this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
月光通りの住人たち
1
2
3
4
5
…
6
つぎへ >>
その日、
朝鳥 さゆる
は月の光を浴びながら旧市街の路地を気だるげに歩いていた。眠れぬ夜だった。行きずりの相手かはたまた身体だけの付き合いの誰かに抱かれ快楽に溺れるか、睡眠薬の眠りに身を沈めるか。……今夜はそのどれでもない気分だった。
長い散歩になりそうだ。
ふとした折りに顔を上げると、奇妙な光景が広がっていた。
汚れたコンクリートの背の高い建物、見たこともない言語のネオンサインの看板が輝いている。
さゆるは表情を変えずにゆっくりと辺り見回す。ふと、肩を叩かれた。
それは半透明の子供だった。顔はぼやけいていて見えない。
「こんな時間に何をしているの?」
そう問うたさゆるに対し、子どもは「遊ぼうよ」と口を動かした。しかし、それは言葉として聞こえない。
「遊ぶ? あたしと?」
さゆるから離れた子どもは囁くような笑い声と共に手を振りながら去って行く。月の光に当たると、その体は透けて、見えなくなってしまうようだ。
「あれは……」
そこでさゆるはっとする。
狂気に満ちた視線が周囲に。
説明されずとも、この“街”の住人らしいことは分かる。
さゆるは目を細め、ゆっくりと一歩踏み出した。
その瞬間、周囲の視線が明らかに殺気だったものへと変貌した。四方から、さゆるに向かって襲い来る。それはどうやら悪意に満ちているらしく、即座にろっこんが発動した。
Stella cadente。さゆるに襲い来るものの正体は灰色の肌をした人間だった。全身に薔薇のようなトゲが生えている。口はなく、青い瞳だけがさゆるを見つめていた。そしてその体は月の光が当たった部分だけきらきらと光っている。
地面を蹴って覆い被さろうとしてくるそれを横に回避し、子どもが去って行った路地へと飛び込む。
あれに触れられようものなら、串刺しだ。走り出すと追いかけてくる気配、さゆるはろっこんに寄って強化された脚力を全力で発揮する。
「!」
路地の先で何かが光った。とっさに身を屈めると、空気の破裂音がしてさゆるの頭上を弾丸が抜けていった。
「銃?」
さゆるは視線を前方へ。銃を構えているのは銀髪の女だった。瞳は虚ろでぼんやりとしている。
またしても発砲。さゆるはそれらを避けながら女後ろへ回り込み、背後から銃へ手をかけた。それから、彼女の首元へ手刀を振り下ろす。
女が地面に倒れ込んだことを確認し、自分が来た方角へ拳銃を構えた。
「自動拳銃ね。だったら」
見えた。灰色のトゲ人間達がわらわらと襲いかかってくる。
それを確認し、さゆるは躊躇いなく引き金を引いた。
パンッ。
一発。そして、引き金を連射する。さゆる自身は驚くほど無表情で、弾丸の雨は次々にマネキン達を撃ち抜いていく。
大方動かなくなったところで、さゆるは駆け出した。子どもを探さなくてはならない。
一人、迷路のような月光通りを駆け抜ける。
しかし、
「!」
「おっと、すみません」
角でぶつかりそうになったのは黒に青みがかった瞳と黒髪を持つ青年、
深縹 露草
だった。
「こちらこそ。……急ぐのでこれで」
さゆるはそう言って、再び駆け出した。
「ちょっと待って下さい。あの子どもを探しておられるのでしょう?」
後ろからついてくる気配がする。どうやら、彼も寝子島から迷い込んでしまったようだ。
さゆるは少しだけスピードを緩める
「声がしてるの。多分、こっちよ」
「なら、手伝わせていただけませんか? 目印をつけますので」
「目印?」
さゆるがそう問うたが、すでに露草の姿はなかった。
疑問に思ったものの、気にしないことにした。
辺りに子どもの笑い声が響いている。
「確か、月の光が当たると……見えるのよね」
さゆるは建物の間から月光が当たっていない箇所に向かって、拳銃を発砲した。光が当たっていない場所を一ヶ所づつ。姿が見えなくても、見えない場所をつついていけば。
「!」
とある箇所に妙な紋章が浮かび上がっていた。それは恐らく、露草のろっこんだ。
「そういうこと?」
さゆるは素早く紋章に銃口を向け、発砲すると、半透明の子どもが月明かりの中へ飛び出してきた。
さゆるは駆け出した。
子どもが慌てた様子で逃げようとするが、ろっこんで強化されたさゆるの方が早かった。
追い付いて、肩へ手を置く。
「あっ」
子どもがそう言葉を発した。
「残念ね、鬼ごっこは終わりよ」
子どもは諦めたようにその場に座り込んだ。
月光通りの風景が寝子島へと戻っていく。
1
2
3
4
5
…
6
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
月光通りの住人たち
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
冒険
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年05月03日
参加申し込みの期限
2018年05月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年05月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!