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「物騒な物は排除させてもらう」
徐々に落ち着き出した煙の向こうで、八神が大きく息をついた。
彼のろっこん『分解』は、精神を集中できるのなら、触れることなく見るだけで対象物を分解できる。
自分自身が激しい戦闘の渦中にいるなら無理だが、外から見ている分には発動可能だ。
「お前のろっこんのほうがよほど物騒だろうが!」
「逃さんぞ、悪党。恵御納、今だ!」
「……うん」
ザ・ストレイトは、拘束から逃れようと豪腕を振るうゴアラ男の腕を離さずに指示を出す。
すかさず、恵御納はねこシールを放った。
「何か知らんが、受ける義理はない!」
「な……!」
ザ・ストレイトが驚くのも無理はなかった。
ゴアラ男は、拘束された右腕はそのままに指先だけ曲げて、左指を鳴らした。
発射された何かが、空中でねこシールを撃ち落とす。
さらに左拳でザ・ストレイトの左肩を突き、たまらず力が抜けた隙に拘束から抜け出して、距離をとった。
瞬きする間に起こった出来事だった。
ゴアラ男は右の人差し指を拳銃のように向けて、狙いをザ・ストレイトに定める。
「お前らはあなどれん。ここから先は油断しない」
指を鳴らすとともに、飛来する見えない弾丸。しかも、可能な限りの連射。
指パッチンの音が、規則正しく室内にこだまする。
後にも先にもゴアラのお面がここまで凶悪に見えたことはない。
まさに大怪獣そのものだ。
なりふり構わず床を転がり、近くの黄金柱に隠れるザ・ストレイト。
ゴアラ男もまた柱の影に身を潜める。
「……一人ずつなぶり殺しだ」
「そうはさせない」
旅鴉の声がきこえたその時、金の延べ棒の柱がこつ然と消え、ゴアラ男はその身を晒していた。
「ッ! なんだこれは!」
お面をかぶっていなければ、きっと目を大きく見開いた顔を拝めたに違いない。
間髪入れずに恵御納が『重く軽く』を発動。ねこシールを飛ばす。
しかし、恵御納自身の射撃能力の低さとゴアラ男の素早い回避行動によって、命中しなかった。
消えた柱の側には、鳥の絵が描かれたメモ用紙。
旅鴉のろっこん『絵空事』によって、延べ棒の柱を封印して消したのだ。
この部屋に入った時点で、旅鴉は事務室で描いた『絵』を何枚か床においていた。
そして柱の影から進化能力である引力を用いて、ゴアラ男のいる柱まで動かし封印する。
そもそもはどのような状況になっても罠として利用できるだろうと考えての作戦だったが、このバトルフィールドには最適だった。
ゴアラ男は柱が消えた後に残された紙に注目し、うめき声を上げる。
「……その床にある絵が仕掛けか」
再び、ゴアラ男が隠れていた柱が消える。すぐさまねこシールが飛ぶが、またかわされた。
逆に見えない弾丸が恵御納をおそう。
しかし、その射撃は射線上に飛んできた薄い金の延べ棒を弾き、あらぬ方向へ着弾した。
「あの弾は俺ができる限り撃墜する。恵御納は落ち着いて『狙う』んだ」
「……ありがとう、八神君」
八神はゴアラ男の指が指し示す方向と指パッチンの音のタイミングを正確に読み、金の延べ棒を射線を遮るように投擲したのだ。
目に見えない上に高速で飛来する弾丸を遮るのは、本来かなり難しい。
しかし何度も観察することで、指を鳴らした音の直後に、弾丸が射線のどのあたりを通るのか、かなり高い確率で予測できるようになっていた。
後は、障害物を正確に射線上へ投げ入れることができるかどうか、だけ。
観察力と分析力に定評がある、八神ならではの防御法だった。
しばし、奇っ怪な銃撃戦が展開された。
金の柱が消えると同時に、ねこシールと見えない弾丸、金塊が飛び交う。
ほぼ膠着状態だ。
どちらも決定的なミスを犯すことはなく、お互いに隙を見いだせなかった。
「まったく厄介な奴らが集まったものだ」
「もう降参したらどうだ。どうやっても逃げられないと思うが」
ゴアラ男のぼやきにも似た言葉に、八神が投降を呼びかける。
「そういうわけにもいかん」
「そうか。……なら、仕方がない」
悪の信念か。それとも意地か。
提案を蹴ったゴアラ面の男に対してどう思ったのか、八神は何かを払うように幾度か首を振り、隣の柱に隠れている旅鴉に合図した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿都
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年05月30日
参加申し込みの期限
2018年06月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年06月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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