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【遭難5日目】
5日目を迎えても、風が収まる様子はありません。
「くっ……! なんてことだ!」
昼夜を通じて吹き荒れ、再びいくらかの明るさが戻ってきた頃。洞窟の外に
八神 修
が見たものは……天地をつなぎ島を蹂躙する、ビルよりも巨大な、竜巻!
洞窟に吹き込む風もどんどん強くなり、屋内にありながら、なにかに掴まっていないと立っていられないほどです。
恵御納 夏朝
も壁から突き出た岩にしがみつきながら、ごうごうとやかましい風に負けじと叫びます。
「ど、どうしようー!? いくら僕のろっこんでも、あんな竜巻に飲みこまれたら、ひとたまりもないよ……!」
「止むをえまい! 風が収まるまで、洞窟の入り口を塞ごう!」
苦渋の決断ではありますけれど、もはや選択の余地はありません。
「分かった……! お願い、八神君!」
夏朝へうなずき、修はあらかじめ洞窟の近くに確認していた大岩を、ろっこんで分解! その半分を慎重に操作して、ずずんっと入り口を塞ぎました。
「ふう。竜巻もいつまでも居座るわけではないはず。これでなんとか、やり過ごせるだろう」
「うん、ありがとう八神君……あれ?」
洞窟内をも吹き荒んだ風が収まったところで、夏朝はふと、気づきました。
「どうした?」
「壁の、この部分……ここ! 見て!」
ふたりがこの洞窟を見つけたとき、ここには先人の生活の跡がありました。
荒れ狂う風によって削られた壁から現れたそれらもまた、彼らの残したものなのでしょう。
「猫さんたちの絵が……!」
そこには、輪になって賑やかに踊る、楽しそうな猫たちの姿が描かれていたのでした。
白 真白
ら四人組も、神殿跡地の頑丈な屋内に引きこもり、ひたすら風が収まるのを待っています。
「これじゃ、食べ物も探しにいけないね~」
「昨日集めた分で耐えるしかないわね」
本人の思惑はさておき、冷静な
朝鳥 さゆる
の姿はなんとも頼もしく見えて、真白たちも今のところパニックにならずにいられました。
「食料を分配しましょう」
ありがたいのは、先日さゆるが仕留めた大蛇のお肉です。日干しにすることで長持ちし、火で炙れば、これが案外お味もなかなかのものなのでした。
「よーし、焼くぞー!」
集めておいた木切れに、
伊賀 解理
がビーム! 相変わらず『彼』へのラブがダダ漏れで出力調整はうまくいきませんでしたけれど、ばちゅんっと吹っ飛んだ木切れの一部にはちゃんと火が着いてくれました。
串に刺した蛇肉を炙りつつ、昨日集めておいた木の実もいただきます。
「よし。楓子の出番だな」
木の実と聞いて張り切るのは、
千歳飴 楓子
です。なにしろ、木の実が入った器にコインを投げてハチミツ漬けにするのは、現状彼女が役に立つ唯一のお仕事なのです。生活力ゼロな彼女、それ以外にはさっぱりでありました。
「ではコインを……おっと」
そんなたったひとつのお仕事を迎えて、少々焦ってしまったのでしょうか。
楓子の手からコインが落っこちて、ころん。ころころころ。
「おっとっと……」
「……千歳飴氏?」
ころころ、解理がいぶかしげに声をかけるものの、ころころころん。
「楓子ちゃん?」
「ちょっと……まさか」
真白もさゆるも、イヤな予感がしたことでしょう。ころころころろん。
「まずい、あれが無ければ楓子はただのお荷物になってしまう。あ、いや、今でもお荷物かもしれないが。せめて楓子にも見せ場のひとつくらい……はっ」
かくして、期待どおり……いえいえ大変不幸なことに、建物の外へと飛び出してしまった楓子の目の前には、巨大竜巻がずごごごご!
「わーーー」
「か、楓子ちゃーーーん!?」
叫びもむなしく、楓子はあっという間に竜巻にさらわれ、お空に舞い上がってしまいました。どぎゅーーーん!
御剣 刀
が、巨大化した
エロ・イーアールオー
のふかふかあったか胸の谷間ベッドですやすや眠っていたときのことです(これは純粋にエロの好意からの行いでありなんらいかがわしい行為ではなく、また御剣氏の意思によるものではないことをここに明記しておきます)。
「ちょ、ちょっと! 起きてくださいよ、ふたりともー!」
「んん……?」
水上 桜
の声に目を覚ました刀は、あたりがやけにやかましいことに気づきました。
「なんだ……? うるさいな、ばしゃばしゃばしゃばしゃ……」
「だーかーらー! 浸水してるんですってば!」
まだ寝ぼけた頭で、しんすい。はてしんすいとはなんだろう。と考えたところで、
「……浸水!?」
彼らが拠点とした洞窟の奥にはきれいな湧き水があり、飲み水を探しに出なくても良くて大変に便利だったわけですけれど……ごぼごぼごぼ。見れば今、まさにその湧き水からはどんどこ水が噴き出して、洞窟内はすっかり水びたしになっているではありませんか!
「うおおおお、なんじゃこりゃ!?」
「外の暴風雨で、水があふれちゃってるんですよ!」
跳ね起きると、水はすでに膝まで浸かるほどに満ちています。入り口から出ていく水を噴出する水量が上回ってしまい、水位はどんどん上がる一方です。
中は水責め、外は竜巻暴風雨。このままでは、溺れてしまいます!
「ふにゃ。冷たいのです。濡れちゃったのです」
「イーアールオー、起きろ! 脱出するぞ!」
ようやく起きたエロが、しゅるるんと元のサイズに戻ったところで。
ざばばー!
「うおっ、水が!? ごぼごぼごぼ……」
「おぼれるのですー」
一気に増水して、洞窟内はたちまちとっぷりと水に浸かってしまいました。
(……私がやるしか!)
刀は狩りと荒事に対処し、エロは巨大化でめっぽうお役立ちな中、ここが桜の本領発揮!
水泳部で鍛えているだけあって、泳ぎは慣れたもの。水を蹴ってぐんと推進し、刀とエロの手を捕まえたら、出口めがけて猛チャージ!
(水泳部員が、溺れてたまるもんかー!)
噴き出す大量の水とともに、どっぱーんっ!
桜のおかげで、彼らはなんとか命からがら、水没した洞窟を飛び出すことができたのでした。
「うぐぐ……手ぇー離すなよ、タイラー!」
「死んでも……離すか……!」
吹き飛ばされまいと踏ん張る
源 竜世
の手を、
タイラ・トラントゥール
は必死につかみます。
ツリーハウスを失い、ふたりは嵐に揺れる森の中をさまよっておりました。大木の幹がいくらか風から守ってはくれるものの、早く避難場所を見つけなければ、竜巻に飲み込まれてしまうでしょう。
と。立っているのもやっとな風の中、タイラが不意に竜世の腕を引きました。
「竜世……あそこを、見ろ!」
「なんだー!? タイラ!」
いちいち声を張らなければ、風の音にかき消されて、お互いの声も聞こえません。
タイラが吹き飛ばされそうに指を差したのは、あたりに根を張る樹々の中でも、ひときわに巨大な大樹です。
「あそこに、樹の洞(うろ)がある……! あの中なら、嵐をやり過ごせるかもしれない!」
「わかったぜー!」
ふたりは何度となく空へさらわれそうになりながらも、なんとか樹のたもとへたどりつき、洞の中へ身体を投げ込みました。
大樹の洞は、入り口は狭くて中は広く、地面は少々でこぼこしているものの、じゅうぶんに風をしのげそうです。
「ふー! 助かったー!」
「渡りに船だな……」
ひとまず、ほっとひと安心。
とはいえ、やがて夜がやってきます。暴風も相まって、今夜の冷え込みはおそらく、厳しいものとなるでしょう。
「これを持ち出す暇があって助かったな」
海賊船から拝借したカンテラには、小さな火が灯っています。外套に隠し、必死に風から守ったおかげで、なんとかここまで火を保つことができました。
あらかじめ集めておいた乾いた枯れ葉や小枝を足すと、火は弱々しくもぽうっとふたりをあたためてくれます。寝ずに火種をくべ続ければ、朝までは持つかもしれません。
「……竜世」
「ん!」
サバイバル生活も5日目。もはやふたりに、多くの言葉はいりません。
今夜もふたりは肌をくっつけあって、いっしょの外套にくるりと包まりました。
「うおーっ、こりゃまずいんだぜー!?」
酒浸 朱蘭
らもまた、拠点たる洞窟で耐えに耐えておりました。
朱蘭はからっぽの酒瓶を入れた木箱をひしと抱きしめています。後々みんなで宴会をするために、遭難生活を楽しい思い出で締めくくるために、これは必要なものなのです。
「こずこず先輩、どうしようー!? 洞窟が崩れそうだよー!」
「かと言って、外にはあの竜巻ですし。どうしましょうかねー」
屋敷野 梢
の腕にひしっとしがみつく
薄野 九月
。かわいい後輩のため、こんなピンチはさっそうと切り抜けたいところですけれど、クレバーがウリの彼女にも今のところ、良い手立ては浮かびません。
「如月君、どうですか?」
「……良くねぇな」
梢の問いに、
如月 庚
は渋面を浮かべます。
風が強まるにつれて、洞窟内にあっても叩きつけるような衝撃が伝わってきます。先人を助け、今もこうして彼らを助けてくれている洞窟ですけれど、今この瞬間に崩れてしまわないとは誰にも言い切れません。
やがて庚は、決断しました。
「仕方ねぇ。洞窟は捨てるぜ」
「でも、大丈夫かなぁ? 風がすごいよー、怖いよー!」
さすがに怯えが見える九月の肩を、ぽむ、と朱蘭が叩きました。
「心配すんなって、九月。先輩たちに任しときゃ、絶対大丈夫なんだぜ!」
特に根拠はなかったりしますけれど、むやみやたらと力強い朱蘭の言葉に、九月もほんのり笑顔を浮かべます。どんな状況にあっても、朱蘭がそんなふうに言うだけで、なんとかなってしまうような気がしてくるのでした。
手早く荷物をまとめ、四人は強烈な風雨の中へと飛び出します。
その直後に。
「! 離れてください、洞窟が!」
梢の声を皮切りに、今まで拠りどころとしていた洞窟が、がらがらがら! 山の上からの土砂崩れで、すっかり埋もれてしまいました。間一髪、あっという間のできごとでした。
「おおう……危なかったぜ……。よし、移動するぞ。なんでもいい、あの竜巻に耐えられる避難場所を……」
「如月君! 見てください、あれ!」
弱り目にたたり目、泣きっツラにハチとはこのことです。
梢が指差したのは、山のはるか上方。分厚い雲にも触れようかという、高いてっぺんです。
「おいおい、うそだろー!?」
朱蘭が見上げた先、山の頂上には赤熱した輝きが灯り、今にも爆発しそうに揺れながら、雲を真っ赤に染め上げています。
足元から揺さぶりつくすような地震が彼らを襲ったのは、その直後のことでした。サバイバーたちの命運やいかに……!
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年07月24日
参加申し込みの期限
2018年07月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月31日 11時00分
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