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ぎゅーっ♪ しちゃおう!
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(不良)少年
鷹虎 龍獅
は、それなりに考えていたのである。
(なんかこう最近……あいつとのスキンシップが高めじゃないか……?)
喧嘩をしてたら彼女ができた。喧嘩仲間の
七峯 凜乃
。龍獅だってお年頃。彼女が出来て嬉しくない訳がない。正直浮かれていた部分もあったかもしれない……というか結構な割合浮かれてたかもだぜちくしょう。
うわーっ! と龍獅は心の中でバリバリと頭を掻く。
それでは困るのだ。硬派な不良として、困るのだ。なぜなら。
止められなくなるから。
手を繋ぐとかアーンするとか
。
キス
は……俺からしちまってんじゃねえか。うがあっ!
駄目なのだ。凜乃を前にするとどうしても駄目なのだ。色々抑えられなくなる。
今までの事はまだいい(硬派不良としてはどうかと思うが)。けれどこうスキンシップが多いと、龍獅の頭の中ではここでは言えないような、らっ倫アウトになってしまうような事がもやもやムフフと加速して……………ん? らっ倫ってなんだ?
龍獅ほんのちょっと我に返る。
まあ、ともかく。だから龍獅は先日凜乃に言ったのだ。「もうちょっとスキンシップを抑えよう」と。
それは漢龍獅を保つためでもあり、凜乃を守る事にも繋がる。そう思ってたのに。
龍獅は腕の中の感触に意識をやった。鍛えている背中、けれども華奢な腰。カポエイラで鮮やかな蹴りを見せる脚は今龍獅の太股と触れ合い、彼の胸には魅惑的な柔らかさが押しつけられている。歯を喰いしばりながら腕に力を込めれば、凜乃のふわりとした甘い香りがした。
―――誰か教えてくれ。どうして俺は今凜乃を抱きしめてんだちくしょう!!!
(おやおや。どういう事だろうねぇ)
突然の龍獅の抱擁を、凜乃はその形の良い唇に微かな笑みを乗せながら受け止めていた。
スキンシップは控えめに、なんて龍獅からお達しを受けたのはつい昨日。面白い事になったと思ったら、今、更に面白い事になっている。
―――まあ、気持ちは分からなくもないけど。
凜乃は自分に回された腕の力に逆らう事なく、龍獅を抱きしめ返す。
何かに誘われたような気はしたのだ。公園で今日はどうするかと龍獅と話している時。凜乃は無性に龍獅を抱きしめたい思いに駆られたのだ。
けれども麗しの彼氏の言葉もある。さてどうしようかと思っていたら、言い出しっぺの本人が突然凜乃を抱きしめてきたのだ。
「……言いつつもこうなるんだからしょうがないねぇ?」
自分を離さない龍獅の耳元に甘く囁いてみる。カッとその耳と頬が赤くなり、凜乃を乱暴に抱きしめ直した龍獅が可愛くて、凜乃は彼の首筋に顔を埋めながらくすくすと笑った。
ま、楽しんでやろうじゃない。あたしの可愛い虎の牙が見えてくるまでは。その後も研がせなきゃならないんだ、その過程の1つ1つを遊んでいかなきゃもったいないし。どのみち勢いのついた水は止まらない♪
凜乃はけしてこちらに顔を見せない龍獅に頬を寄せ、彼の首筋から背中へとゆっくりと手を這わせた。
「男の子らしい筋肉してるが、所々筋が柔らかいねぇ。龍獅っぽい体って感じ」
「!」
ビクリと龍獅が動いた。しかしそんな事お構いなしに凜乃は彼の体を堪能する。それは蠍が脚を動かすように。
捕らえられた獲物は自分を優位に立たせようとでもいうのか、更にムキになって抱きしめてくる。凜乃はその健気さに少しくらりとした。
あんたは男だ。そう遠くない先に体も心も出来上がっちまう。もちろん育ったあんたも楽しみだけど。
その前にもっともっと今のあんたを楽しみたい。まだ出来上がらない龍獅を。
(まあ本人としちゃ不本意かもしれないけどね)
凜乃は龍獅に回す手に力を込める。そして蠍が毒で獲物を仕留めるように、凜乃は彼の首筋に艶やかな唇を寄せ、きつくキスをした。
「……つっ!」
その刺激に龍獅が思わず体を離す。そして首筋を押さえ凜乃に文句を言おうとしてハタと気が付いた。
「あ、離れられた……」
ほおおっと龍獅は思わずその場にしゃがみ込んだ。まだ熱は冷めないし、息だって荒くなってしまっている。
凜乃を前にしてどうにも我慢できなくて抱きしめて。そしたらもう凜乃の柔らかさとか香りとかがダイレクトに脳に入ってきて訳わかんなくなってひたすら体が熱くなって。
バクバク暴れ回る心臓。この音がもしかしたら合わさる胸を通して伝わってるかもしれないと思いながらも、龍獅は凜乃を離す事が出来なかった。
「よ、良かった……」
龍獅は胸を撫で下ろす。このままだと
ピー
や
ピーー
までしてしまっていたかもしれない。まあ凜乃がさせてくれるかは分からないが。
(どこいっちまったんだ俺の自制心)
自分に情けなくなりながら龍獅は首をさすった。あの首に走った刺激がなければ俺は我に返る事もなく、暴走していたかもしれない。
首の刺激。思い返していた龍獅がピタとその手を止めた。
あれ……あれ、もしかして凜乃のキス。て、事は……。
―――俺、キスマークつけられたんじゃねえ?!?
首から手を離せぬまま龍獅が瞬間茹だる。そこに凜乃の楽しそうな声がした。
「オーケー、蠍の毒は後で効くって話だったが、その顔見りゃ即効性もあるみたいだねぇ」
「お、おま、おま………!!!」
ゆでだこになりながら龍獅が指さす。にっと凜乃が笑った。
「ここから育っていくのがまた楽しみだねぇ。ってーわけで、今から喧嘩1本どうよ? 一汗かけば毒も落ちるか濃くなるか。試してみようじゃん?」
……ポカン。
龍獅はちょっとの間言葉も出ず、悪戯っぽく笑う凜乃を首を押さえたまま見上げていたが、おもむろにその手を離し、ふっと唇を緩めた。
恋人と殴り合うってどうなんだよ。……でも、この気軽さが少し懐かしくて心地いい。
龍獅はすっくと立ち上がり、ひたと凜乃を見つめると、手を組み合わせバキバキと指を鳴らす。その金の髪が陽の光にキラリと輝いた。
「あぁん? その腕まだ鈍ってないだろうな? こちとら常在戦場なんだよ!」
―――ヒュン! バシッ!
二人きりの公園に、蹴りと拳が交差し合う。
生き生きと交わるのは恋人同士。これが今の二人の在り方なのだ。
この喧嘩が終わったら何かを食べに誘おうか。相手の攻撃を避け、自分の一撃を放ちながら彼らは思う。
もちろん負ける気などお互いさらさらない二人なのだが。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月29日
参加申し込みの期限
2018年05月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年05月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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