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【中間テスト】一夜漬け狂騒曲 ~寝るなよ? 絶対寝るなよ?~
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【8】
凶悪なドリンクが猛威を振るう中、全くもってその力が通じない者がいた。
神木 煉
である。
「ん、青いドリンクはやたら苦いな。赤いほうはかなりイケるぞ。それでも、効き目は輝夜の作った栄養剤の方が実感できるな」
そう言うと、赤いドリンクをすかさずおかわりを神木は頼んだ。
「レン、よくガブガブ飲めるなあ? お腹は大丈夫なのか?」
神木の講師役として参加している
緋王 輝夜
が心配そうに神木の顔を見詰める。
「ん? ああ、問題ない。飲み過ぎないように注意する」
「いや、そういうことじゃねぇよ……」
緋王は彼の反応に呆れ返ってしまう。
下剤効果が何故か通用しないようだ。
「それより俺の勉強を教えてくれ。物理が苦手な俺にとって、理系の得意な輝夜だけが頼りなんだからな」
「ま、あたしは天才だからな! 運動音痴で体育壊滅でも、座学は負けねーぜ! レンは基本はできてるみたいだし、応用の多い科目を重点的にみてやるよ」
「それは助かる。そうだ、眠気覚ましに輝夜の作った栄養剤をくれないか?」
「レン、さっきあの青と赤のドリンク飲んだばっかりだろ!?」
「輝夜の作った栄養剤は不味いが目は覚めるから徹夜する時は重宝する。栄養価も高いしな、不味いが」
「不味い不味い連呼するなコラ!」
すぱーんっと神木の頭を叩く緋王。そのままポケットから七色の極彩色がヤバげな小瓶を神木へ放り投げた。
それを危うげなくキャッチすると、神木は栓を開けて一気飲みした。
「……うん、不味い。だが、やはりこちらのほうがよく効くな」
神木は納得すると、緋王が解説した問題の要点をノートにまとめていった。
「理系は基礎も大事だが、応用力が問われるぜ。レンはその応用力さえ身につければ、苦手意識を払拭できるんじゃねぇか?」
「輝夜の教え方がいいせいか、疑問に思っていたところが次々に解けていく。ありがとう、輝夜」
実際、緋王の教え方はこの場にいる講師陣よりも数段上手であった。
天才医学者を自称・自負するだけあって、彼女の学力は一般高等学校教育では充分すぎるレベルに達しているのだ。
その上、独学でドイツ語もこなす彼女。どうやら本気で医学を目指している模様。
そんな緋王は、礼を言われてちょっとドギマギしつつそっぽ向いてしまう。
「べ、別に気にすることはないぜ? レンが困ってるのなら、あたしがいつでも手を貸してやるよ。あたしは天才だからな!」
緋王は胸の中がこんがらがりそうな感覚を味わいながらも、勉強部屋をぐるりと一巡する。
「っつーか……、いつの間にか死屍累々だな! 既に何人か寝てるんじゃねーか?」
鬼の相原先生でも無理強いはさせない方針らしく、脱落者は毛布を掛けるなどしてそのまま寝かせていたのだ。
「でも、それじゃここにいる意味はねぇよな! よし、ここは天才であるあたしが一肌脱ぐぜ!」
そう意気込む緋王は、赤と青のドリンクの残りを失敬すると、2つの液体を1つに混ぜ合わせ始めた!
みるみるうちに紫色に変色する液体の中に、緋王が日頃バイオテロもどきを引き起こしている七色の液体を、惜しげも無くこれでもかと投入し始めるではないか!
「みんな! 待ってろよー! 今、ギンギンでドッカンドッカンなスペシャルドリンクが出来上がるからなー!」
おいやめろ馬鹿、これ以上被害拡大してどうするんだよ。
だが、この凶行を止める勇気を参加者は持ち合わせていない。
注意をすれば、ドリンク製作者の相原先生と緋王を一度に敵に回すこととなる。
勉学で消耗している状態で、それは無謀な試みであることを各々が理解していた。
……1人の少女を除いては。
「おい、余計なことするな……」
毒島 林檎
、キッチンに立つ!
「毒薬を劇薬に変えてんじゃねぇよ……。今すぐ廃棄処分しろ……!」
『もー、成分調べたかったのに色々混ぜちゃったら駄目なんだよー!』
表は喧嘩腰、裏では興味津々という二律背反な毒島に、緋王がおおぅと感嘆の声を上げた。
「おたくも同業者か? 白衣だし、薬の知識があるようだし!」
「俺は
毒島 林檎
……。薬局『アネモネ』の看板娘と言われている……」
「緋王診療所の
緋王 輝夜
だぜ! なんだ、同じ参道商店街のご近所さんじゃねぇか! ここで顔合わせるなんて奇遇だな!」
「君の数々のバイオテロっぷりは噂で聞いている……。毒物に毒物を入れてんじゃねぇよ……」
「おいおい! 林檎にはあたしの天才的栄養剤の効果が判らないのか? じゃ、試してみるか? ちょうど出来上がったとこだぜ!」
緋王がミキサーのスイッチを切る。
紫色だった液体が、いつの間にか黄金に煌めいていた。
「まゆ先生の特製ドリンクを一緒に強化改良(破壊力増大)した合作ドリンク『ぶっ飛びネハンX(エックス)』だぜ! 一口飲めば悟りを開いた聖人だって飛び跳ねるくらい元気出るぜ!」
「だからそれは最早ヤバいお薬じゃねぇか……!」
『うわ~!! どういう原理なの~? 成分とか聞いてみたいなぁ~?』
口では攻撃的だが、毒島の表情は好奇心旺盛でキラキラしている。
「わかるぜ~? 同じ医学の道を目指すもの同士、これが気になるよなー!?」
「べ、別に気にならねぇよ……」
『ううん、超気になるよ~♪』
表立っては拒絶するも、内なる林檎ちゃんはワクワクドキドキしていた。
「皆まで言うな! そんなに試したいなら『飲ませてやる』よ!」
緋王は黄金汁をグラスに注ぐと、毒島の口元に無理矢理付けさせて飲ませ始める!
「くぁwせdrftgyふじこpl@;」
毒島は人語と似つかぬ声を上げながら廊下を転がり始めた!
数秒後、戻ってきた毒島の第一声は……。
「ああ……、花畑の向こうに、川が、見える……」
『まっず~い! 何を使えばこんな味になるのかなぁ?』
あまりの不味さに毒島の気が遠くなる。
内なる林檎ちゃんは相変わらず多弁であるが。。
「な、なんだこれ!? 眠気も自我もいっぺんに吹っ飛んだぞ!? あと妙に体が軽い……!」
「ほら、『元気』にはなるだろ? あとで材料を教えてやるから、一緒に勉強しようぜ!」
「毒島、俺が文系を教えてやろうか? 理系人間は文系が苦手だろうからな……」
神木の申し出は毒島にとって渡りに船であった。
『昔の言葉ってよくわからなーい♪ 教えてー♪』
「……よろしく」
ネハンXの効果で眠気が冴えてしまった毒島は、その後借りてきた猫のように大人しく神木の教えを受けるのであった。
一方、緋王はやり遂げたとばかりに熟睡し始める。
「おい、輝夜。起きてくれ。俺の勉強は誰が見てくれるんだよ……」
神木が必死に緋王を起こそうとするが反応がない。
ここで毒島、無言でネハンXを輝夜に飲ませ始めるではないか。
緋王が飲む干した瞬間、白目を剥いて飛び跳ねた!
「~~~~~~~~~~~~~~!!!」
緋王の口から半透明の何かが出ていく幻影が見えたのは、きっと気のせいだろう。
緋王、見事な自滅!!
「理系なら……、俺が見てやれる……。分からないことがあったら、聞いてくれ……。俺はそれまで1人で問題を解いているから……」
そう神木に伝えると、問題集へ没頭し始める毒島。
何だかんだで、毒島はぼっち体質であった。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
137人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月26日
参加申し込みの期限
2013年07月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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