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【遭難2日目】
凍り付くような寒い夜が明け、サバイバーたちは2日目の朝を迎えました。
「うーっ。寒かった!」
と言いつつ、
源 竜世
はツリーハウスのハシゴをしゅばーっと滑り降ります。
「竜世、服を着ろ!」
「だーから、いらねーってばー! それより早く、食い物探しにいこーぜ!」
タイラ・トラントゥール
は呆れながらも、外套を羽織って追いかけます。なにかとチョトツモーシンな友人を、ひとりで放っておくわけにもいきません。
「ふん、友人なものか……しかし」
ぶつぶつ言いながらも、もちろんタイラは竜世を見捨てたりはしません。口ではどう言っても、この島でたったふたりきりの、大切な相棒なのですから。
「おい、竜世。せめて水分補給はしておけ、倒れるぞ」
とタイラが差し出したのは、こちらも昨日手に入れておいたヤシの実です。苦労してナイフで皮をくりぬいて、中身を飲めるようにしたものですけれど、
「えー? それマズイからいらねー……」
「いいから飲め! これは栄養価が高いんだ、ほら、全部飲め」
飲んではみたかったものの、実際飲んでみたらイマイチだったヤシの実ジュースを、竜世はこくこくこく。タイラがじーっと監視しているので、途中でぺいっと捨ててしまうこともできません。
「ううっ、マズイ……」
「よし。飲んだら行くぞ。食料を調達しなければ」
主に集めるのは、木の実です。竜世がお母さんから教わったという、食べられる木の実を探します。
「これと、これ……これも食えるやつだ。おっ! このキノコ美味そうじゃん、食えんじゃね?」
「あのな……キノコの見分けは素人には無理だ。いいか、お前はもっと慎重になれ」
「えー? そうかなー。おっ!」
と、竜世はにわかにひくひくひくっと鼻をひくつかせると、
「水の匂いだ! こっちに川があるぞ、行こうぜタイラ!」
だだだーっ! 止める間もなく走り出してしまいました。
「ほら、タイラ! 早くはやくー!」
「……犬か? アイツは……」
なんて、タイラはため息をつきながらも、もちろん後に続きます。考えナシで世話が焼けるとしても、なにかと苦労したとしても。相棒ですから!
こちらは、山間にぽっかりと口を開けた、洞窟の中。
「……できたぞ!」
御剣 刀
がせっせと磨いておりますのは、黒曜石を削り出して作られたナイフに、それを木の棒にくくりつけた槍。いずれもこの洞窟に落ちていた、狩りのための道具です。
彼らが拠点と定めたこの洞窟にもまた、こうした先人の生活の跡が残っていて、刀たちには大助かりなのでした。おまけに奥のほうには湧き水があり、水の問題も解決!
次はもちろん、食料をゲットするのです。刀は満足そうにナイフを眺めて、
「よし、こっちは準備万端だ。そっちはどうだ?」
「いけますよ。はいこれ、どうぞ」
水上 桜
は、この島に流れ着いたサバイバーたちの御用達、大きな葉っぱを加工して作った外套を手渡しました。なんという植物なのかは知りませんけれど、着の身着のままでやってきてしまった彼らにとっては、なにかとお役立ちなのです。
「ありがとう。それじゃ、俺は山へ入ってみる。木の実とか探してみるよ。もちろん、獣がいたら肉ゲットを狙うけどな」
「期待してます、先輩。私も木の実を集めながら、海のほうに行ってみます。泳ぎは得意だから、魚や貝が獲れるかも」
「それは楽しみだ!」
なんだかんだですっかり順応しているふたりは、さっそく狩りへ出かけ……ようとして、
「「あとは……」」
くるり。ヒマそーに寝っ転がっている、
エロ・イーアールオー
を振り返ります。相変わらず実にアブナい水着姿なもので、刀は朝から元気になりました。
「ごはんなのです? エロは飲まず食わずでも問題ないのです」
「マジかよ? 巨大化するし、すごいなお前……」
といった途端に、きゅるるるる。エロのおなかが切なそうな音を奏でました。いくらミステリアス不思議少女といえど、人体のコトワリには逆らえないのです。
「どうします? お留守番してますか?」
「エロも行くのですー」
桜の問いに、がば、と起き上がると、
「エロがおっきくなれば、トラさんもライオンさんも子猫同然なのです。ワニさんもヤモリに見えるのです」
「……マジかよ」
どうやら刀といっしょに山へ行くつもりのようです。
「大丈夫かな……?」
思わず刀は桜を見やりましたけれど、彼女はただ、ついと肩をすくめるのみでありました。
如月 庚
一行もまた、崖に面した洞窟を拠点としました。どうやらこの島にはいくつもこういった洞穴があり、かつてここにたどりついた人々が、仮の住居として活用していたようです。
「おし。川を探しに行こうぜ。魚でも採れりゃ、食い物には困らねぇだろ」
「おー、いいな! 肴にぴったしだぜ♪」
酒浸 朱蘭
のろっこんによって飲料水は確保できたものの、食料にはいまだ不安が残ります。
「森にはモパネワームっぽいのもいましたね。私は食べませんけど」
とのたまう
屋敷野 梢
の知識によって、食べられる木の実やその他植物の類は手に入りますけれど、そこは育ちざかりな彼らのこと。やはり動物性タンパク質も欲しいところです。
「虫食は最後の手段ってことにしとこうぜ……よし、行くか。蕎麦妹、頼んだぞ」
「はーい、おまかせだよー!」
薄野 九月
は張り切って、ヤシの実を半分に割った帽子を、かぽん! とかぶります。
みんなで洞窟を出て、近くの小高い丘の上へ登ると、九月はさっそくヤシの実帽子を頭の上に掲げて、
「いっくよ~! ジャーンプっ!」
ぴょーーーん!
九月のろっこんは、帽子を使うことでパラグライダーよろしく空中を滑空できるのでした。こうしてゆっくり空を飛びながら周囲を観察することで、水源など便利なスポットを見つけやすくするという寸法です。
そんな便利なろっこんの甲斐あってか、九月はすぐにも気づきました。
「あっ、川だー! みんなー、川があるよー!」
九月が指をさした方向へ、地上の三名も向かいます。九月はゆっくりゆっくり滑空しているので、追いつくのはそう難しくありません。
やがて、
「おー、この川、魚もいるみたいですよ。九月ちゃん、お手柄ですねー!」
ひゅーんっと飛んできた九月は梢の差し出した手をつかんで、しゅたっと見事に着地。えへへー、と笑いました。
「なあなあ。魚が獲れそうなのはいいんだけど……あたし、気になるんだぜ」
「おう、どうした酒浸」
サバイバル中にも関わらず、朝からろっこん水で赤ら顔な朱蘭ですけれど。隣にやってきた庚へ、川の中を指差して見せました。
「あれって、ピラニアじゃないか?」
「おー……マジか。バッシャバシャ群がりなさってるわ。怖え……」
「だいじょーぶ、ピラニアは食べられますよー。しかもけっこう美味しいらしーですし」
マジで? という顔を浮かべたふたりをよそに、梢は早くもピラニア用罠の設置に取りかかっております。蔦で編んだかごに餌となる肉を入れ、棒でぱしゃぱしゃやっておびき寄せたところで引き上げる作戦です。
「肉が餌ったって、そんなもんねぇぞ……ん?」
なんて話をしていたからでしょうか。
ざばばば……水音とともに庚の背中へ忍び寄る、不吉な影が!
「ら、らぎらぎ先輩!? うしろー!!」
「!?」
ざばーーー!! 九月の叫びに振り返って、二度びっくり!
「うおおおおおおおックロコダイル!?」
動揺しつつ、さすがは数々の苦難を乗り越えてきたもれいびです。すかさず鼻先へ、ろっこんパンチ!
なんと一発ノックアウト! ワニは巨体に反して、あっさりノビてしまいました。
「はー。はー。ぜー。はー。お、脅かしやがって……」
「さすがですねー如月君! その調子で、次も頼みますよー」
「やらねぇわ!!」
この日のお食事は、ワニとピラニアの炙り肉になったということです。
そうなのです。この島には、危険な野生動物が、ワンサカひしめいているのです!
「こっちだ、恵御納!」
「う、うん……!」
槍やナイフに斧といった打製石器に、弓と矢、獲物をしまう籠にざる、竹で水筒などなど、各種道具を揃えて狩りに出かけた
八神 修
に
恵御納 夏朝
。鹿でも獲れればいいね、なんて言いつつ森を散策していたところ、ふたりは猛獣のアタックを受けてしまいました。
「トラと出くわすとはな……!」
走るふたりの背後には、口元に唾液を滴らせて目を血走らせた、トラ! まだ少し距離はあるものの、その俊足にはすぐにも追いつかれてしまいそうです。
「仕方ない、迎え撃つしかない……!」
「……ん!」
息を切らせた修と夏朝は踏み止まり、くるりと踵を返します。目の前、ほんの十数メートルのところには、迫りくるトラの姿。あの牙にがぶりとやられてしまったら、ひとたまりもないことでしょう。
とはいえふたりは、冷静に。臆することなく、これを迎え撃ちます。今までに数々の危ない神魂現象をくぐりぬけてきた経験が、彼らに勇気を与えてくれたのかもしれません。
「これでも射撃部だ。レーザーライフルとはわけが違うが……」
修は弓に矢をつがえ、次々にしゅぱしゅぱしゅぱぱん! 早業で雨あられと矢を放ちます。多くは避けられてしまいましたけれど、数本が身体に突き刺さり、トラはぎゃうんと鳴きました。
「ナメてくれるなよ?」
修、にやり!
そして夏朝も負けてはいません。なおもこちらへやってこようとするトラめがけ、構えたのはながーい投げ槍……それも、ただ投げるわけではありません。
「手製のアトラトル(投槍器)だけど……これなら!」
手首のスナップを利かせて、ばしゅん!
投げ放った槍は鋭く真っすぐに飛んで、突進するトラの目の前の土へ、銃弾か大砲よろしくずどんと突き立ちました。トラは驚いて、びくりと飛び跳ねます。
「行って。僕たちは……美味しくないよ。ほら」
トラと言えば、言わずと知れた猫科の動物です。夏朝や修だって、いたずらに傷つけたいわけではありません。
しばしトラとふたりはじりじりと睨み合った後、やがて、
「……ふう。諦めてくれたようだな」
「うん。良かった……」
トラは興味が失せたようにふいと視線をそらすと、どこかへ行ってしまいました。
伊賀 解理
に
朝鳥 さゆる
、
白 真白
、
千歳飴 楓子
の四人が見つけたのは、なんとも不思議な光景でした。
「神殿……のようなものかい? これは」
「古代文明の名残、といったところかしら」
興味はないけれど、とさゆるは言ったものの。
それは確かに、たとえば古代ローマにでもあったならさぞかし映えたことでしょう、大きな大きな石造りの神殿跡でした。
入り口付近の土台には柱が立ち並び、なんとも荘厳な空気が漂っています。奥の建物の中には広大な空間が広がっていて、居住スペースとしても申し分なさそうです。造りもいかにも頑丈で、ちょっとした衝撃にはびくともしないことでしょう。
うむっとうなずいた解理は、一同を見回し、言いました。
「ここをキャンプ地とする!」
「「異議なーし」」
真白はびしっと、楓子はゆる~く手を上げて賛成。さゆるも手をひらりと振ったあたり、反対の意思はないようです。
そろそろ日も落ちてくる頃。今日のところはみんなで集めた木の実を食べてお腹を満たし、早めに休むことになりました。
「楓子ちゃん、楓子ちゃん。あれ、お願いしていい?」
「ん? ああ、いいとも」
真白の言うあれとは、楓子の持つろっこんのこと。
楓子は海賊船で見つけたコインの一枚を手にすると、真白の持つ木の実たっぷりのボウルへそれを投げ込みました……すると、どうでしょう。コインは一瞬のうちに、とろーり黄金に輝く、ハチミツへと変わってしまったではありませんか!
「これこれ! ありがとー楓子ちゃん♪」
「おやすいご用だとも。楓子にできるのはこのくらいだからな。本当にまったくもってまぎれもなく掛け値ナシにこれだけだからな。スマホもないし……あれさえあれば、楓子はどんな猛獣だろうと恐竜だろうとモンスターだろうと敵メカだろうと、やっつけてみせるのに……ああ、イベント報酬SSRカード……」
ゲームと現実をごっちゃにしている楓子をよそに、真白は絶品の甘味をぱくりと頬張り、う~ん甘い♪ と満足げに微笑みました。
解理は、やがて訪れる寒い夜を前に、たき火へ火をつけようと奮闘しています。
「今こそ僕のろっこんビームが役に立つときだ。ビームで火をつけたり、食材を調理したり。ビームがあればなんでもできる!」
などとビーム万能説をとなえつつ、愛しの『彼』の顔を思い浮かべて。ビーーーッム!
「うわぁっ!? しまった、僕の想いが強すぎて出力調整が利かない……!」
好感度の大きさに比例して強まるビームの調節に四苦八苦。積み上げた木切れの大半は吹っ飛んでしまったものの、なんとか一部に火をつけることには成功しました。
そんな中、さゆるはひとり、マイペース。柱と柱の間に、海賊船探索で手に入れたハンモックを吊るすと、葉っぱの毛布に身を包み、静かに身体を預けます。
(……誰かの腕の中でもなく、薬で泥のように眠るでもなく……こんなの、いつぶりだろう)
見上げた空には、たくさんの星たち。さゆるは、久方ぶりの清廉な夜を堪能しました。
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3人まで
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コメディ
冒険
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年07月24日
参加申し込みの期限
2018年07月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月31日 11時00分
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