ねこじま魔法少女大戦３（ドライ）～聖なるコケシ攻防戦～｜リアクション

ねこじま魔法少女大戦３（ドライ）～聖なるコケシ攻防戦～

　小田切巻奈と白真白は神殿内にて偶然出会い、意気投合（？）していた。
「真白ちゃん、かわいい、かわいい……！」
「巻奈ちゃん、ちょっと、近いよぉ……」
　小田切がロリ巨乳の白に鼻息を荒くしながら迫っていた。
「ここは天国ね……！　魔法少女世界、サイコー！　あらゆるものが可愛すぎるわ！」
　ショートカットの巨乳美少女の彼女は変態だった。
　完全に変態だった。
　小田切の『可愛い』の基準は、かなり逸脱しており、アメーバでもクリーチャーでも彼女の琴線に引っ掛かれば、全て『可愛い』とみなされる。
　困っているのは白だ。
　いきなり鉢合わせしたと思ったら、やたら抱き付いてくるのだから。
「う～ん、あらあらうふふなお姉さんの方がいいなぁ～」
「あら、真白ちゃんは甘えたがりなのかしら？」
　小田切の目が怪しく光る！
　よもや、初対面の相手が年下だとは思っていない白、ありのままを告白する。
「うん、お姉さんに甘えて、色々お世話されたい！」
「可愛い……！　それじゃ、私をお姉ちゃんだと思って甘えていいわよ！」
「えっ！？」
　小田切、両手を広げて受け入れ態勢万全。
　まさかのお姉ちゃん宣言に、一瞬戸惑う白。
「いや、さっきから抱き付いてるよね？」
「それとこれとは別よ！　今から私は真白ちゃんのお姉ちゃんだから！」
　くわっ！と目を見開く小田切。
　なるほど、こいつは相当振り切ってやがるぜ。
　それに対して、白は頭を下げて答えた。
「あと10歳くらい年上だったら！　ごめんなさい！」
「そんな！？　でも可愛い！！」
　小田切、結局、白に対してセクハラ敢行。
「わー！　愛情表現激しすぎだよぉ！　誰か助けてー！」
　困り果てた白が助けを求めて叫ぶ！

ドドドドドドドドド……！

　地響き！？
　これは、まさか地下から！？
　その時だった！