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【星幽塔】第一階層 いぬとねこのお上りさん!
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【『いぬねこ冒険記』は、とある人の優しさで】
「今日も気持ちのいい朝だニャ」
「昨日の料理は、本当に美味しかったわん。ごはんがおいしいのはとても幸せなことなんだわん」
今日も素敵な新しい朝。
そんな、のほほんとしたいぬねこ達が、身支度を調え再び椅子と机に着席した時、
「──まあ、またいぬさんねこさんに会えるだなんて!」
外が大きく見通せるドアの向こう側から、一人の透き通る金の髪をした
大天使 天吏
が、珍しい宝石のような双の灰色をした瞳で、こちら一同を目にしているところでした。
こちらの方に来た天吏に、いぬねこ達が『自分たちを知っている』と理解した瞬間、一斉にくんかくんかと鼻を鳴らします。
すると、何名かのいぬが『嗅ぎ覚えのある匂いがする』と答えました。
知っているひとは、いぬねこ達にとっても、みんな仲間。話と事情を聞いた天吏も、すぐにその輪の側に立ちました。
「いぬさん、ねこさん。ご飯はもう食べましたか?」
「これから何にするか悩んでいたにゃ~」
「それでしたら──私のおごりでいいですので、美味しいごはんとミルクとお水を」
「だ、駄目だわん! ご飯代はお金が掛かるって、昨日教えてもらったわん! お金なら少し残っているから自分たちの分は支払うんだわん!」
……等と、言っていたはずのいぬねこ達でしたが、
「わー! ごはんだにゃ~!(わーん!)」
天吏が『私も一緒に食べたいので』と注文し、出されたご飯を目の前にすると、いぬねこ達は、先程の言葉をすっかり忘れてしまった様子で、嬉しそうに目の前のご飯を食べ始めました。
その様子を微笑ましそうに見つめながら、天吏はこの世界について話し始めます。
いぬねこ達も改めて耳にしていた『この星幽塔は何層にも分かれていて、それぞれ全く異世界のようになっている』ことから始まり……
「この層は、サジタリオ城が魔物……怖い生き物が巣食っていたけど、もう大丈夫よ」
天吏の言葉に、いぬねこ達がご飯の手を止めて、ごくりと喉を鳴らします。
そして話の合間、ああ、そうだ……と天吏が思いついたのは、この第一階層という名の世界の中に『若返りの泉』なるものがあるということでした。
その名前を出せば、いぬねこ達からは『他の人から少しだけ名前を聞いたが、まだ行ったことはないから是非行きたい』という言葉。
「なら行きましょう。泉まで、少し不思議な鳥さん達が案内してくれるわ。
少し危ないけれども、冒険にうってつけだと思うから」
そうして、天吏はシャウラの泉の詳細について説明を始めました。
上空を毒の霧で覆っている密林の先にある神秘の泉。
水を掛けるまで案内出来る鳥が分からない不思議。
密林には、獰猛な虎がいると言います。
「ふ、不思議なところのお約束だけれども、と、虎は怖いわーん……!」
その語尾を大きく震わせながらも、同時に天吏の言葉に、冒険心がくすぐられているのも確かだったいぬねこ達は、その勇気を振り絞り天吏の後をついて、ついに酒場を出発したのでした。
「最初に探検しに来たときは、鳥ばかり見ていて地図がかけなかったから……いぬさん、ねこさん。危ない虎さんがいたら注意してね」
緊張に一同こくこくと頷くいぬねこ達。
さっそく見掛けた黄色く美しい鳥に皆でそっと水を掛ければ、一匹だけ色の変わらない本物のシャウラ・バードが、いぬねこ達と天吏を確認するように見つめてから、ゆっくりと促すように飛び始めました。
天吏は前回行えなかった分、急ぎながらも今回の目的でもある、明確なマッピングを行いながら後を追います。
その分、いぬねこ達より足が遅くなってしまっていますが、いぬねこ達もこっそり天吏に気付かれないように歩みを遅くしながら、皆一緒に行動していきました。
「もう少しで──」
不意にどこからともなく、獣の鳴き声が聞こえました。
「と、虎!? 虎だワン!!」
その言葉に、天吏が急ぎ辺りを見渡します。
「地図に記した、あの洞窟に入って!」
指示通り、いぬねこ達は、急いでもらい受けていた地図に印が付いていた、安全地帯の洞窟の中に飛び込みました。
そして、それを追い掛けようとしたシャウラ・タイガーといぬねこ達の間に割って飛び込んだ天吏は、そこで『魔星の力(てんびん座)』を借りて、強固なバリアを展開します。
バリアにシャウラ・タイガーが全力で激突することしばらく。
タイガーは、自らの力でボロボロになって、情けなさそうにその場から姿を消しました。
上手く洞窟内に避難していたいぬねこ達の目には、天吏が一人でシャウラ・タイガーを追い払ったその勇気や強さに、ただひたすら感動したのです。
そして──
「泉にゃーっ!!」
一気に開けた視界の中で、そこには文字通り密林の中とは思えない程の、透き通った水を湛えた泉がありました。
「たくさん汚れたから、皆で水浴びするワンー!!」
「ぁ……」
その呼び声に、いぬねこ達が一斉に泉に飛び込みました。
ここは若返りの泉──入ったいぬねこ達がどうなるか、一瞬とても心配となった天吏でしたが、
「何だか少し元気になった気がするワン。若返ったんだワン!!」
というくらいで済んだ所感に、天吏はほっと胸をなで下ろしました。
そして、いぬねこ達が遊んでいるその時間に、天吏は濡れや湿度に強い紙へと、こっそり何やら書き起こし始めたのです。
しばらく、無我夢中になって遊んだいぬねこ達が、天吏と共に満足した様子で城下町まで帰ってきました。
皆、毛並みがつややかで、しっかりと若返りの効果が伺えます。
「あの……いぬさん、ねこさん。これをどうぞ」
そうして、天吏は皆と別れる前に、いぬねこ達へと渡し物をしました。
「こ、これは……!!」
「すごいニャ! ぼくたちの冒険が書いてあるニャ!!」
それは──シャウラの泉に辿りつくまでの、いぬねこ達の冒険録を綴った天吏お手製の『冒険譚「いぬねこ冒険記」』でした。
これだけでも、先遣隊の情報としては非常に大きな成果です。
「これ、せっかく凄いのに、ねこの王さま達に提出するのもったいないにゃ~」
「えらいトップたちには『欲しければ写本でもするわん』って言って、こちらは思い出で残してもらえるようにお願いするわん」
先遣隊としては少しざんねんないぬねこ達ですが、それだけ自分達のことがしたためられている特別な内容が本当に嬉しかったのです。
そうして、
いぬねこ達は、酒場で天吏からもらった冒険譚と思い出をひしと抱き締めて。
それをテーブルの中央に置いて皆で振り返り堪能しながら、次の調査情報を待つことにしたのです──
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
冒険
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年07月03日
参加申し込みの期限
2018年07月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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