ねこじま魔法少女大戦３（ドライ）～聖なるコケシ攻防戦～｜リアクション

ねこじま魔法少女大戦３（ドライ）～聖なるコケシ攻防戦～

【なんやかんやで最終決戦です】

　ラスボス２体がいる祭壇に到着したのは、ブレードマニアとペットのたまちゃん、白真白、魔法少女プリズム★マキナ。
　そして、こっそりと小さくなって侵入した紅背（ホンベイ）である。
「なんかすごい事になってるよ！？」
　白はいち早く到着し、ヤガ＝ミンとラブを見据える。

　そこへブレードマニアと何故か首輪装着で四つん這いで入場するたまちゃんがやってくる。
　白はブレードマニアに挨拶をした。
「ドーモ、魔法忍者少女ツクモスリッターです。お願い、話を聞いて！」
「ドーモ、魔法忍者少女ツクモスリッター＝サン。ブレードマニアです。話とは？」
「わんわんわん！」
　遂にたまちゃんは人語を放棄したようだ。
「私はニンジャと魔法少女のハーフ！　こんな戦いは無益だよ！　今すぐやめて、御神体を封印しよう？」
　ツクモの言葉に、ブレードマニアは鼻で笑って一蹴した。
「俺はイクサを求める。そのふざけたコケシを破壊して、俺は戦に明け暮れる日々に戻るんだ！」
「そんなの駄目だよ！　あんなひどい目に遭っても、まだそんなことを言えるの！？」
　黒き魔法少女Noir（ノワール）の触手攻めガンギマリの様を見て、ツクモは切実に訴えた。
「あの御神体を封印すれば、もっと仲良くなれるのに！」
「言いたいことはよく分かった。だが、ニンジャと魔法少女のハーフなのに、御神体を見ても平気なのか？」
「えっ？」
　ツクモは改めてまじまじと聖なるコケシを見詰めてしまった。
「しまった！　そんなこと言うから直視しちゃったよぉ、はぁぁぁん……♪」
　ツクモの表情が途端に蕩けて、腰砕けになってしまう。
　身に付けているオムツから湯気が立ち上る！