ねこじま魔法少女大戦３（ドライ）～聖なるコケシ攻防戦～｜リアクション

ねこじま魔法少女大戦３（ドライ）～聖なるコケシ攻防戦～

「ＺＥＥＥＥＥＥＥＥＥＮＮＮＮＮＮＮＮＲＡＡＡＡＡＡＡＡＡＡ！！」

　尾鎌蛇那伊が地下から螺旋高速回転で飛び出してきた！
　その姿、完全にやべー奴であった。
　頭に一角獣めいた螺旋状の巨大な角！
　血で汚れたメンポ！
　身に付けているのは、その２つのみ！
「ドーモ、ハジメマシテ。マッパニンジャの漸羅です」
　漸羅は股間の巨大なドリルを回転させながら合掌して御辞儀をした。
「ドーモ、漸羅＝サン。マシロです」
　白がこれに反応して挨拶。
　まるでニンジャのようだ。
「フフフフフ！　本来ならば地中深くでザゼンを組んで策をめぐらすところであったが、百合のオーラを感じ我、顕在！　その魔力、我に捧げよ！」
「真白ちゃん、逃げて！」
　小田切が白を庇って漸羅に立ちはだかる！
（こ、怖い……！　こんな変態相手に、私、どうすれば……！？　でも真白ちゃんは助けないと！）
　恐怖で足が竦む小田切に、白は……。
「うん、わかった！　ありがとう！」
　めっちゃ懸命に逃げていた。
「ちょっと待ってぇ！？　そこは助けてくれる場面じゃないの！？」
「ふん、まぁ、貴様でも魔力の足しになるであろう」
　股間をギャルルルルルと高速回転させつつ、小田切ににじり寄る漸羅！
「いや……！　私、この世界に迷い込んできたただの女子高生よ！？　アンタみたいな訳の分からない化物に乙女の純潔を捧げるなんてまっぴらごめんだわ！」
　小田切は相手の股間に向けて、足元にあった瓦礫を思いっきり投擲！
　瓦礫は見事に漸羅の股間の根元に直撃！
　男の泣き所にクリーンヒット！
　だが、漸羅はたじろぐ素振りすら見せなかった。
「駄目だな、全然駄目だな！　我が股間の宝玉は、義雅怒利瑠駆辣射（ギガドリルクラッシャー）にて既に格納済み！　物理攻撃は無効でござる！」
「格納って意味わかんないわ！」
　大丈夫、乾物も分からないから！
「それだけにあらず！　我が忍術は捕縛にも優れているぞ！」
　漸羅は背中から無数の触手を顕在させると、小田切の肢体に巻き付かせて拘束！
「きゃああ！？　いやだ、これ、気持ち悪い！」
「フフフフフ！　さぁ、股を開け！　これからお前とのドッキングミッションを開始する！」
「いやあああああ！！！　キメ顔で言わないでー！！！」
　無力な女子高生はこのまま蹂躙されてしまうのか？？
　皆さんも、そう思いますよね？
　ですがここは魔法少女の世界。
　愛と勇気を持つ者が、未知のマジカルエネルギーを得られるのだ！
「うああああ！　私は無力！　この可愛くない醜い争いも止められない！　どうして！？　可愛い子たちに逃げられてドッキングミッションに挑むなんて頭がおかしいわ！　私は、私は！　力が、欲しい！　可愛いを守れる大きな力を！　私は、可愛い女の子とか男性とか！　つーかぶっちゃけ、可愛ければ動物でもアメーバでも尊い！　とにかく私は可愛いを性的に愛してる！　具体的に言えば、真白ちゃんの可愛いロリおっぱいを左右交互に刺激したい、性的な意味で！」
　もうおしまいだ、と小田切がステバチになったその時！
　彼女の（変態的な）愛と（その愛をこの場で告白する）勇気が、彼女のろっこんを覚醒させ、新たな魔法少女を生み出した！

「魔法少女プリズム★マキナ！　リング・イーン！」