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【中間テスト】一夜漬け狂騒曲 ~寝るなよ? 絶対寝るなよ?~
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【5】
コーヒーを飲むとテンションがおかしくなる。
そんな事象が徐々に星ヶ丘寮のラウンジに広まりつつあった。
新井 すばる
は脂汗を顔面の汗腺という汗腺からダラダラ流していた。
「いや、ふざけてるわけじゃないよ。アー! エァー? アー!!」
「なんで全部同じアーの発音になるわけ? カタカナ読んでるんじゃないんだから、そんなアクセントで世界に通じると思っているの!?」
新井の発音の悪さに怒り心頭の
ブリジット・アーチャー
。
彼女の手元にはコーヒーが!
「Oh you silly boy.DO NOT make me tired!」
ブリジット、流暢な発音で新井へ駄目出し。
これに新井は困り果てたと言わんばかりに背を丸めた。
「ちょっと待って、ブリジットさん。今夜はいつにも増して厳しいなぁ。何だか目も座ってるし……」
「私の教え方に文句があるの!?」
猛獣のごとく吠える金髪米国少女。
どうやらブリジットの怒りの炎に油を注いでしまったみたいだ。
「い、いや、文句はないよ。教えてもらってるんだし感謝してるよ、もちろん」
新井の弁解に呆れたようにブリジットは溜息を吐いた。
「すばる、同じ日本人でも月は、ちゃんと発音できてるじゃない。文法以前の問題だわ」
「アーチャーさんの教え方が分かりやすくてありがたい。感謝している」
桜 月
はスラスラとネイティブな発音で英文を読み進めていくではないか。
「……結構スラスラできるんだね、桜さん……!」
新井、この時点で自分の立場をようやく理解した模様。
(ボクは二等兵、ブリジットさんは大佐、そして桜さんはあの実力だと少佐クラス! ……あ、ボク逆らえない!!)
「ほんと桜さんは完璧だね。ボクもそうなりたいなぁ」
「なりたいのではなく、なるのよ、すばる! さぁ、月の発音を真似るのよ!」
コーヒーを口にしたブリジットの激が飛ぶ!
しかし、これに新井は戸惑うばかり。
「簡単に真似てっていうけど、一朝一夕で発音はできるものじゃ、あ、いえ、口ごたえじゃありません……」
こうして、ひたすら新井は『R』と『L』の発音の違いをひたすら体に覚え込まされていく。
「……アーチャーさん、今夜はありがとう」
突然、桜がぺこりと頭を下げた。
「どうしたの、急に?」
「アーチャーさん、実は私は悩みがあるんだ」
桜は手を止めて悩みを吐露し始める。
「お祖父様、お祖母様以外の人と一緒に居る事に慣れたわけじゃないけれど……。今は1人でいる事が怖い。最近の出来事から、自分の影に何かあるんじゃないかって疑問が止まらない……」
「具体的にどういうことがあったのかしら?」
ブリジットの問いに、憂鬱な表情で桜は答えた。
「ある日の夜、妙な足音に追われて必死に逃げたのだが、足がすくんで動けなくなったんだ。私は必死に『動け、動け』と心の中で念じた。すると、気が付いたら数十m先の道端の民家の壁まで移動していたのだ……」
寝子島にキョンシーが現れた夜の騒動
にて、彼女の恐怖体験が今も尾を引いていた。
実は先の怪現象は、彼女のろっこん『月影の死神(グリムリーパー)』が作用したものなのだが、桜は自身のろっこんを未だ認識していない。
「だから今は、近くに人がいると安心する。今夜の勉強会も、実は1人でいる恐怖心に押し潰されそうだったのでアーチャーさんに頼み込んだわけだったんだ」
桜の独白を聞いてしまったブリジットは、なんと号泣していた。
「月……、安心して!! 今夜は一緒にいてあげるわ!」
桜の手を取り、わんわんと涙を流すブリジット。
これもコーヒーの効果によるものなのだが、彼女たちはそれを知る由はない。
そこへ発音練習に堪えかねた新井が具申する。
「はい、アーチャー大佐! すばる二等兵申告!!」
「申告を許可するわ、ちくわ二等兵!」
「ハッ! 明日のテストでありますが、全てペーパーテストなので発音練習は今すべきではないと思われます!」
この進言にブリジット、再び激怒した!
「ちくわ二等兵!! 上官の方針に逆らうというの!? あなたは発音からやり直しなさい!」
「いえ、まさか、決して大佐の方針を批判しているわけでは!」
新井が必死に弁解した甲斐があったせいか、なんとかブリジットは落ち着きを取り戻した。
「さ、桜少佐? それでも、テストに発音問題なんて出ませんよね?」
藁にもすがる思いで新井は桜に同意を求める。
だが、桜はきっと厳しい顔をしてこう返した。
「少佐ではない、私も大佐だ。それに発音は疎かにできないと思うのだが……?」
「即答ありがとうございます。よし、味方ゼロ……!」
新井、白目を剥きながら発音練習を再開。
「新井さんは苦労しているようだな……」
必死にアッー、アッーと発生する新井に憐憫の眼差しを送る桜。
「あのちくわはひとまず放っておいていいわ。それより、古文を教えてくれないかしら?」
ブリジットの頼みに二つ返事で桜は承諾する。
「いいだろう。私が分かる範囲内で先生役をしよう」
こうして、ひたすら発音練習する新井を放置する形で古文の勉強を執り行われるというシュールな光景が完成した。
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担当ゲームマスター
焼きスルメ
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
137人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月26日
参加申し込みの期限
2013年07月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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