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【中間テスト】一夜漬け狂騒曲 ~寝るなよ? 絶対寝るなよ?~
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【8】
「また神魂かおっぱい、いい加減にしろおっぱい!」
御剣は周囲のカオスに目が眩みそうになった。
既に御剣も欠伸をしており、取り巻き女子4名から白い目で見られていたため、すぐに自分の語尾の変化に気がついた次第だ。
「御、剣、さん……、貴方、やっぱり……」
ドン引きの弘明寺。めちゃくちゃ睨み付けてます。
『いきなりどうしたの? げんじつとうひ?』
小山内は心配そうに御剣を見詰めた。
「大丈夫おっぱい。また神魂らしいおっぱい。気遣ってくれてありがとう、小山内おっぱい」
爽やかに微笑みかけるも、語尾でセクハラ発言にしか聞こえない。
しかも発音的に「おさないおっぱい」で犯罪臭も漂ってくるではないか。
小山内が顔を赤らめていると、狼狽した御剣が必死に弁解する。
「ま、待ておっぱい! 小山内の胸がどうとかじゃなくて、これはそのおっぱい……」
「皆が一生懸命教えてくれているのに、あまりふざけないで。誰の為にやってると思っているの? とりあえず、正座して反省。欠伸も禁止」
千歳は不快感を露わにしながら命令を下すと、御剣は即座に床に正座した。
「橘、欠伸を止めるのは無理だおっぱい」
キリッと凛々しい顔で御剣は突っぱねた。
それに稲場は噛み付いてきた。
「欠伸は仕方ないとしても、いきなりなんてことを言うんですか! 勉強に集中できないのであればさっさと寝てください! 勉強の妨げになるならさっさと寝たほうが利口ですし、特におっぱいなんていう人とか女として絶対許せません!」
「こ、これは不可抗力だおっぱい! 神魂で止められないだおっぱい!」
「あーもう! まったく欠伸したと思ったら突然変なことを口にするなんて困った人です!」
ここで稲場、緊張の糸が切れたのか欠伸をしてしまう。
「そうやって言い訳するんですねおっぱい! 御剣君を見損ないましたおっぱい!」
稲場ー! 語尾、語尾ー!
「あれ? 私がどうかしましたかおっぱい?」
だめだこりゃ、次行ってみよう。
『でも、じつがいがないし、ほうっておいていいんじゃないかな?』
小山内、超冷静な判断を下した。
『ののこちゃんも おっぱいいってるけど なんとかなりそうだし』
こくり、と小動物のように頷くと、そのまま勉強へ小山内は戻った。
『かたなくん ここ、おしえてあげる』
「お、おうおっぱい。ちょうど聞こうとしてたんだおっぱい」
『となり いいかな?』
「勿論おっぱい!」
小山内がこれを機に御剣の隣を独占。
稲葉は未だ自身の語尾に気が付かず、弘明寺は「ムッツリだわ」と鳥肌を立て、千歳はぐぬぬと何故か湧き上がる嫉妬に困惑していた。
つまり、小山内、大勝利である。
「うぜぇ……」
志波 拓郎
はスマホを床に叩きつけたい衝動を必死に抑えていた。
「どうしたの、しばっち?」
高梨 彩葉
が尋ねると、無言で拓郎はスマホを見せてくれた。
「うわー……」
彩葉は眉間にしわを寄せた。
そこには、拓郎の兄・武道からの「おきてー! おきてー!」という文字の羅列が嫌がらせのように書かれたメールだった。
「……30分……おきに……、きやがる……。マジで……、うぜぇ……!」
「しばっちが暗黒面に堕ちちゃう!?」
真っ黒な笑みを浮かべる拓郎を心配する彩葉。
「ちょっと待ってて! 飲み物取ってくる。それ飲んで落ち着こう?」
「……あり……がとう……、彩葉さん……」
彩葉は使命感たっぷりに厨房からお茶をもらうと急いで席まで戻る。
その途中で「おっぱい! おっぱい!」と連呼する参加者に足がすくむ。
「ちょっと、何言ってるの!?」
彼女は下ネタが大の苦手だった。
「……眠たくておかしくなったのかな? しばっちー! お待たせー!」
「あ、ふぁ……、うん……。ありがとうおっぱい」
拓郎も欠伸をしてしまった――!
「わー! しばっちまでー! うぅ~ん……」
耳を塞いで涙目の彩葉。そして拓郎から3mほど距離をとった。
そこへタイミング悪く、拓郎のスマホに兄からの着信。
どちらを対応しようか迷った挙句、兄へ八つ当たりをすることにした拓郎である。
「おい馬鹿兄貴、ウザいメール……ヤメロ……おっぱい……!」
「たー坊? 語尾がおかしいけど、どうしたー?」
相変わらず兄のテンションは突き抜けている。
「自分の……語尾は……どうでも、いい……おっぱい! 大体、兄貴はおっぱい……!」
このあと、語尾がおっぱいのまま兄弟喧嘩が10分弱展開される。
だが拓郎は知らなかった。
兄が『弟の記録』として、会話の一部始終を録音していたことに!
「しばっち、もう帰りたい……!」
おっぱい連呼に心を折られた彩葉、ここでリタイア。
家に帰ると言って聞かないので、拓郎が桜花寮の自室まで送っていくことに。
「ごめん、しばっち。今だけ喋らないでほしいな……」
彩葉は薄々神魂の影響かと疑っていても、大切な友人の口から「おっぱい」と聞きたくなかった。
星空の下、無言の送迎は、ちょっと微妙な距離感が保たれていたという。
桃原がおっぱい連呼で周囲と共鳴し始めた頃、彼女に忍び寄る熊がいた。
「変態は……滅べッ!」
流れるような所作で桃原を熊は羽交い締め、そのままバックドロップ!
K.O. !!
プスプスプス……と桜花寮食堂の床に摩擦による熱量が立ち込める。
気絶した桃原は、アヘ顔のままでも美少女フィギュアを手放さなかった。
邪衣 士
、この一件で参加者から『変態ブレイカー』と言わしめ、後に桜花寮の伝説となる。
「俺はもう寝る!」
熊はそう言って仮眠室へ直行した。
変態をブレイクするのは彼だけではない。
「な、なに!? みんな急におっぱいおっぱいって言い出してっ!」
姫神 絵梨菜
は自身の大きなおっぱいを両手で隠した。
「い、いくら男の子と女の子が深夜に同じ部屋にいるからって、えっちな目で見たりしたらダメなんだよっ! セクハラ発言は女の敵! お勉強の邪魔するHな男子はお仕置きだよっ!」
姫神、おっぱい連呼する男子の股間を蹴り潰していく!
これにより鈴木が昇天してしまった。
「わ、私が何をしたのだおっぱ……い」
「もう、自覚がないなんて! 朝まで寝てなさい!」
哀れ鈴木。無念の脱落!
散々な事態に恵御納はガタガタ奥歯を震わせていた。
「……て、テスト勉強、がんばりましょっぱい」
当初の予定を大幅に過ぎたため、そのまま恵御納は自室へフェードアウトしていった。
願わくば、明日の朝には口調が戻っていますように。
「ん? なんだろ、さっきから妙におっぱいおっぱい聞こえるけど? 皆の緊張ほぐすためにユーモラスな人が頑張ってるのかな?」
柏田 貴弘
は依然、桜花寮の参加者から学力データのサンプリングを行っていた。
「ふふ、本当にこの学校は面白い人が多いね。これは寝てる暇がないな~」
柏田のゲーマー魂に火が付いた!
なんと参加者全員と話し、勉強を教えてもらいつつ、学力チェックを怠らない。
「中間テスト、楽しみだなぁ! 絶対ゲームクリアしてみせるよ!」
恐らく柏田のようにテストに臨めば、中間テストも楽しく感じるのかもしれない。
「誰も……いませんね?」
騒ぎで厨房がお留守になったところを見計らい、
白浜 渚
はサンドイッチを作り始めた。
他人との接触が苦手な彼女は、厨房に人がいたときには会話の輪に入れなかったのだ。
「あ、猫さん……」
白浜が椅子に座って作業をしていると、膝の上に猫が乗っかてきた。
そのまま猫は膝の上で寝こけてしまう。
「人懐こい猫さんですね……」
彼女は猫を撫でながら、子守唄を歌い出す。
彼女の無意識のろっこん『共心スル歌声』をさせて。
これにより、(白浜が意図せずに)聴いた者の眠気を倍増させてしまうのだ!
このままでは食堂のみんながおっぱい連呼マシーンになってしまう!
……かと思われたのだが、赤いアイツがこの窮地を救った。
「おベンのキョーといえばドクキョーなのですよーぉ!」
奴の名は
不破 ふわり
、人呼んで『赤いトラブルメーカー』!!
彼女は持参したCDデッキから、様々な楽曲アレンジされた般若心経を大音量で流し始めた!
ポップス、ロック、ボサノバ、メタル、テクノ、ハウス、クラシックなどなど。
無駄に幅広い音楽ジャンルでも、流れてくるのは全て般若心経。
実にシュールである。
「これをエンドレスでBGMにするとなんだか突然うなじがゾクゾクしたりぃ、何かぁ、名状しがたいモノに見張られてるよーな気がしたりぃ、時々視界の端にアレが見えたような気がするんですよーぅ」
それいろいろとマズイだろ、と総ツッコミが入っても臆しない不破。
「それを考えないように必死に勉強するとー、あら不思議! 成績アップの逆転ホームランですよーぅ。成績アップりますよね~? 私はぁ、超アップりまくるのですー」
仏説摩~訶~般若~波羅~蜜多~心經~♪
軽快な新感覚読経に、不思議と参加者の心と頭が冴え渡る。
あれ? コレ意外と集中できるんじゃね?
参加者からも「いいね!」と絶賛され始める般若心経。
これを面白く思わない白浜。
「大音量で音楽をかけたら、猫さんが起きてしまいます……!」
対抗心を剥き出して、声を張り上げ歌う白浜。
だが狙いすましたかの如く、不破がボリュームを上げるので歌声は食堂まで届かない。
「いぇ~い! アップりまくるのでぇ~すよぉ!」
そのうち、管理人が「何時だと思ってるんだい!?」っと起きてきて終了。
不破はこってり絞られたとさ。
ただし、般若心経は好評のため、BGMとして採用される。
白浜はこの隙に自室へ逃亡していった。
ちなみに、不破は怒られたあと、力尽きたのか寝落ちしていた。
尚、厨房の片隅に作られた白浜のサンドイッチは、「気が付いたら作られていた」「妖精が作った」など噂され、桜花寮の怪奇譚『食堂で勉強すると妖精が夜食を作る』が誕生したのだった。
「なーんかみんな必死だねぇー」
完全に余裕ぶっこく
鏡箕 萌
は、このカオスを完全なる傍観者として堪能していた。
「ま、邪魔しちゃ悪いし、部屋に戻ってアイスでも食べて寝るとするか。んふふ~、気分がいいなぁ♪ じゃ、頑張ってね~♪」
ちえの実を食べた彼女に、今や解けない問題なんて、多分ない、はず、きっと、メイビー!
……こうしてフラグは建築されるのですね、分かります。
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1000人
参加キャラクター数
137人
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シナリオガイド公開日
2013年06月26日
参加申し込みの期限
2013年07月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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