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【恥ずかしがり屋な薔薇の花嫁】
「ケーキと紅茶をどうぞ」
「どうぞ」
宇宙人のイカとタコが、とても美味しそうなカットケーキを振る舞ってくれた。
どうやら、これは他の参加者のステージアピールの際にできたものらしい。
緋紅朱 赫乃
はそれを前にしながら、自分の座るソファーの側でケーキと紅茶を持ってきた宇宙人たちの話を聞くことにした。
宇宙人たちの話は、ファッションショーについてと、今からは赫乃の出番にはまだ猶予があること。
夕食は食べた後だけれども、スケジュール表を見る限り、まだまだ返してもらえそうにない。しかし、出ないで返してもらえるとも考え難い。
そもそも、せっかく厚意で出してもらったケーキと紅茶を無碍にはできない。
赫乃はそう思うと、恐る恐るフォークを手に取りケーキにそっと刺し入れた。ゆっくりと口に運べば、
「う、ん……おいしい、ね……」
思わず、幸せに顔がほころんだ。
「これ、可愛い、デザイン、だね……」
衣装を選び始めた赫乃が、手にしたのは一着のウェディングドレスだった。
色は純白、スカートの型は正面からは短く後ろは長く──スカートについては奇しくも他のウェディングドレスを選択した人と同型のもの。
しかし、実際に試着してみれば、こちらのスカートは二段式だった。
一段目は、パニエとレースを存分に使ったミニスカート。その上に、二枚目となるフィッシュテールスカートを乗せる形。
浮き上がった上のスカートは、軽やかに揺れ、先程のショーと同じ純白の清楚路線にしては、こちらは少し見る人の目を足に引き付ける若干挑戦的なドレスとなった。
揃いには、他にも透き通るような二の腕までを隠す、刺繍の銀糸で彩られた長手袋や、表情を隠す花嫁用のヴェールまである。よく見れば、全てを揃えて一セットなのだといわんばかりに、衣装の全体には薔薇の文様がうっすらと浮かび上がっている。
これならば、類似の形をしたドレスでも、別のものを感じさせるまでに、大分変化が見せられるに違いない。
「以前にも、撮影会で、着た事、あったけど……
この、衣装を、あの人に、見てもらった、ら……喜んで、くれるの、かな?」
試着には時折恥ずかしさが勝るけれども、見てもらいたい人がいる。
……もしあの人に見てもらったら喜んでもらえるだろうか……? そう思うと、自然に試着も勇気が湧いた。
試しに、セットとなっていた衣装の全てを、その身に揃えた。
フィットしている、とは思う。だが、
「きゃ、あ……っ」
──時々、自分でも予測のしないところで見えてしまう……白と銀の刺繍とレースで形取られたガーターリングと、それで押さえているストッキングがスカート丈の短い正面から覗き見えてしまうのだ。
今回のステージのテーマが、ストッキングのアピールだとは聞いている。
ただ、今はまだ見せるつもりもないのに、不意打ちで目に入ってしまうことが赫乃としては恥ずかしい。
ガーターベルトとは違い、ガーターリングはよりセクシャルな意味を持つ。
いつも、素肌を曝さない赫乃にとっては、うっかりそこまで見られてしまっては、それはストッキングだけではない、下着と素肌を見せてしまう事と何ら変わらないのだ。
「う、うん……頑張らな、きゃ」
赫乃は一生懸命自分の姿を確認して、鏡の前でくるりとターンする。見えるのはストッキングまで……
「大丈夫、うん……」
赫乃はほっとした様子で胸をなで下ろす。そして、丁度その時に、宇宙人のタコイカが、ステージの順番を呼びに来た。
途中、宇宙的超技術で「大丈夫」の一言を聞いてお願いしておいた、透き通るように真っ白な百合と薔薇を繊細なバランスで組み上げた生花のブーケを受け取って、赫乃は緊張した面持ちで舞台袖に立った。
緊張で、身がカチコチになる。
その影響で、スポットライトの当たり続ける前舞台までの道が、とても長く感じられた。
歩幅が、緊張からかとても小さい。その為、歩く姿に客席からはストッキングが殆ど目に入る事はない。
今までの大半が『すとっきんぐ・ふるおーぷん』であった影響か、観客のタコイカたちは赫乃の様子を、固唾を呑んで見守った。
──前舞台の中央。そこで、赫乃が立ち止まる。
「(う、少し、恥ずかしい、けど……頑張って、アピール、しなきゃ……)」
ブーケを足元に置き、その小さな覚悟を決める。
赫乃の震える指が、外側を取り巻くフィッシュテールスカートの裾を少しずつ持ち上げ始めた。
宇宙人たちが息を呑む! ついに、ついにこの時が!
赫乃の頬がヴェールの内側で、恥ずかしさのあまりに紅色に染まる。
そのまま内スカートが見える15センチ程まで持ち上げれば、
「きゃーっ」
「えちい!」
「すき!」
「ときめき」
瞳の形をハートにした、宇宙人たちの溢れんばかりの感想が、赫乃の元へ降り注ぐ。
「て、ふるふるしてるのえちい」
「顔の色赤くて、タコさんと同じ」
「きゃーっ」
「ときめき……!」
感想じみたときめきが収まることはない。それどころか感想が、ストッキングでは無く赫乃の方へと向けられてきた気がする。
流石に恥ずかしさが頂点に達した赫乃は、取り乱して走り出したいのを必死に抑えながら、楽屋へと戻ってきた。
そこで、目にしたモニターに。赫乃は確かにそれを見た。
先程まで立っていた自分の舞台──少しだけれども、見えている。両足から内側のスカートも巻き込まれるようにして僅かに持ち上げられた、純潔無垢なピュアを表す純白のガーターリングまでもが、はっきりと──
「きゃ、あ……!!」
赫乃は、本当に久方ぶりの恥ずかしさに、その場に座り込むのをギリギリ我慢して、ソファーの端に座り込み。その小さな両手で、もう羞恥で今にも火が出そうな顔を押さえて俯いた……
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
お色気
定員
1000人
参加キャラクター数
29人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年05月08日
参加申し込みの期限
2018年05月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年05月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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