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昼休み、
羽生 碧南
は屋上にやってきた。
(うーん、やっぱり正解!)
碧南は授業で凝り固まってしまった頭と体をほぐすべく、その肢体を思い切り伸ばす。と、背後に人の気配を感じた気がして、碧南は無防備に振り向き……固まってしまった。
「あっ……鷹取先輩!」
「やあ、羽生くんもこの気持ちのいい風を感じにきたのかい?」
鷹取 洋二
が気障に微笑む。突然の想い人の登場に、碧南の鼓動がとくんとくんと早くなる。碧南は両腕をぱっと下ろすと、ちょっと眩しそうに洋二に微笑んだ。
「はい! 気持ちいいですよね!」
2人はそのまま並んでとりとめない話をした。中間テストの結果とか、これから先のプール開きの事とか。そうやって、和やかに、楽しく昼休みは終わるはずだったのに。
突然、碧南は猛烈に目の前の洋二を抱きしめたくなってしまったのだ。
(え、どうして?)
碧南は押さえられない熱さに驚き戸惑う。確かに私は先輩の事が好きだ。けれどまだ告白1つすらしていないのに。
(嘘、お願い、ちょっと待って……!)
碧南はぎゅうっと目をつぶる。彼の姿を見なければこの溢れ出る想いをやり過ごせるかと思ったのだ。しかし。
碧南は気が付いたらいつの間にか洋二を抱きしめていた。
熱に浮かされたようだった。洋二のウエーブがかった黒い髪が碧南の頬に触れる。もう、どうなってもいいと思った。
告白をしてから、とか。気持ちを確かめてから、とか。色々な手順をすっとばして碧南は洋二との距離を0にしてしまった。
それなら、伝わって欲しい。私は、貴方の事が大好きです。いきなりこんな事になってごめんなさい。でも、でも……このままずっとこうしていたい……!
どれくらい洋二を抱きしめていただろうか。碧南には分からなかったが、すうっと涼やかな風が髪を揺らした時、ハッと我に返った。
「あの、あの……ご、ごめんなさい!」
あれだけ思い通りにならなかった心と体が動いた。碧南は洋二を離し、パアッと朱を吸い上げたように真っ赤になると、踵を返して走り出した。
「羽生くん?!」
洋二の声から逃れるように碧南は走る。その瞳に涙を浮かべながら。
なんでいきなりあんな事してしまったんだろう。きっと、きっと嫌われた……!
碧南は階段を駆け下りると、そのまま2年生の女子トイレに駆け込み、個室の1つに飛び込んだ。
狭い空間に1人になれば、涙が次から次へと溢れ出る。これではきっと目が真っ赤になってしまう。もう授業はサボってしまおうか。そう思った時だった。
「羽生くん!」
「「きゃーっ!!」」
個室の外から洋二の声と、トイレにいた数人の女子の悲鳴が響いた。
「ちょっと、ここ女子トイレですよ!」
「分かっている! でもここに具合の悪い女の子が飛び込んできたはずなんだ! 羽生くん、いるんだろう?!」
明らかに揉み合っているような音に、碧南は我を忘れて個室を飛び出した。そこには何とか女子トイレに入ろうとする洋二と、乱入者を押し出そうとする2年生の女子達。慌てて碧南が割って入った。
「あ、ご、ごめんなさい! この方私の知ってる先輩です!」
「羽生くん、大丈夫か?」
洋二は周囲に構わず碧南に問いかける。碧南がこくこくと頷くと、洋二はじっと彼女を見、その手首を取った。
「せ、先輩?!」
「君はさっき突然倒れ込んできただろう。心配だ。保健室で休むといい」
そう言うと洋二はあっけにとられる女子達を尻目に碧南を引っ張り歩き出した。
「あの、先輩! 私大丈夫です!」
「いいや。屋上で君はすごく熱かった。今も顔が赤い」
歩きながらくるりと振り向いた洋二に、碧南は何も言い返せなかった。自分がもうゆでだこのようになっているのが分かっていたから。
ひたすら俯きながら、碧南は洋二に引かれて歩く。また涙が零れそうになる。今度は全然別の意味で。
先輩、困ります。貴方といれば私はいつでも保健室に行かなければいけない。だって、貴方といれば私は熱を持たずにいられないから―――。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月29日
参加申し込みの期限
2018年05月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年05月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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