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【星幽塔】第一階層 いぬとねこのお上りさん!
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【皆知ってるしろねこさんと】
「あれは、素晴らしいお城だったワン」
「ねこの王さまのお城も大きいニャけど、『ひとサイズ』だった分、こちらのお城の方が大きかったニャ。
この違いを、報告書に図解してきちんと報告するニャー」
段々と居心地が板に付いてきた酒場の一角にて。
いぬねこ達は先のサジタリオ城の感想を語り合いながら、酒場の店主からご厚意でもらった紙に、ペンでミミズののたくったような線を引き始めました。
どうやら図解しようという魂胆らしいですが、しばらくしてどのいぬねこも似たような画力である事を理解すると、皆揃って沈痛な面持ちで、絵でその凄さを表すことを諦めました。
そんな中、ふと。
「あ、いぬねこさん! ひさしぶり!」
酒場の中を物珍しそうに見ていた一人の少女、
夢宮 瑠奈
が小走りにいぬねこ達のテーブルの方へと駆け寄ってきました。
そして、いぬねこ達の前で瑠奈はその違和感に首を傾げます。
「あれっ──あなたたちこんなに小さかったかしら?」
「わん、どなただわん?」
「……このひとも、他のひとと同じで、どこかで知ってるような気がするわーん」
「……そういえばあたし、ねこの姿でしか会ったことなかったっけ……」
いぬねこ達の世界では、瑠奈はいつも小さなしろねこの姿でした。
瑠奈が、それに気付いてもらう為にはどうすればいいかを思案する間に、星幽塔に来てから、知っているひとを判別する方法として少し学んだいぬねこ達は、一斉に瑠奈の傍に寄って、匂いをくんくんし始めました。
そして、その場の殆どのいぬねこが『あっ、知ってる!』という顔をします。
一緒に踊ったり歌ったりしたり。
太鼓を全力で叩いた後にハイタッチしたり。
焼き肉会場となった広場で、心に響くすごい歌を歌っていたこと。
メガホンで歌を歌っていて、凄い良いタイミングで風が吹いて祭が大盛り上がりした……等、
いぬねこ達の口にした目撃情報こそ様々に違うものでしたが、それは、それだけ瑠奈がいぬねこの世界に長く関わってきた証でもありました。
「良かったにゃ、助けてほしいにゃ。ここを案内してくれるひとを探しているにゃ」
いぬねこ達の姿を見て、今回も楽しくなれるといいな、仲良くなれるといいよね……そう思っていた瑠奈には、その言葉はとても嬉しいものとなりました。
「ん~……あたしもここに来るのは、ニ回目かな?
たまにうっかり迷い込んじゃう感じだよねぇ」
「でも『ニ回目』ニャ! 初めてなぼくたちよりも知ってるニャ!」
一同頷くいぬねこ達。
「よし、じゃあ今日はおねえさんも一緒にたんけんしよう!
──なんて、実はただあたしも色んな所知りたいだけなのよね」
そう言って明るく笑う瑠奈に『仲間!』という言葉を添えて。いぬねこ達はこれでもかと言うほどのスタンディングオベーションで瑠奈を迎え入れたのです。
「どこがいい? 武器屋とか防具屋とか?
あたしそれ系の道具は全く詳しくないけれど」
「犬のしょうぐんとねこの王さまからは『軍事状況について知りたいから、武器防具屋があれば必ず報告して欲しい』と言われたけれども、良く分からないから後回しで良いと思うわーん」
……この辺りからも、先遣隊の人選ミスが露呈した気配がしますが、それはそれ。基本、いぬねこ達が幸せであることがそのニ匹の願いでもあるため、きっと怒られはしないでしょう。
「楽器屋さんとかはあるのかなぁ?」
「楽器屋さん? この塔の中にもあるのかにゃ~?」
今回は、サジタリオ城下町のぶらり旅。
城下町の人が行き交う賑やかな道を、瑠奈といぬねこ達が歩きます。
「前にちらりと見たことがある気がするの。確かこっちかなぁ」
あちこちの道をうろうろしますが、いぬねこ達には最初の時のような不安はありません。今は、迷子になっても、一緒に迷ってくれる人がいるのです。
「そういえば、こっちの楽器はまだ買ってなかったなって思って──」
「あ、これかわん!? 何だかとてもキラキラしてるわん!」
道の曲がり角のお店にて、表にいくつかの楽器が展示されているお店がありました。瑠奈共々、いぬねこ達は足を止め、その楽器達に目を釘付けになりました。
「欲しいワン! これはお土産にしたいワン!」
「星幽塔の楽器って寝子島と少し違うから……。高いかなぁ? 高くなかったらあたしも買おう」
そう言って皆でお店の中に入り、あちこちに宝石のように飾られている楽器を目に留めます。
「そういえば、いぬねこさんたちはあたらしい楽器扱えるようになった?」
その問い掛けに、一同が首を横に振ります。
瑠奈はそこで少し考えてから、一つの楽器を提示しました。
「弦楽器とか、つめを器用に扱ったらいい音出そうなきがするよ。ほら、こんなのとかどう?」
それは、いぬねこには大きめサイズとなる、人間サイズで丈夫そうなギターに近い形状の楽器でした。
それを身体の小さないぬねこが弾けば、きっと、ひととはまた違う音楽が奏でられることでしょう。
「凄いにゃー……! これをお持ち帰りして帰りたいにゃ……!!」
「あたしはあんまりお金持ってないから、買い物するなら物々交換とかになるかしら?
受け付けてくれるのかな……出せるのはきっとバッジとかシュシュとかだけれど」
「あ、お金ならあるわん! ここで『あるばいと』というのをして、皆で稼いだお金があるわん!
これ買うのと一緒に、ここで、るなに今までのお礼をする時が来たんだわん!!」
「ルナになら、これとかきっと似合いそうな気がするんだニャ!」
いぬねこ達は脇目も振らず、今までのお礼とばかりに、働いた全員のお給料の半分で、瑠奈に弾き語りの出来るリュートを、一方的にながらも想いを込めてプレゼントしたのでした。
他にも街を歩き、たくさんいぬねこの国のお話も交えて会話が弾みます。
そうして、とても素敵な街歩きを体験して、いぬねこ達は深く瑠奈に感謝を伝えたのでした──
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
冒険
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年07月03日
参加申し込みの期限
2018年07月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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