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<零神探訪>青の幽玄(ブルー・アルカディア)
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●支度
サキリが偵察に出ている間、一行はそれぞれに村に入る支度をした。
あちらでは、ユチェンが
音海 なぎさ
にメイクされてくすぐったそうに身を捩る。
「あは、あはは! ブラシでこしょこしょするの、やめてー」
「じっとして。キミは顔が割れてるだろうから念のため変装したほうがいいよ」
「……村中が僵尸だらけなら、こっちがどんな格好してようが関係ないかもしれないけどな」
頬杖をついて見守るのは
夜海霧 楓
。
変装については、村の中にユチェンを知ってる奴が居て変に勘繰られても面倒か、とも思ったが、ユチェン自身がまんざらでもなさそうなので、なりゆきに任せることにした。
ユチェンの頬に刷毛でチークをのせながら、なぎさは嬉々としている。
「なにかに使えるかと思って化粧品セットを買ってきてよかった。可愛さなら任せて!」
こちらでは、紺地に金の刺繍のチャイナ服姿の
伏見 真
が、桃の巨木を見上げている。
「桃木剣は邪を払ういうやん。ホラゲ知識やけど、ジンさんもそう言うてたし、気休めって大事やんなぁ」
数本拝借させてもらいます、と木に手を合わせ、低い枝を数本手折って抱える。
振り向けば、ユチェンはなぎさの手によって、三つ編みを解かれ、マスカラや口紅を施されて、真と対なすような長い黒髪の少女に変身していた。
「ユチェンさん……!!」
恥ずかしさで顔を赤らめるユチェンとはまた違った意味で、真は頬を紅潮させる。
真自身も、性別を入れ替えて育てると丈夫に育つといわれて、女装で育てられた中性的な美人さんだが、ユチェンもなかなかの別嬪に仕上がっている。なぎさも自分の仕事にかなり満足気だ。
「どう? 可愛く仕上がったと思うけど」
「ええわぁ。そや、ユチェンさんにこれあげる」
先ほど手折った桃の枝を一枝手渡す。
「先尖らせたら武器にもなるんちゃう? 僕はいざっちゅーときにバサバサ叩くんに使うわ」
桃の枝を受け取ったユチェンは、上目づかいで礼を言う。
「ありがとう」
その姿のなんと愛らしいこと。
僵尸なんていややなあ、と思っていた真のやる気が、すこし上がった。
「生命の木と呼ばれる桃の木の剣かー。僕もつくろっと!」
桜庭 円
も握りやすそうな枝を体重をかけて折り、葉を打ち落とすとさらに二つに折って、武骨な二振りの桃木剣をつくる。
「んー、こんなかんじ?」
アチョーと構える円を横目で見て微笑み、
八神 修
も軍刀拵えの小刀で桃の枝を落す。
「神薙の桃木剣、ちょっと見せてくれないか?」
「いいわよ」
神薙 焔
が街で買った、飾り彫りされた桃木剣はよい見本だ。
修は小刀で桃の枝を削って剣らしく仕立て上げた。
志波 武道
は、桃の巨木の足元に空いた洞穴の中で、村への一本道ともいえる縄梯子をチェックする。
「コレ、いざという時の村から出る生命線だしな」
目視のほか、引いたり体重をかけて調べてみたところ、頑丈なつくりで今のところ心配はなさそうだ。
そのそばでは
新田 亮
が持ち物を確認している。
亮は、街を出る前に大通りを巡って、装備品の準備を念入りに行っていた。
双眼鏡はアウトドアの店で、メモ帳とペンとテープは文房具屋で、大型のウエストポーチと糸は雑貨屋で、空き缶はゴミ箱で、パンチグローブは裏通りの武器屋で、硬球はスポーツ店で。
大型のウエストポーチに硬球を詰め込み、他のものも身に付けたりポケットや鞄に仕舞ったりして、
「問題なし」
と点検を終える。
お団子頭に中華なへそ出し衣装の
屋敷野 梢
は、街で買ったロープをぐるぐる巻きにすると、にこやかに
如月 庚
に向かって突き出した。
「冒険にはロープはつきものですしねー。捕獲してよし、アドベンチャーしてよし!! 重いので、如月君持っててくださいね」
「おい……」
そう言いつつも、持ってやるところがやさしいリーダーである。
そうこうするうち、サキリが偵察から戻ってきた。
「瞬間移動と隠密行動でざっと村の各所を回り、スマホで撮影してきたよ」
タップする指先が指し示すのは、霧に包まれた陰鬱な村の内部。
時折、ピンボケ気味に僵尸の姿も映っている。見つかりそうになるとろっこんで瞬間移動し避けるということを繰り返して撮ってきた写真だ。
「縄梯子の先は、岩肌に掘られた部屋が連なった居住区になっているようだよ。僵尸は村のどこにでもいるみたいだった。固まって行動しているわけじゃないからその気になれば各個撃破できそうなのが救いかな。西と東に塔。村の北、居住区の最奥に閉ざされた扉があって、その奥には行ってない」
「その扉の奥が聖域なのでしょう。そのほかに、地下の墓室もあると思います」とジンが口を挟む。
「死者を生前の姿のまま墓室に安置する習慣があるそうですから」
「確かに、この写真……こっちも、地面に木の扉が嵌っているね。床下収納かと思っていたけれど、これが墓室への入り口ってことかな」
話をききながらペンを走らせていた焔が、出来上がった地図を皆に見せる。
「きいた話をまとめるとこんなかんじかしら?」
一番南側に入り口。
その先に『居住区』。居住区の横に『地下に墓室?』と書き込み。
居住区の東と西の端に『塔』。
最奥、北側に『聖域』という字と点線で囲まれた『?』が書き込まれる。
それを見て、サキリが頷く。
「大体そんな感じだと思う」
「偵察ありがとう」
梨香が、ぽんぽんとサキリの肩を叩いて労をねぎらう。
「さて。私たちにまず必要なのは、僵尸に対抗するための札や道具ね。全員での本格的な探索の前に、少数精鋭で居住区を探索。札づくりに必要な材料や僵尸に対抗できそうなものを確保しましょう」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
前回シナリオ
<零神探訪>紅燈火街(レッドランタン・タウン)
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
17人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年07月01日
参加申し込みの期限
2018年07月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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