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【2年遠足】行こう! 日光!
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●<日光・戦場ヶ原> その1
ミス研メンバーでの遠足のテーマを決めたのは、
ブリジット・アーチャー
が学校の図書館で見つけた、1冊の本だった。それ自体は徳川埋蔵金について書かれたという、珍しくはないものだけれど。
『何か手製の地図が挟み込んであったのよね』
『地図? ……って埋蔵金の? だとしたら興味深いわね』
ブリジットが見せたその本を、覗き込んだ
神野 美野梨
の口調は懐疑的にも、どこか面白がる響きも帯びている。それは反対側から覗き込んだ、
新井 すばる
の眼差しと同様だ。
――古い、けれども天眼鏡を使うまでもなく注意深く見れば、ただ古く見せようとしているだけだとわかる紙に書かれた、古い風合いの地図。そんな事はすばるにはもちろん、見つけた当のブリジットにだって解っていて。
『この地図、どうやら戦場ヶ原っぽいのよね。遠足で行くでしょう? だから――』
『なるほどね。普通に観光するよりは面白そうだ』
『確かに。色んな生物を見たいと思っていたけれど、それに加えて宝探しというのも悪くないわ』
そんな風に笑い合って、今日、3人は戦場ヶ原に立っていた。――本当に徳川埋蔵金が見つかるなんて思ってはいない、けれども敢えてこの『古地図』を作成した『誰か』の思惑に乗って、『宝』を探して歩くのは楽しそうだと。
ゆえに3人は改めて、『古地図』を前に考え込んだ。さすがは宝探しの地図と言うべきなのか、ただ単純に地図に従って歩けばいいというほど、単純には出来ていない。
『古地図』の一部をトントンと叩きながら、うーん、と美野梨が首を傾げた。
「このマークは何を意味しているのかしら……」
「次のルートへの目印……という訳でもなさそうね?」
『古地図』と実際の観光地図を見比べて、ブリジットもそう首をひねる。『古地図』に記された印の場所は確かにここで、けれども『宝』に繋がるような何かは一見したところではなさそうだ。
さて、と辺りをぐるり見回して、ブリジットは面白そうにすばるを振り返った。
「あなたはどう思う、すばるくん?」
「そうだなぁ……この辺は、観光スポットとして記されている場所、ではあるみたいだけれど」
それにひょいと肩を竦めて答えたすばるに、そうなのよね、と美野梨が少し残念そうに辺りを見回した。おかげで寝子高生以外もひっきりなしに行き来しているから、ろっこんを使うタイミングが少し、難しい。
『友との語らい』で鳥に話しかけて、宝探しに来た人がいないか聞きたいのだけれど――
「……! あそこに珍しい鳥が!」
きょろ、と辺りを見回して隙を窺っていた美野梨はふいに、目に飛び込んできた人影ならぬ鳥影に、はっ、と目を見開き観察を始めた。珍しい動物と見ると我を忘れるのは、生物部員のサガ――なのかもしれない。
だが、そんな風に珍しい動植物に目を奪われているのは、美野梨だけではなかった。少し離れたところで元気いっぱいに歩いてはきょろきょろ物珍しげに辺りを見回す
野々 ののこ
や、そんな彼女に何くれと説明をして歩く
佐藤 英二
もまた、同じ。
「わー! 真っ白な花がいっぱい咲いてるよ!」
「あれはワタスゲだね。花じゃなくて、タンポポみたいな綿毛なんだ」
そんな風に解説する英二に、物知りだなぁ、とののこが無邪気に感心した笑みを向けた。それに英二自身もほっこりと嬉しくなりながら、そんな事ないよ、と笑ってみせる。
現にワタスゲにしても、道中に見た他の動植物にしても、ののこに教えられたのは英二自身が遠足が楽しみで、野生動物とか見れたら嬉しいんだけどな、と事前に生息している動植物を調べてきていたからなのだ。そのおかげで、ハイキング中に偶然出会ったののこに動植物の事を教え、その流れで何となく一緒にハイキングしているのでまぁ、悪くはないというか幸せ気分なのだが。
(いや、調べたのはあくまで自分のためであって、別に野々さんのためではないというか……)
「ん? 何か言った?」
「いや! 別に!!」
誰にともなく言い訳のように、口の中でぶつぶつ呟いていた英二の声が聞こえたように、ののこがきょとんと振り返った。それにドキッと驚いて、思わず必要以上に両手を振って否定する。
きょとん、とそれにまた目を瞬かせたののこの肩をぽんと叩きながら、
上下 左右
が「ののの先輩」と声をかけた。
「先輩も写ります?」
「お! 写る写るー!!」
そうしてカメラを見せながら言った、左右の誘いにののこはぱっと顔を輝かせて、ぴょん! と嬉しそうに飛び上がって駆け寄った。折角だから、と手を引かれた英二も一緒に並んで、パシャリと1枚記念写真。
現像出来たら渡しますわね、と手を振って左右はまた、周囲の景色を撮り始めた。実は、戦場ヶ原に着いてからずっとだ。
見渡す限り一面の緑が広がる戦場ヶ原は、とてもきれいで気持ちが良くて。だから写真をいっぱい撮っておきましょうと、あちこちにカメラを向けて歩く左右に、通りすがりの
椿 美咲紀
が「良い写真撮れました?」と声をかけた。
後で寝子高新聞の記事にしたいからと、左右と同じくデジカメと、取材には欠かせないICレコーダーもしっかり準備してある美咲紀である。ゆえにどこか良い場所があればと、尋ねた美咲紀に左右は「そうですわね」と少し考えて。
「どこも素敵ですけれど、あちらの景色が特に良かったですわよ」
「あっち……ここ、かな? ありがとうございます!」
そう、教えてくれた左右の指さす方を眺めながらスマホの地図と見比べて、美咲紀はぺこりと頭を下げた。それじゃ、と互いに手を振り合って別れ、再び湿原を歩き始める。
実のところ、こういった湿地帯に彼女はあまり来たことがない。ゆえにどんな自然が広がるのか、行く前からワクワクドキドキと高鳴って止まらない胸の衝動のまま、あれこれと下調べをしたり、準備を重ねてきた。
先刻見たスマホの地図も、その一環。今日の服装だってハイキングに適した靴と服装を、と用意したものだし、お弁当以外に念のため携帯食料も準備したし、クマ対策に大きめの鈴をリュックヘも付けた。
あとは下調べした内容をスマホで見れるようにしたし、念のためにGPSで現在地が判るようにもしてある。我ながら、なかなか準備万端なのではないだろうか。
そう、大きく1つ満足そうに頷いて辺りの景色を眺めながらてくてく歩く、美咲紀の少し後ろを
椎井 莉鳥
もまた、動植物を見ながら歩いていた。
そうしながら、懐かしく辺りを眺めて呟く。
「ああ、ここ確かに行ったことあるわ」
子供の頃──8歳の時に莉鳥は、両親と夏の尾瀬に行ったことがあったのだ。その時は確か尾瀬の近くで一泊した後、この戦場ヶ原にも足を運んだ。
あれはちょうど今日みたいな初夏のことだったと思う。あの頃の自分はまだ小さくて、尾瀬でも戦場ヶ原でもすぐに歩き疲れてへとへとになって、半泣きになったのではなかったか――
そんなことを懐かしく想い、莉鳥は着実に歩みを進める。
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担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
学校生活
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年06月27日
参加申し込みの期限
2018年07月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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