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携帯戦記カプセルギア ねずみ帝国の侵略者!
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【とにかく壁をブチ抜け! 作戦】
壁裏、天井裏と次々にねずみたちの基地は沈黙していきました……が、いまだ床下大城塞は健在です。
ここは、グリフィーちゃんの出番でありましょう!
「さあて、仕上げといきますか! にんにんっ♪」
ノリノリでグリフィーちゃんこと五郎八お姉さんが操るのは、忍者型カプセルギア『
イヅナ
』。マットブラックな機体にスカーフで顔を隠した、隠密行動と奇襲に特化したギアです。
脚部の消音機能を活かして無音のまま城塞の奥へと潜り込むと、イヅナのしかける作戦に最適なポイントを探ります。
「い、いとでんわがきられたっちゅう! れんらくがとれないちゅうー!」
「まずいちゅう! だいピンチだっちゅう!」
「ちゅっ? いま、なにかとおらなかったかちゅう?」
しゅたたたた! という音すらもなく、イヅナがするりと潜り込んだのは、オモチャの鉄砲がずらりと並ぶ、どうやら武器庫のようです。
「ここなら基地を大混乱させられるし、武器も潰せて一石二鳥っと。よっし、いっくよ~!」
すっかりグリフィージスちゃんになり切ってノリノリな五郎八は、指を振り上げ、スマホをぺもっとタップ! 瞬間、イヅナの腰に据えられたランチャーから発煙弾がしぱしぱんと発射され、壁にぶつかり転がりました。
もくもくもくもく……たちまち噴き出した煙幕が、城塞へと満ちていきます。
「な、なにごとだっちゅー!?」
「かじだっちゅ! もくもくだっちゅう!」
「おっととと。ゴメンね?」
慌てて飛んできたねずみたちへは、煙にまぎれてするりと近づいて、ずばずばん! 二本の短剣が閃き、煙にまぎれて暗殺!
「もちろん、ほんとに殺したりはしないから安心してねー。ミネウチでござるよ、にんにん♪ なーんてね」
てへぺろ☆
ともかく城塞の奥で噴き出した煙はもくもくもくと広がって、ねずみたちをいよいよもって混乱させていくのでした。
『でんれーい! 煙幕作戦成功だよ~♪ このまま一気に押し切っちゃおう! にんにんっ』
「おっしゃー、来たぜ! グリフィーちゃんから伝令だ!」
待ってました! とばかりに、リョータは拳を握ります。
「いこうぜ! ハカセもよろしくなっ」
「う、うん。がんばるよ」
ハカセは博士で本当はヒロシですけれど、そんな呼ばれ方は案外、まんざらでもなかったりします。博士のギアマスターネームは、その名もドクトルF! 仲間たちのなかでもいわばメカニックなポジションなのです。
そんな彼がさっそくその手腕を発揮して、かたわらのアユムへと手渡したのが、
「いっけぇー!」
どかん! 『
ラズエル
』が撃ち放った、トランペット型の武器でした。
大音響が鳴り響き、城壁前に陣取ったねずみたちがいっせいにちゅうっと鳴いて、ひっくり返ってしまいました。驚いたのは、撃ったアユムのほうだったりします。
「す、すごい! ヒロちゃ……じゃなくて、ハカセ! すごいよこれ!」
「ラズエルのトランペットに少し手を加えて、周波数と領域を合わせて……ねずみが嫌がる音に変えたんだ。名付けて、ラズエルキャノンッ!」
「ら、ラズエルキャノン! すごいよ、本当にハカセみたいだね♪」
ちょっぴり胸を張って、メガネをくいと押し上げ誇らしげなドクトルF。もちろん自らも正義のカプギア『
アトラ・プロトタイプ
』を駆り、仲間のギアたちを援護します。
アユムとドクトルに負けじと、リョータも奮起!
「うおっ、撃ってきた! みんな『
イサリビ丸
』の後ろに隠れろー!」
今回のイサリビ丸は、ベースとなる海洋タイプのカプギア『キングシャーク』のパーツを多めにカスタマイズ。いわゆる原点回帰というやつです。
攻撃を受ければ受けるほどディフェンスが高まるボディの特性を活かして、壁の上からちゅちゅちゅんと飛んでくる小銃の雨からラズエルやアトラを背にかばい、がっちりガード! もちろん小さなダメージは蓄積していきますけれど、仲間たちの被害はずいぶん抑えられました。
「オレたちもやるぜ、タイラ!」
「だから、言われなくとも分かってる! 竜世!」
イサリビ丸の陰からしゅぱんと飛び出したのは、『
スターライトナイト
』に『
バルティーグル
』。いつものタイガー・アンド・ドラゴンなコンビ、リュウセーとplatも気合十分です。
platはバルティーグルをジャンプさせ、城壁前でふんばっているねずみたちを強襲しながらも、冷静に注意深く周りを観察します。
「ねずみたちの動きが鈍っている。どうやら策が功を奏しているようだな」
彼が先ほど洋子へ提案したのは、まず家全体の冷房の温度を下げること。そして、ワサビやハッカ、ミントなど、ねずみの嫌う香りの強いものを各所に置いてもらうことでした。リュウセーなどはめんどくさい作戦だなぁ、なんて言っておりましたけれど、なんだかんだで効果はバッチリ! でありました。
「……? なんだ、先ほどからなにか、目に……」
「ん? どうしたんだ、タイラ?」
と、そんなplatの視界へと不意に、不思議な映像が重なりました。正確に言えば、先ほど出発前にバルティーグルを見つめてからちらり、ちらりと、なにかが映りこむような感覚がありました。単なる錯覚かと思っていたのですけれど。
「これは……中の様子が……見える? いや、それだけじゃない……」
カプギアを通じて見えた映像は、A.I.C.O.にも映し出されています。けれどそれは申し訳程度の機能であって、決して鮮明なものではありません。
タイラが今見ているものは、彼がそうと自覚の無いままに発動した、彼のろっこんによるものでした。無機物との感覚の共有……バルティーグルの目に見えるもの、肌に触れる空気。踏みしめた床の硬さ。その場に自分がいるかのような臨場感……床下に立ち込めるほこりっぽい感触さえ、手に取るようにわかるのです。
「う……」
不意に、タイラの身体がぐらつきます。彼のろっこんは、発動していればいるほどに疲労が増していくようです。そうとは知らず、無自覚なままそれなりの時間が経っていて、既に無理がかかり始めているのでした。
バルティーグルと感覚を共有しながら、傾いていく自分自身の身体も感じて、少しばかり意識が遠のいて……。
「……!」
とん、と肩がなにかに触れました。とたん、心のなかに広がるのは、なんだか力が湧いてくるような、不思議な安心感。
タイラを支えたのは、竜世の肩でした。
「……っ」
竜世は、なにも言いません。彼はあくまでリュウセーとして、スターライトナイトを操るだけ……こんなにもぴったりとくっついているのに、気づかないはずはないのに。なにも言わず、支えてくれているのでしょう。
「ふん……」
ちょっぴりむっとしながらも、タイラもまた彼に肩を預けるまま。platとしての役割を果たします。
「竜世。真正面から突撃などバカのすることだぞ。左手はねずみたちの守りがいくらか薄い、ボクたちはあちらを狙うぞ」
「おう! って、バカじゃねえし!」
「バカだからバカと言ったんだ、ほら行くぞ」
「むうーっ、おぼえてろ!」
いつものやりとりを交えながらも、作戦は佳境へと進んでいくのでした。
「ドラゴンクローじゃ、壁の上のねずみまで届かねえし。メテオキャノンは溜めるのに時間かかるから、その間に攻撃されまくるときついんだよな……」
遠吠えをあげて小銃弾を弾き返すバルティーグルのうしろで、スターライトナイトは思案するように腕を組んでいます。
スターライトナイトの必殺の一撃なら、壁を破ることもできるかもしれません。ただ、それにはかなりの至近距離で、何度も撃ち込む必要がありそうです。
「おい竜世、なにをやってるんだ? 早く戦え!」
「近づきすぎたら、スターライトナイトが穴だらけにされちまうし……おっ、そうだ!」
platの抗議には肩をぐいぐい押してやることで答え、リュウセーはきらきらりんと良い笑顔で言いました。
「良太! 合体だ!」
「え、なに? 合体?」
ぽかんとしたのは、突然に呼ばれたリョータです。合体! なんとも男の子の心をくすぐってやまない素敵ワードですけれど、今はまったく寝耳に水です。
「防御のイサリビ丸に攻撃のスターライトナイトが乗っかって、あの弾幕を突破するんだ。一体攻撃だぜ!」
「なんだよそれ、竜世……おまえそれ……面白すぎるじゃん! 良いぜ、ドーンと来いっ!」
「おうっ!」
戸惑ってしまうのかと思いきや、ノリの良いふたりは一瞬で分かり合ってしまいました。
翼を打ってふわりと浮かび上がったスターライトナイトが、イサリビ丸のキングシャークのヘッドの上へ、がっしーん! 乗っかっただけですけれど、合体!!
「タイラ! 歩夢とハカセも、協力してくれ! 突っ込むぜ!」
今では馴染んだタイラと歩夢はさておき、実は今日会ったばかりだという博士までも、『そのほうがかっこいいじゃん』という理由で、リュウセーは当たり前のようにハカセ呼びです。なんだかまるで長年の親友のような接し方ですけれど、ドクトルFもまた当たり前のようにうなずいて、
「分かったよ、竜世くん! いこうみんな、竜世くんと良太くんを助けるんだ……!」
やっぱりすっかり、お友だちなのでした。
「リュウちゃんリョウちゃん、がんばって! タッちゃんヒロちゃ……ハカセくん、ねずみさんの攻撃からふたりを守ろう!」
「竜世のやつを守るのはシャクだが、仕方ない。分かった!」
ちゅんちゅん飛んでくる銃弾は、ラズエルのハカセカスタムトランペット、ラズエルキャノンとバルティーグルの咆哮が押し留め、弾き返します。
リョータはイサリビ丸ミギー、ヒダリーをクロスさせて掲げ、背中のスターライトナイトをガード。そのまま兵隊ねずみのふところまで駆け込むと、強烈ラリアットでぶおん! どかん!
「へへっ、どーだ! よーしやっちまえ……あっ! まずいぜ、竜世!」
と、リョータはふいにハッとして、リュウセーを振り返りました。
「ん!? なんだよ良太、どうしたんだ!?」
「イサリビ丸とスターライトナイトが合体したら、名前はなんて呼べばいいんだ!? イサリビーナイト? スターライト丸?」
ずるっ。platはずっこけました。
「なんでもいいから早くしろ! そう長くは持たないぞ!」
「分かってるって! やるぞ、スターライトイサリビナイト丸!」
「「「長い!!」」」
イサリビ丸に守られながら、ぐぐぐっと首をもたげて口のなかへ炎を溜めこみ始めたスターライトナイトの姿には、兵隊ねずみたちもちゅうっと悲鳴を上げて、
「や、やばいっちゅ! あれはぜったいやばいっちゅー!」
「たいひ~! たいひ~!」
「一点集中、ブチかませっ! メテオキャノン!!」
ちゅどんっ!! 炎の塊は城壁の壁にぶつかり、建材のプラスチック片や木片をばきばきと吹き飛ばします。もちろん一発では終わりません。二発、三発と続けざまのメテオキャノン!
その間敵の攻撃は、バルティーグルとラズエル、イサリビ丸の頑強な装甲に、アトラ・プロトタイプがガントレットでがきんと防御。ねずみたちを寄せ付けません。
やがて、
「……やったぜ!」
堅牢を誇ったねずみ帝国の城塞へ、ついにぽっかりと穴が開けられたのでした。
ねずみと人類の戦いは、いざクライマックスへ……!
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シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
ゲーム
定員
15人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年06月26日
参加申し込みの期限
2018年07月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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