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【2年遠足】行こう! 日光!
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●かき氷を食べよう! その1
天然氷で作られているというかき氷は、日光の名物の1つだ。その、他所ではあまりお目にかかれないスイーツをしゃくしゃくと食べながら、疲れが癒されますわ~、と
上下 左右
は目を細めた。あちこちをデジカメで撮影しながら、見事に戦場ヶ原のハイキングコースを踏破したのだから、全身に纏わりつくような気怠い疲労感があるのも当然だ。
いっぱい歩きましたわね、と思い返す左右の胸は、満足感でいっぱいだ。さらに、バスに乗ってやってきた日光市内で食べる、この天然水のかき氷が満足感を高めてくれる。
ゆえに左右は実に満足げに、イチゴ味のかき氷をしゃくしゃくと堪能していて。他の同級生はどんな様子だろうと、何となく巡らせた視線がふと、売店のお土産に留まる。
(そういえばお土産を買っていませんでしたわね)
戦場ヶ原ではハイキングに精を出していて、そんな余裕はまったくなかった左右である。余裕、というか景色を心行くまで堪能するのに忙しくて、正直ここまで思い出しもしなかった。
だが、気付いてしまったからには買わねばなるまい。より正確には、配るお土産も勿論欲しいけれど、自分用にもいくつか買っていきたい。
ゆえに左右はいそいそと立ち上がり、土産物の並んでいる辺りへと近寄っていった。うーん、と品揃えを眺めて小首を傾げる。
「何か良いものはありますかしら。鈴があれば欲しいですわ」
そんな左右の言葉を聞いて、同じくお土産を選んでいた
多喜 勇生
は、ほむ、とまた考え込んだ。鈴――鈴も悪くはないのかも知れない。
どんなヤツなんだろうな、とこっそり左右の手元を観察してみるが、少し遠くてよく見えない。女子の好みに合うならちょうど良さそうなんだけどなぁ、ともどかしさを覚えたものの、これ以上じろじろ見てたらちょっと不審者に思われそうだ。
諦めて勇生はまた、自身の目の前に並ぶお土産に集中した。――妹に買うお土産を探しているのだ。
妹に今日の遠足の話をしたら、『かわいいものを買ってきて』と言われてたたのだが、東照宮では見学に夢中で買うのをすっかり忘れていた勇生だ。そのままこのかき氷屋さんまでバスに乗ってやって来たところで、危なくその事を思い出し、こうして選んでいるのである。
――が。
「日光のかわいいものって、ご当地ゆるキャラとか猿とかかなぁ……」
どういうものが良いのか考え込むほど分からなくなってきて、つい困り切った呟きを漏らした勇生に、気付いた店員さんが「何かお探しですか?」と声をかけてきた。これ幸い、と妹の要望を伝えてみると、お薦めされたのは眠り猫のキーホルダー。
見れば実物よりもゆるい感じにデフォルメされてて、確かに女子向けでかわいいデザインだ。ならばせっかく薦めてもらったのだし、これにしよう、とお買い上げすることにした。
(気に入ってくれるといいなぁ)
妹の顔を思い浮かべて、どんな反応をするだろうとほっこりする勇生である。そんな勇生の買っている眠り猫キーホルダーを見つつ、
遠野 まほろ
はゆっくり、ゆっくりとかき氷を咀嚼していた。
かき氷は美味しいけれど、キーンとするのは苦手だなぁ、と思っているまほろである。だから急ぎ過ぎないように、でも溶け過ぎてしまわないように。
しゃくしゃく、しゃくしゃく。
(やっぱり冷たい……でも美味しい……)
んー、とゆっくり、のんびりとかき氷を味わいながら、私もお土産買わなくちゃ、とまほろは眼差しだけをお土産へと注いだ。祖父と祖母、従兄のお兄ちゃんへのお土産も買って帰りたいのだけれど、日光のお土産の定番はなんだろう。
あの眠り猫のキーホルダーは多分、日光らしい感じはするけれど、祖父母たちには難しい気がするし。否、
(おばあちゃんは喜んでくれるかな? でも、おじいちゃんとお兄ちゃんの分……)
どうしよう、と1人悶々と悩むまほろである。その空気に影響されたかのように、同じくのんびりとかき氷を食べて休憩していた
恵御納 夏朝
は、はッ!? と目を見開いた。
「しまった、お土産……!」
買おう買おうと思っていて、ここに来るまですっかり忘れていた。この後はバスに乗って寝子島に帰るスケジュールになっていたから、日光土産を買えるのはこれがラストチャンスだろう。
危なかった、と夏朝は慌ててかき氷を口に押し込んで、土産物屋へと走っていく。遠足楽しかったな、来年2年生になる皆も良い遠足を楽しめると良いな、とほっこりした願いに胸を暖めている場合ではなかった。
夏朝は並んでいるお土産の数々に視線を走らせて、どれにしようかな、と考え込む。ここに並んでいる分だけでも十分に種類が豊富で、簡単には決められそうにない。
お父さんとお母さんに送る分は、日持ちしそうなお菓子にしよう。あとはせっかくだから自分の分――お菓子じゃなくて、出来ればキーホルダーとか小物にしたいのだけど――
猫さんな物があったら買いたいな、と品揃えを眺めてみたら、さすがは日光と言うべきか、うっかり見損ねてしまった『眠り猫』のグッズが色々と並んでいた。わ、と嬉しくなってそれらを1つ1つ手に取りながら、どれにしようかな、と夏朝は幸せな悩みにふけり始める。
そんな風に、お土産を選ぶ慌ただしかったり、楽しげだったりする生徒たちもいるけれど、すでに買い物は終えてのんびりとかき氷を楽しんでいる生徒も多かった。
志波 拓郎
と
高梨 彩葉
もその1人だ。
「いただきます」
「いただきまーす」
2人そろって運ばれてきたかき氷に手を合わせ、早速スプーンを手に取る。天然氷というだけでも心躍る響きだというのに、ましてその天然氷で作ったかき氷なんて、絶対に美味しいに決まってるではないか。
そんな期待に胸を膨らませて、頼んだのは拓郎が夏みかん、彩葉がいちごのかき氷。
カシュカシュと口の中に含んで咀嚼して、その味わいに2人で大きく目を見開く。
「おいしい、これが天然氷……!」
「うん! 美味しい!」
もうすぐ夏だからか暑いから喉が潤っていくよー、と彩葉が感動の声を上げた。拓郎もまったく同じ気持ちで、無言でこくこくと頷くのみだ。
口当たりが柔らかいせいか、それとも暑くてのどが渇いていたせいもあるのか、かき氷を口へと運ぶスプーンの動きが止まらない。まるで何かに憑りつかれたかのように一心不乱に、しゃくしゃく、しゃくしゃく、しゃくしゃく、しゃくしゃく……
「ウッ……ゲッフゴッフ……!!」
「!? 拓郎、大丈夫?」
ふいに噎せこんだ拓郎に驚いて、同じく黙々とスプーンを動かしていた彩葉は慌てて彼の顔を覗き込んだ。背中をそっとさすったら、うん、とまだ苦しそうながら頷きが返ってくる。だがその表情はまだ苦しそう、というか痛そうで――これはもしかして、氷にあたったのか……?
ふとその可能性に気が付いて、彩葉は少しでも痛みを和らげられたらと、拓郎の頭にそっと手を伸ばした。そうして「痛いの飛んでけー痛いの飛んでけー」と呟きながら、なでなでとなでてみる。
そんな恋人の行動に、拓郎は嬉しいのと照れ臭いのが入り混じった、何とも言えない笑みを浮かべた。かき氷を一気にかき込んだせいで痛んだ頭も、おかげで少し良くなったような気がする。
へへ、と顔を見合わせ、笑い合って。微笑ましい恋人たちはまた、仲良くかき氷を食べ始めたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
学校生活
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年06月27日
参加申し込みの期限
2018年07月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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