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【2年遠足】行こう! 日光!
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●<日光・中禅寺湖> その5
遊覧船からの景色を堪能して、岸辺に戻った
御巫 時子
は
五十嵐 尚輝
先生をお昼ごはんに誘う事にした。実は一緒に周れた時のために、こっそりと先生の分のお弁当も持ってきていたりする。
「はい、先生。よろしければどうぞ……」
道すがらで見つけたボートハウスに腰を落ち着けて、時子はその持参弁当を五十嵐先生へと差し出した。驚いた風情で、とっさに、という様子で受け取った五十嵐先生にほっと微笑んで、自分の分のお弁当も取り出す。
凝ったものではない、いつも通りの、でもほんの少しだけ遠足しようなお弁当。初夏とはいえ湖畔は少し肌寒いから、温かいお茶を買って添えればますます良い感じ。
そんな風に用意したお弁当を前に、五十嵐先生と一緒に「いただきます」と手を合わせた。そうして湖畔の景色を見ながらのんびり、昼食を摂り始める。
良いお天気の、だが湖からの冷たい風も感じられる午後。昨年の横浜とは違って、観光地でありながら自然を一杯に味わえる遠足。
「横浜で尚輝先生とラーメン博物館をまわったのも、楽しかったです。今日も一緒に回れて楽しいです……」
ふふ、と思い出して微笑んだら、そうか、と頷きが返ってきた。それに、ああ良かった、と思う。
そんな風にほっこりのんびりと昼食を終えた時子と五十嵐先生は、また、今度は土産物屋の方へ監督に回るという先生に付いて、のんびりと歩き出した。どうせだから自分もお土産を買って行こうかな、と脳内で日光土産を思い浮かべる。
(何がいいでしょうか?)
さすがは日本有数の観光地、事前に軽く調べただけでも鱒寿司やカステラなど、美味しそうな土産に枚挙の暇がない。実際に店の品揃えを目にしたら、きっとなおさら迷うのだろう。
それも楽しそうですが、と時子はくすり、笑って五十嵐先生の顔を仰ぎ見た。
「尚輝先生はお土産何にしますか……?」
物によっては同じものを買いたいかも、という気持ちも少しばかりはこもった時子の問いは、だが道端から聞こえてきた大音声にかき消される。
「お腹すいたデス! お弁当食べたいデス! ゴーハーンー!!」
そう、高らかに小学生の主張を繰り返す
トワ・E・ライトフェロゥ
に、半ば耳を塞ぎながら
夜海霧 楓
はちら、と時間を確認した。確かに、いい加減に食事にしても良い頃合いだ。
とはいえ、彼らが今いるのは道のど真ん中、そもそも食事を摂るのに適した場所ではない。さらに言えば楓だって、トワのお守りばかりではなく、少しは日光に来た情緒を味わいたい。
ゆえに、
「飯を食うならここじゃなく、どうせなら展望台にでも行って食おうぜ」
「ハーイ! あ、お土産屋さんがあるマス。買って行かないのデス?」
提案した楓の言葉を、提案されたトワは思いのほか素直に手を上げて受け入れた。が、すぐに脇へと興味が逸れるのも、彼女らしい所である。
だから気ままに尋ねたトワに、楓は小さな息を隠さず吐いた。
「土産は帰る時にしてくれ。荷物になって仕方ないだろう」
「誰に買うマスか? トワはウイとー……」
「何で一緒に来てる犬杜に買うんだ」
楽しそうに思いつくままを口にする、トワへの楓の突込みが容赦ない。トワに振り回されてしまうのはこの性格のせいもあるんじゃ、とこっそり思ったりする
犬杜 初
だが、言わぬが花という奴だろう。
ゆえにアルカイックスマイルで沈黙を保ちながら、展望台はどっちだろうと辺りを見回した初の目に見るともなく飛び込んできたのは、少し離れたところに立つ土産物屋での賑やかな光景。
「うわーぁ、これ可愛い! これもキュート!!」
そんな、きゃいきゃいと賑やかな歓声を華やかに上げる
天馬 ひびき
に、当の土産物屋の店員さんもくすくす笑い。幾つかの店では微笑ましい――多分高校生とは見られていない――視線を向けられながら、おいでおいで、と手招きもされたりして。
「これね、日光名物。食べてみて」
「食べて良いの? ありがとう!」
その口調はあたかも『孫にお菓子をあげるおばあちゃん』のような響きを持っていたが、ひびきは気にした様子もなくぱぁっと顔を輝かせて、店員さんの持つお盆の上から試食のお菓子を1つ摘まみ上げた。ぱっくん! と元気よく口に入れて、驚きに目を輝かせる。
「おいし――い!」
「でしょー」
「うん! これ買うー! 全部くださーい♪」
ひびきの反応に、店員さんは誇らしげな笑顔でうんうんと頷いた。そうして剛毅な可愛らしい注文を聞いて、ありがとうございます、とこちらもにっこり満面の笑顔になる。
そんな風にご機嫌にあちこちのお店を覗いて、次から次へと気に入ったものを気前よく買いまくったら、気づけば足元にはお土産の山。それもけっこううず高く積み上がっていて、崩れないのが不思議なほど。
よいしょ、と持ち上げようとしてそれに気付いたけれど、後の祭りだ。
「あっ、重たい! どうしよう、ひびきピーンチ!」
「あらら……これは、ご自宅に送った方が良いんじゃないかしら……」
そこに通りかかった
久保田 美和
先生が「ほんとはダメよ」と言いながらひびきに声をかけた。えへへ、と照れた笑いを浮かべながら、そんな先生と一緒にひびきは、近くの配送もしてくれるお店にお土産の山を運ぶ。
「先生、ありがとー♪」
「どういたしまして。あまり買い過ぎちゃだめよ」
そうしてにこにことお礼を言ったひびきに、久保田先生は笑って手を振った。かと思えば、別のお店でまた困っている生徒が居るのを見つけて、慌てて走っていく。
そんな久保田先生を見つめながら、忙しそうだなぁ、と
薄野 五月
は細い息を吐いた。首尾よく久保田先生を見つけられたのは良いけれど、当たり前ながら先生なので、監督のお仕事でちょくちょく走り回って忙しそうだ。
あちこち走り回っていた久保田先生が、落ち着かなくてごめんね、と戻って来たのに、いえ、と五月は慌ててパタパタ手を振った。
「その、クラスが違うので行事とかは別ですけれども、みっちゃん先生と一緒に遊びたかっただけですから――あ、いえ、先生は遊ぶというより引率のお仕事だと思うので、お邪魔にならない程度にですけどね」
だから気にしないでください、と主張するのは、久保田先生を気にさせないように、という気遣いもあるけれど、五月の本心でもある。何しろ先生は仕事中なのだ、ご迷惑をおかけしてはいけない。
ゆえに、私もこうしてお土産を選んでますし、と手に持つお饅頭の箱を軽く持ち上げてみせると、久保田先生は「あら美味しそう」と目を見開いた。
「これ、このお店で売ってるの?」
「あ、はい、そうなんです。他にも色々あるんですが、やっぱりおまんじゅうが良いかなぁ、と思いまして」
思わぬ方向で食いついてきた、久保田先生にちょっと驚きながら、五月はそう説明した。妹と、従兄と、家族と……あと、近所のおばあちゃんに何が良いだろうかと、あれこれ見比べているのだと。
そう、説明しながらまた悩む五月の横で、気付けば先生も一緒にお土産を吟味している。生徒の見回りはドコイッタ。
(何やってるんだ、あの先生は……)
そんな久保田先生を遠くから見つけて、やれやれ、と
御剣 刀
は息を吐いた。展望台からの帰り道にたまたま通りかかってみれば、先生が本気でお土産と睨めっこをしているのだから、そりゃあため息を吐きたくもなるというものだ。
んー、と少し考えて、刀はやはり久保田先生に声をかけることにした。
「久保田先生、大丈夫ですか?」
「わ!?」
そうして声をかけた刀に、かけられた久保田先生があからさまに『ビクッ!?』と驚いて振り返る。ども、とそんな先生に頭を下げたら、「あ、あら、御剣くん」と安心したように大きく胸を撫で下ろしたのに、やれやれ、と苦笑した。
1年の時の担任で剣道部の顧問でもある島岡先生も色々と不安のある先生だが、刀にとって、この久保田先生は何かやらかしそうで別の意味での不安が拭えない存在だ。ゆえに、久保田先生の事も一応気にしておこう、いや多分きっと大丈夫だけど念のため……と、何とはなしに姿がないか、視線を配っていたのである。
まあ、生徒と一緒になって真剣に土産を選んでいるのが教師らしいかと言われれば大いに疑問だが、想像していたような惨事は起きていなさそうで良かった、とひとまずの安堵に胸を撫で下ろす。それから五月の方を見て、ども、とぺこり頭を下げ。
「これ、食べてみる? 美味いけど」
「はい……?」
「揚げ饅頭。わりといけるから」
いきなり手にしていた紙袋の中から1つ、まんじゅうを出して渡してきた刀に、渡された五月は戸惑いの声を上げた。そこの店で、と指さしながら刀が説明を始めたのに、なるほどー、と頷きを返す。
そうして、はむ、とかじり付いて「おや美味しいですね」と目を見開いた五月に、刀はうん、と頷いた。それからふいと視線をそらして、意識を向けたのはそこらに立ち並ぶ様々のお店。
(何か美味そうなものあるかな~)
この揚げ饅頭もそうだけれど、展望台からの道すがら、こうして行き会う店で美味しそうなものがないかと物色しては、気になった物を買って食べ歩いてきた刀である。そうして、これは美味しいな、と人に勧められそうな物があれば、途中で会った人にどんどん勧めて来たりして。
1人でのんびりするのも良いけれど、こういうのもまた楽しいよな、と思う。そんな風に独特にマイペースに、無事に岸に到着した
回田 はつな
と
水沢 榛名
もまた、心行くまで遠足を楽しみまくっていた。
スワンボートを後にした2人は何となく、賑やかな界隈へと足を向けて歩き出す。そうしながらも盛り上がるのは、やはり、先程の爆笑――否、爆走スワンボートのことだ。
あ~楽しかった! とはつなは満足そうな笑顔を浮かべる。
「榛名ちゃんマジ感謝!」
「なんのなんの。はっちんもお疲れ!」
「ありがと~! あ~、エネルギー使ったね~……ま、私こいでないけど」
「あ! そうじゃん!」
はっちんずるくない? と目を見開いてみせた榛名は、だがふと近隣の、寝子高生が多数いる土産物屋に気付いて足と口を止めた。あれでもない、これでもない、そっちが良い、あっちも良い、とあれこれ物色しているみんなの姿は、いかにも楽しそうだ。
ふむ、と榛名は呟いた。
「あたしも実家になんか送るかなぁ」
「そだ、私も家族に買いたかったの!ついてく~」
そんな榛名の呟きに、はつなが元気よく「はいはい!」と手を上げてアピールした。さすがに興奮し過ぎた反動でちょっとぼんやりしていたのだが、『お土産』と聞いてはぼんやりしていられない。
ゆえにそう声を上げて、「榛名ちゃんは誰に何買う予定~?」と尋ねながら、いそいそと後をついて行く。そうして並んでいる土産物屋の軒先を冷かしては、面白いものを物色してきゃいきゃいとはしゃぎ歩き。
剣に龍が巻きついていて、申し訳程度に『中禅寺湖』と書かれたプレートの付いたキーホルダーを見つけた時には、2人で「はっちん見て見てこれ!」「何コレ受ける!」と大笑いした。ひぃひぃとお腹を抱えて、痛くなるまで笑い倒して。
目尻に滲んだ笑い涙を拭いながら、榛名が言った。
「これ兄貴に送ろうっと。あとなんかお菓子とか!」
「いいね! お菓子もなんか、いいのが見つかるといいね~」
それにぐっと親指を立てて、はつなが全力で後押しした。それからその横にあった、同じく『中禅寺湖』というプレートの付いたピンクの四つ葉型キーホルダーを手に取る。自分も父親にこれを買って行こう、と思った。剣に龍ほどのインパクトはないけれど、これはこれで笑えるかも知れない。
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グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
学校生活
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年06月27日
参加申し込みの期限
2018年07月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月04日 11時00分
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