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月光通りの住人たち
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桜 月
は月光通りに立ち尽くしていた。戸惑っていると半透明の不思議な子どもに鬼ごっこへ誘われてしまう。テオの話によれば寝子島の未来に関わることらしい。
「一応寝子島の危機だけど、それよりも子供が遊んで欲しいって言っているんだ。なら存分に遊ぼう」
ネオン煌めく月光通りに子どもの声が反響する。徐々に移動しているようで離れて行く。
月は声を追いかけて、とりあえず走り出した。
頑張りたいところだが、月は運動が苦手なのだ。遊ぶのは問題ないが、捕まえなければまずいようである。
「影を使ってなんとかなるかな?」
と、走りながら月は周囲を見回した。いつの間にか細い路地に入り込んでしまったようだ。そして、妙な気配を感じる。
「ん!?」
視線を感じ、空を見上げると、屋上から路地を覗き込んでいる人物がいた。全身真っ黒で瞳だけが赤く光っている。
ぞくりとして、月は駆け出した。
怖くなってきた。周囲から視線を無数に感じるのだ。
「ん?」
曲がりくねった路地の先に人影が。それは、
「冬華?」
最愛の恋人、
北条 冬華
だった。
数分前。
北条冬華は月光通りに立っていた。声をかけてきた子どもは月明かりの中に消え、一人、立ち尽くす。
「……ろっこん絡みなのはわかりました。でも」
通りの隅や路地の角、建物の窓からこちらを見ているのはここの住人達だろうか。
「殺気……敵意も感じます」
逃げなくてはまずい。駆け出そうとするが、
「きゃっ」
横から伸びてきた腕に捕まれそうになって、とっさに避ける。
「逃げないと」
大きくバランスを崩したものの、受け身を取って体の向きを変え、走り出した。
路地に飛び込み、ひたすら逃げる。すると、前方に見知った顔が。
「えっ、月さん?」
こうして二人は月光通りの路地で再会した。
「た、助かりました。彼ら、手に負えなくて」
月は冬華を抱き寄せた。冬華を追いかけてきた異形の者達を見据える。
ろっこん、月影の死神(グリムリーパー)を発動させるため、『出ろ』と強く念じる。
月の影が立体化し、追いかけてきた住人達を次々と殴り飛ばしていく。
「逃げよう」
「一体、なんなんですか? 私、状況がよくわかっていなくて」
曲がりくねった路地を抜けて、通りに出た。ネオンでぎらつく立て看板と看板の間に入ってしゃがみこむ。ひとまず、身を隠せそうだ。
「冬華も迷い込んでたんだ?」
「いつの間にかここにいたんです」
月は半透明の子どものこと、追いかけて捕まえなければ寝子島の危機が待っていることを説明した。
「そんなことになっていたなんて。でも、子どもを捕まえればこの現象は収まるんですね……」
「一人より二人、一緒に追いかけよう?」
冬華は運動が得意なのだ。ただ遊ぶだけじゃなくて子どもを捕まえることもきっと出来るはずだ。
彼女は不安そうにしながらも頷いた。
「わかりました」
月はその言葉に心強さを感じた。冬華と一緒なら大丈夫だ、と。
「なんとか捕まえてみます」
「よかった。私達二人なら大丈夫だよ」
月の虚勢に冬華は少しだけ安心したようだった。
近くの看板の陰に身を隠しながら、作戦会議が始まる。
「うーん。子どもは月明かりの中では見えないわけですから」
「ろっこんが効くから、私はサポートをする。そうだな、先回りをして行く先を塞ぐとか」
と、その時。
隣の看板の陰に体を滑り込ませてきた人物が一人。
「あ……」
それは
三宅 葉月
だった。彼女は少し気まずそうに視線をそらすも、
「ごめんなさい。先客がいるなんて思わなかったわ」
「いえ、大丈夫ですよ。もしかしてあなたもあの子どもを?」
葉月は頷いた。
「じゃあ、あなた達も?」
「そういうことだ」
「どうやって捕まえようか、話し合っていたところなんです」
葉月は少し考えて、
「月明りの下なら姿が見えるのよね。でも姿が見えないわけではないから……」
冬華ははっとして、
「そう、そうですよ。月明かりの中から出せば姿が見えるんですよね。だったら、少し強引ですけど」
冬華は月に耳打ちをする。一応、葉月にも聞こえるように。
「……なるほど。……わかった。やってみる」
月は影を立体化させ、それを分裂させた。身長が縮み、双子の子どものような影が二つ。
「成功だな」
「はい。……あ、あなたはどうしますか?」
冬華の問いに葉月は、
「私のことは気にしないで。頑張って」
月と冬華は看板の陰から出た。
一方の影をビルについている看板へ飛び乗らせる。それから大きく跳躍させ、ビルの屋上へ。
「お願いします。月さん」
「住人は任せて」
二人同時に看板の陰から飛び出る。
襲ってくる住人達は月の影に任せ、月明かりの当たらない場所へ突撃、右ストレートを繰り出す。
そこはハズレだった。
子どもの声が響いている。
次に冬華は月明かりが当たらない場所へ走り、同じようにアッパーを繰り出した。
その直後、驚いたのか月の光の下に飛び出してきた半透明の子どもが逃げていく。
「月さん!」
「わかっている」
ビルの上に待機させていた影が飛び降りる。子どもの行く手を塞ぐように着地した。
驚いている子どもに追い付いた冬華は子どもの肩に手を伸ばし、
「捕まえました」
軽くタッチ。無事、子どもを捕まえることができた。
月光通りが寝子島の風景へと戻っていく。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
冒険
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年05月03日
参加申し込みの期限
2018年05月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年05月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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