな、あそこに着地しちまえ」
「うん!」
森の端っこ、一本だけ溶岩の流れに巻き込まれず立っていた大きな樹のたもとに、彼らは降り立ちます。
森の樹がいくつも倒れたことで、いくらか見通しが良くなり、このあたりからでも海のほうまでずずいと見渡すことができるようになったのは、不幸中の幸いというべきでしょうか。
「あそこにある、ありゃなんだ……神殿か?」
「あっ! もしかして、海賊船で見た、あの地図に描かれてた場所かなー!?」
「そーみたいですね。誰かいるみたいですよ。あそこに避難しましょーか」
「さんせーい!」
庚と九月、梢が方針を定めたところで。
ふと、
「……~氏~。朱~蘭~氏~」
「ん? 誰かがあたしを呼んでいるんだぜ?」
へろへろの弱々しい声が聞こえて、朱蘭は樹の上を見上げます。
「あっ!」
「お~ろ~し~て~く~れ~」
竜巻に巻き込まれ、いずこへかふっ飛ばされたはずの、それは
千歳飴 楓子
でありました!
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コメディ
冒険
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年07月24日
参加申し込みの期限
2018年07月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月31日 11時00分
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