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薔薇色の休日
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【ひと時の安らぎを求めて】
薔薇園の中にあるカフェは店内だけでなくテラス席もあったが、それでも空席は無いほどに盛況だった。
やはり一押しである薔薇を使ったデザートやお茶を楽しんでいる客が多く、
後木 真央
もそんな内の一人だ。
「ここの記事を書けば女子のハートと胃袋を鷲掴みなのだ♪」
新聞部員として薔薇園の記事を書こうと思ってやってきた真央だったが、メインの薔薇を差し置いてカフェに直行。
薔薇ジャムがたっぷり挟まった苺のショートケーキとローズティーを前に、零れんばかりの笑みを浮かべて幸せをかみしめていた。
何せ真央は猫を追いかけて養った……もとい、陸上部で鍛え上げた健脚を発揮して九夜山の方にある猫鳴館から星ヶ丘の薔薇園まで走ってきたのだ。
腹が減っていては戦は出来ぬ!
というわけで、カフェの取材は他の何よりも優先されたのである。
「運動の後の甘いものは最高なのだ。口から鼻からバラの香りいっぱいなのだ♪ このジャムトーストに付けてもリッチ気分を味わえそうなのだ~」
口いっぱいに広がる華やかな香りと甘酸っぱい味に、思わず足をばたつかせながら喜ぶ真央。
そんな彼女の様子にくすりと小さく笑みをこぼしたのは相席していた
八神 修
だった。
「後木は本当に美味しそうに食べるな」
「だって本当においしいのだ~♪」
男が一人でケーキと紅茶を楽しむのもなんとなく気恥ずかしくて、出来れば隅の席でひっそりと隠れるように過ごしたかった修だったが生憎と混みあった店内では希望が適わなかった。
そこに丁度やってきたのが真央だ。
同じ新聞部、そして猫を譲り受けた経緯もあって縁のある真央と偶然出会えたのは修にとって幸いだった。
持参した生物の参考書のページを繰りながら、修はローズティーに口をつける。
芳しくも優しい薔薇の香りは先日の
とある事件
で傷ついた修の心を癒してくれる。
(……忘れよう、忘れよう。あれは現実じゃないんだから)
何もつけていない自分の手首に視線を落とし、修はそう自分に言い聞かせる。
あれ以来、修は腕時計が身につけられない。
正確には腕時計に限らず、手首に巻くもの全て。
もっと言うなら、手首を固定される感触が駄目になっていた。
その感触はあの日の出来事を、あの卑猥なイメージを鮮明に思い出させる引き金になっていた為だ。
(少し勉強したら薔薇を見に行こう。そうすればもっと安らげるかもしれない)
修の言う少しとは実際には数時間みっちりだったりするのだが、それはさておき。
同じ頃、カフェに来ている寝子高生は真央と修だけではなかった。
「刀殿は今日もまた両手に花で御座るな」
「……誤解を招くことを言わないでくれないか、夏神」
同じ学生支援部に所属している
夏神 零
と遭遇した刀は開口一番に言われた台詞に頭を抱える。
薔薇ジャムを使ったケーキとローズティーを3人分頼み、海と千歳の間に流れていた微妙な空気もようやく緩和されてきたのだ。蒸し返されたら堪らない。
「おっと、これは失言だったか。すまぬすまぬ」
くすくす笑う零もまた刀達と同じローズティーに口をつける。
テーブルの上には薔薇色のリボンが巻かれた包みが一つ。
「それ、誰かの土産か?」
「うむ、ここで出している茶の茶葉じゃ。本当なら一緒に来たかったんじゃが、都合が合わなくてな。あとでケーキも買って家で振る舞うつもりじゃ」
零は少し寂しげに笑ってリボンを撫でる。
それでも想う相手が土産にどんな反応をするかと考えれば気持ちが沈むことは無かった。
「そうか、次は一緒に来れると良いな」
「ああ」
刀の言葉に笑顔で頷き、零は席を立つ。
二人がそんなやりとりをしている横で、海と千歳は噂の薔薇について話していた。
「不思議な薔薇って、今噂の?」
『そう。ふしぎなばら、かいてみたい』
(本当ならスルーしたかったんだけれど……)
千歳が乗り気ではない理由は、彼女が耳にした薔薇の噂にある。
『触ると色が変わる不思議な薔薇』
『何色に変わるかはその人次第』
『もしかして気持ちに反応してるのかも?』
少し秘めたものがある千歳としては薔薇が何色に変わるかを誰かに見られることに抵抗があった。
しかし刀も薔薇に興味があるようで、ケーキを食べ終わったら見に行くことは避けられそうにない。
(……妙な色にならなければいいわね)
心の中で祈りつつ、千歳は緩慢な動きでケーキにフォークを突き刺した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
本条小鹿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月07日
参加申し込みの期限
2013年07月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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