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そうなんです。
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【遭難1日目】
夏だ!
海だ!
遭難だ!!
「……そうなのか?」
「そうなんだよー!」
如月 庚
が問うと、
薄野 九月
はにっこりイイ笑顔で胸を張りました。
そうなんですよ! 皆さんはこの危険生物てんこもりで地形も天候も難易度ドS級なこの島で、7日間のサバイバル生活をしなければならないのです!
「さて。こんなとき、ハム・トンクスならどうすっかな……」
「誰ですかそのパチモノっぽい人。それより、まずは水ですよ!」
こーいう局面において頼りになるのが、庚の相棒たる
屋敷野 梢
です。なにしろ彼女は生物部所属の生き物マニア、サバイバルに活用できる知識も豊富でして、
「水さえあれば2、3日は持ちますからねー。あ、それ触らないほうがいいですよ? たぶんギンピー・ギンピーです」
「ギンピ……? なんだそりゃ」
「葉っぱや枝に触れるだけで、死にたくなるほどの強烈な痛みが二年以上も続くというサイキョーの毒性植物です。ある男がこの葉っぱをうっかりトイレットペーパー代わりに使っちゃって、あまりの痛みに拳銃自殺したという逸話は有名ですね」
「こ、怖いんだよー!?」
あれこれ触ってみようと興味津々な九月は、びくっと飛び跳ねて手を引っ込めました。
自然はおっかないんですよ、基本的に。
「ま、そんな絶望することもないですけどね。便利な植物もいっぱいあるみたいですし」
「そうなんだ! こずこず先輩、すごいなぁ……!」
そんな頼りになるこずこず先輩のナビに従い、まずは水を求めて川を探します。
先頭を行くのはもちろん庚です。男の子として、危険な猛獣など現れようものなら、彼が身を挺して女子二名を守ってくれることでしょう! 身を挺して!
「こずこず先輩もらぎらぎ先輩も、頼もしくてカッコイイなー。よーし、私もがんばるぞー!」
先輩たちに続きながら、九月もなにか役立つ物のひとつも見つけようと、ぐるりとあたりの森を見回したところで、
「……あっ! 水発見なんだよー♪」
「ん?」
発見! ぐびぐびっと瓶をあおる、
酒浸 朱蘭
でした。
「おや。酒浸さんじゃないですか」
「おーっ、梢に庚! 奇遇なんだぜ! せっかくだから協力しようぜ。ほら、水ならこのとおり、いくらでもあるからさ」
と言って空になった瓶に指で十字を描くと、とぷとぷとぷん。あっという間に、瓶は液体でなみなみと満たされてしまいました。彼女のろっこんは、器に液体を補充することができるのです。まあなんて便利!
「……水問題、解決しちまったんじゃあねーのか? これ」
なんだかイージーモードな出だしに、一行はちょっぴり気が抜けてしまいました。
「水ならあたしにおまかせなんだぜ。うい~、ひっく♪」
「まぁぁぁあたフツウくわぁぁぁあああッ!!」
「また神魂かよ!! いい加減にしろよ!! まじでいい加減にしろよ!!」
水上 桜
と
御剣 刀
は、そろって叫びました。ピーカンの空へ、声はむなしく響き渡ります。
常日頃から、神魂の影響とかナンとかいって不思議現象に巻き込まれまくっているおふたりのこと。無理もありません。
とはいえ、
「はあ。まあ絶叫してても仕方ないですよね。暑いし喉もカラカラになるし」
「ふう。そうだな、叫んでても仕方ないな。まずは水と食料でも探そう」
巻き込まれまくっているだけに、リカバリーが迅速なのもまたさすが、でありました。
「なあに、大丈夫だ俺。しんどくなったら、水着姿の女子でも眺めれば元気が出るさ」
「口に出てますよ」
なにはともあれ、たまたま出会ったふたりは衣食住の衣・食あたりから満たすべく、森の中へと分け入ります。
どちらも水着姿なもので、このままでは肌はじりじりと焼け、夜になったら寒さにやられてしまうことは必至。まずはふたりとも、そのへんに生えてる大きな大きな葉っぱをぷちっと切りとり、即席の外套にすることにしました。
と……ずしん。ずしん。ずしん。
「!? なにこの音?」
「なにか、デカイ生き物が近づいてくる……!?」
刀はとっさに落ちてた木の枝を拾い上げて構え、桜はその背中へと隠れます。
「くそっ。刃引き刀もないし、凶暴な野生動物だったりしたらやばいぜ」
象? 恐竜? それとも別のなにかでしょうか? ともかく足音はどんどん近づいてきて、地面はびりびり震え、樹はぐらぐらと枝葉を揺らします。
ずしん。ずしん。ずしん。ずしん!
「……たーべーちゃーうーぞー。なのですー」
現れたのは、なんと巨人! ふたりの身の丈の倍くらいはありそうな、超でっかい……ていうかこれは、
エロ・イーアールオー
だ!
「あれれ。誰かいるのです。エロはひとりでヒマだったのです。いっしょにサバイバルするのですー」
「「お、おどかすなー!!」」
再び叫んだものの、エロの身に着けたきわっきわのアブナい水着からは巨大あんなところや巨大そんなところがこぼれ落ちそうで、刀はちょっと元気になりました。
源 竜世
は器用にヤシの木をするする登り、たわわになった実をぽこんと叩き、落っことしました。
「やったぜ! これ、中にジュースが入ってるんだろ? いっぺん飲んでみたかったんだよなー」
「おい、早く降りてこないか! 落ちたらどうする!」
元気いっぱいでアクティブな竜世にくらべて、
タイラ・トラントゥール
はどちらかと言いますと、理知的な頭脳担当ということになりましょう。あっという間にはるか頭上へ登ってしまった彼を見上げて、気が気ではありません。
そんなタイラのひそかな心配をよそに、竜世は遠くを眺めて、
「おっ! なあタイラ、海のほうに船がある! きっと海賊船だ! 行ってみようぜ!」
「お、おい竜世……!?」
すすすーっと木から滑り降りてきたかと思うと、だーっ! 猛然とダッシュで海岸のほうへ行ってしまいました。
「少しはじっとしていられないのか、あいつは……!」
タイラは貴重な水分となるだろうヤシの実を小脇に抱えると、竜世の後を追いました。
海岸で見つけた船には確かに、どくろの旗がたなびいています。海賊船です! ただ相当に古くて、ぼろぼろに傷んでいます。乗組員はもう残ってはいないでしょう。
足元に気をつけつつ、内部を探索してみると、
「見ろ見ろタイラ、これ! すげーぞ!」
竜世は海賊の船長がかぶっていたのでしょう、帽子をすっぽりとかぶって、どやっ! ご満悦です。
「なるほど、帽子は必要だな。こっちの服も着ておけ、太陽で肌が焼かれるぞ」
「えー? それは暑そうだからいらねえ」
「いいから着ろ。大人用だから大きいが、留め紐などで調整して……おいっ、こらー!?」
「いらねーってば!」
だだだーっ! 竜世の野生児っぷりに、ため息を漏らすタイラ。
「まったく……せめて、靴くらい履いておけよ」
「分かった分かった!」
海賊船の探索を終えると、ふたりは食料を求めて森の中へ。そこで、どうやら先人が作ったらしいツリーハウスを樹の上に見つけ、そこを拠点とすることを決めたのでした。
いくつか役立つ物も見つけ、幸先の良いスタートと言えましょう!
竜世とタイラが去った後、海岸へやってきたのは
朝鳥 さゆる
、
伊賀 解理
、
白 真白
の三人です。
「ま……いまさら驚かないわよね」
突然のサバイバルにも、さゆるは澄まして言いました。なんともアダルティな水着をさっそうと身に着けクールな表情を浮かべ、とても遭難中とは思えません。
いっぽうお隣の解理は、
「とりあえず、ひと言いいかな?」
くるりと広い海へ向かってすうと息を吸い込み、叫びました。
「祖国に帰りてェェェェェェ!!」
『彼』に会いに行こうと、ウキウキ気分で出かけた直後にここへ連れてこられてきたりしたもので、そりゃあもう魂の叫びというやつなのでした。
「とりあえず、あの船を探してみようよ。何か役に立つものが見つかるかも」
という真白は、そこらへんに生えていた大きな大きな葉っぱをくるりとケープのように羽織り、腰にはスカート風に巻き付けると、ふたりにも同じものを手渡しました。じりじり容赦ない太陽から身を守るためには、水着一丁でいるわけにもいきません。
そして真白にはもうひとつ、ちょっとのっぴきならない事情がありまして。
(う~ん。葉っぱで即席おむつを作ってみたけど、大丈夫かな……)
まーみんなの前でおもらしシーンを描写するのは(個人的にはさておき)いろいろとはばかられるモノがあるので、そのへんは『なんやかんやでどうにかした』と思いねぃ。
さて朽ちかけた海賊船を覗いてみますと、中では便利なグッズをいくつか手に入れることができました。さび付いているものの使えないこともない刃物に、調理器具や食器になりそうな陶製の器がいくつか。衣服の類などはもう残っていませんでしたけれど、悪くない成果です。
「お宝は無いかなー?」
「船倉のほうも覗いてみよう」
真白と解理は、船室へ続く階段を降りていきます。
しばらくして、
「……きゃーーーっ」
「! なに?」
折れたマストのあたりを調べていたさゆるの耳に、悲鳴が届きます。
しなやかな足で駆け出し、ナイフを手に船倉へ飛び込んださゆるの目に飛び込んできたものは……床に散らばった、年代物と思われる何枚かのコイン。抱き合って飛び上がったままの格好で固まっている、解理と真白。それに、
「……死体?」
「はー……死にそうだ……あのイベントは今日の23時で終了予定だったというのに、ラストスパートできなかった絶望で死にそうだ……食事は最悪三日にいっぺんくらいでもいい。なんとか生きていける。でも今回のイベント上位報酬のSSRカードが手に入らなかったらもう生きていけない……はああああー……」
床に寝っ転がったままなんかぶつくさ言ってる、
千歳飴 楓子
でありました。
「分解!」
八神 修
の気合とともに、ぱっかーん! 大岩ががらがらと崩れ落ちました。
「八神君、すごい……!」
ぱちぱちと手を叩いた
恵御納 夏朝
の目の前には、洞窟がぽっかりと口を開けています。
「つまりこの岩は崖の上から落ちてきて、もともとあったこの洞窟をふさいでしまったわけだ。どうやら読みどおりだったな」
「うん。これでなんとか、雨風はしのげるね……!」
いきなり当面の活動拠点が見つかって、これまた幸先の良いスタートとなりました。
「がんばろうね」
修はろっこんでもう少し細かく分解した岩を、獣避けのため、柵のようにして入り口に並べました。
洞窟の中へと足を踏み入れると、中は薄暗いものの地面は平坦で、暑さもしのげて過ごしやすそうです。それにどうやら、かつて誰かがここで生活していたような痕跡もいくつか見つけることができました。
「これなら、いきなり崩れ落ちる心配もなさそうだな」
「良かった。それじゃさっそく、水と食料の確保だね」
「ああ、それに、服の類もいるな。よし、役割分担を決めようか」
ふたりは相談して、二手に分かれて必要なものを調達することにしました。
夏朝は山へ、衣服代わりになるような葉っぱ、蔓、木切れなどを探しに。
修は海へ、魚を獲るための罠を仕掛けに向かいます。
「なんか、昔話みたいだね?」
「確かにな……あっ!?」
突然! 修が深刻な顔で声をあげたので、夏朝はびっくりです。
「ど、どうしたの、八神君……!?」
「なんてことだ。一大事だ……」
真剣な瞳に圧倒されながらも夏朝が尋ねると、彼はがっくり。肩を落として言ったのでした。
「問題集と参考書がない……」
もはや勉強ジャンキーな修に、夏朝もコテンとズッコケました。
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コメディ
冒険
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年07月24日
参加申し込みの期限
2018年07月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月31日 11時00分
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