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【乙女たちの秘め事】
ステージも半ばに差し掛かろうとしている。
どうも宇宙人たちは今も『リアルタイムで』モデルになってくれる人を探しているらしく、後から改めてエイリアン・アブダクション(誘拐)してきた人に、タコイカは個別にきちんと事情説明を始めていた。
「冬華! 見つけた!!」
「月さん!」
先程まで星空の下で、
桜 月
のモデルをしていた、月のメイド兼恋人でもある
北条 冬華
の姿が見知らぬ場所で忽然と消えてしまい、月はひたすらその姿を探していた。
そして目に見えた、雪のような白い髪。とても柔らかなのを知っているボディライン。整っているその表情と青の瞳。違えようのない探し人に、月は思わず宇宙人の会話途中ながらも、それを振り切り冬華へと抱きついた。
抱き締めれば、彼女の豊満な胸と細身ながらも女性特有の柔らかな腕が、月を受け止めるように抱き留めた。
無事に冬華を見つけられた安心感に、そのまましばらく抱き締める。
当然集まる人目と宇宙人目……月を抱き留める事は慣れている冬華だが、流石にここまでの視線は恥ずかしかった。
「えちい……いえ、話戻します」
頭の密度に比例している内容で、宇宙人たちは事情を説明する。
宇宙人たちを持ち上げて振れば、きっと脳がカラカラと軽やかで楽しい音がするに違いない。
しかし、簡略化されたその説明は、幸か不幸か、あまりにも分かりやすかった。
「この宇宙人さん、姿形はイカとタコですがとっても人間っぽい感性なのですね……」
冬華が柔らかい眼差しで宇宙人たちを見ながら、少し不思議そうに確認する。
「このタコとイカは随分ノリがいいな……」
そして、月がモニターに目を向ければ、モニターにはフェミニンな姿をした女性がスカートの端を持ち上げた瞬間に、バッタバッタと倒れていく宇宙人たちの姿あった。
「みんな、すきです」
「すき」
ぽっと、血が流れているかも分からない外見をしながらも、頬を染める宇宙人たち。
「事情は分かった」
それを聞いた月が頷いた。
「しかし私は君達と一緒に『可愛さ・お色気・きれい系』の衣装を眺めていたいんだけど。デザインの参考になりそうだし」
月が手に持って持ち込むことのできたノートと色鉛筆を構え、宇宙人にせまる。
「全員強制参加、です。お願いします」
「お願いします」
ごま目を申し訳なさそうに下げて謝罪をする宇宙人に、流石の月も無理強いをする訳にも行かず、ノートと色鉛筆をテーブルの上に置く。
「『全員強制参加』……と言うことは、私たちもですか?」
「はい、お願いします」
「お願いします」
いつものペースで楽屋のイカとタコが喋る。
「何っ、それは冬華も!?」
「です」
「です」
そう言い残して、宇宙人たちの話は終わり、皆が慣れない様子で衣装を探し始める。
宇宙人の言葉を聞いて以来、月には考えるところがあった。
「冬華の衣装は私が選んであげるよ」
「いえ、ですが……」
「いいんだ、選ばせてくれ」
冬華の手を引き、衣装置き場の一角へと向かう。
……本当は、これでもかと着飾った恋人を皆に見せたい気持ちはある。しかしそれ以上に──その中身をじろじろと見られるのは嫌だ。
見るのは私一人だけでいい。なので、月はその絶妙なさじ加減を、自分の手で決めることにしたのだ。
「これと、これはどうかな?」
月が甲斐甲斐しく冬華の衣装を選ぶ。
それは、胸元の開いたチャイナ服。スリットの高さから始まり、服から胸元を見せる為に開いた穴の位置、更にはアクセサリーでどの部位を隠せばより色気が高まるか等、考え得る全てを考え抜いた。
「冬華、じっとしてて」
僅かに身じろぎをした冬華を月が制止する。冬華は少し困った様子も綺麗に内包するかのような微笑みで、月を見守ることにした。
「後は、実際に触りながら合わせていこう」
それが一番手っ取り早くて、そして冬華のアピールに一番的確になる。月はアクセサリーのほんの数ミリにも妥協しなかった。
「あの……
月さん……見過ぎ、では……?」
月が胸元を凝視している間に上から降る声。見れば、冬華が僅かに顔を赤らめてこちらを見下ろしている。
「見過ぎ? そりゃ冬華の身体だし」
見ることに何の違和感もない。嬉しこそすれ躊躇うような仲でもない。
「そろそろ、月さんの衣装も選ばなくては」
「私も? いや……うーん、じゃあこれで」
月が即決した衣装に掛けた時間は、冬華の実に三十分の一。
何を着ても似合うのか。それとも、それが一際美しかったのか。
恐らくは両方であろう。先に舞台に出た月の姿は、宇宙人たちに手を出させない荘厳さをもって、大盛況となったのだった。
「えっと、月さんが選んでくださったチャイナドレスに……ストッキングを──」
舞台袖で、冬華が最後の確認を行っている。
その殆どが月に見繕ってもらったものだ。
最終確認として、ゆっくりとストッキングの状態を確認する。
「ふゆかさん、ふゆかさん。お願いします」
「あ、はい」
そうして、全身コーデにより、黒ストッキングの上に、歩きやすいチャイナシューズを履いた冬華は、その滑らかな足元をゆっくりと見せて回るかのように、前ステージまでの距離を強くアピールするかのように歩き始めた。
宇宙船の宇宙人たちは、今回チャイナ服も着ている人を見なかった地域へ旅に出ていた為、それは噂に違わぬ初装束で、歩くだけでも大いにも盛り上がった。
宇宙人的には「はじめて」「うれしい」「きゃわわ」など、ニュアンスでしかない言葉を零しながら冬華の姿を改めて鑑賞する。
そして、前舞台中央。
月が選んでくれた服は、冬華に安心感を与えてくれる。そのお陰か、何もないところで足をくじいてしまう事もなく、無事に衣装モデル顔負けのウォーキングで、そこまで辿り着くことができた。
問題は、到着してからの『アピール』である。
「(このストッキングはともかく、このチャイナドレス、少し大胆すぎません……?)」
それはそうだ。今回は月が、愛しい恋人を他の存在に知らしめるこの上ないチャンスだったのだから。
しかし、冬華は思う。
今の──これでは、チャイナ服の魅力の方が大きすぎて、ストッキングが霞んでしまうのではないか──
……そうである。ストッキングが目立っては、月の『見せたいけれども、誰にも見せたくない冬華』という欲求が崩壊しかねない……今着ているチャイナ服は、月の様々な思いと欲求が詰まっているのだ。
しかし、恋人と言えど、通常では短い時間でそこまで説明する余裕がなかった。
月がもっと念を押せば、その意図も確実に伝わった事だろう。
しかし、それがない冬華が、急ぎ考えたのは『ストッキングを目立たせる、方法』
「これだけでじゃストッキングのアピールには十分ではありませんから……」
冬華は心に決めた様子で、その頬を純潔の紅に染めた。
そして、ステージの前舞台にて軽く仰向け気味に横になって──
客席正面にむけて、身体を開くように──その太腿を、ゆっくりと上に曲げ伸ばした。
腰上まで露わにされて、見えるスリットから見える地肌! 身体が横になることで、布が悲鳴を上げそうなたわわな胸! 透明感溢れる肌と共にある、高校生とは思えない艶めかしさを持った脚! そこから映えるガーターストッキング!
そんな中で、チャイナドレスの布の端で、せめて冬華が『パンティは見せないように』と左手で布の上からそれを隠すように押さえ込む。
布からダイナミックに伸びる太腿──先程で少し落ち着いた雰囲気が、また暴走の気配を滲ませる。
「(うぅ……。恥ずかしいです。これ下着、見えてませんよね?)」
冬華は願いと共にそう祈った──だが、宇宙人の神は言った。
えっちな感じに見えてます。チラチラと黒い下着が……
「えちいー!」
「えちいー!!」
ごま目をハート型にした宇宙人の一体が、冬華が押さえている布に足──触手を掛けようとしたところで『フェティシズム派としては、フルオープンは認めない!』とついに派閥ができた『ふるおーぷん派』の宇宙人は、ふぇてぃしずむ派のイカタコによって成敗された。
その間に、アピールからこそりと舞台袖へ引き返す冬華。
「……これで、大丈夫でしょうか」
こっそりと少しだけ振り返ると、イカとタコがハートマークを飛ばしてこちらを見送ってくれていた。多分大丈夫だろう。
「大丈夫か!? 変なことはされてない?」
楽屋に戻ると、あのステージの様子をずっと見ていたらしい月が飛び出してきた。
そのままの勢いで冬華が再度月に抱き締められる。
しかし雰囲気的には、あの宇宙人の触手が冬華に届きかけたということに、月の表情には『許すまじあのタコイカ』という様子がはっきりと滲み出ていた。
「はい、大丈夫でしたから」
冬華の声を聞いて安心したのだろう、月はそこでようやく安心しきったようにため息をついて、冬華から離れて安堵の微笑を浮かべて見せた。
「着替えをしよう。冬華、こっち」
指し示されたのは、奥まったところにあるあまり人目に触れない少し古めの更衣室。
目立つ大きさではないが、二人ならば大きく取っても余裕がある。
示されるままに中に入り。
一緒に着替えるのだろうか、と思っていた冬華の耳元に、そっと月の唇が乗った。
チリ、とほんの少しのくすぐったさを伴う微かな痛みと共に、月が唇を離せば、そこには冬華の肌に小さな紅が咲いていた。
「あの。月さん。何もここでしなくても……
あの宇宙人さんたちが見てるかもしれないのに……」
その行為の意味に直ぐに気付いて、冬華が静かに月を宥め諫めようとする。
月は自分が付けた仄紅の痕に、先程の苛立ちを完全に収めた様子で。己を諫める言葉を聞き流すと、月は嬉しそうにその細い指先で、そっとチャイナドレスを止める中華ボタンの並びの二つをゆっくりと外した。
すると、そこも冬華の白い首筋が露わになった。その一つ一つを確認するように、月がキスをしては味わうように所有痕を残していく。
外から誰かが歩く足音が響く。複数の人が側を通ったかのような声が聞こえる。
月はそれらを気にする事なく、目の前で少しずつ、自分の手により地肌を露わにされていく冬華に少し心を奪われるように、その身体に口付けた。
「月さん」
「(……今日は、デザインの参考になる衣装を沢山見られたし、恋人の可愛い姿も見られたので大変満足だ)」
「月さん」
「(──さっきの話だと夢のようになってしまうという事だったけど、あのタコとイカに頼んだら参考資料として写真とかカタログを貰えるかな?)」
手と唇を止めるなく、そんな全く別なことを考えては、手に触れる恋人の感触を味わった。触って、唇を触れさせれば、それで先程の観客席の一件も無かったことにできる。何故なら冬華は今自分の元にいるのだから。
「(皆さんに私を見られるのがそんなに嫌なのでしょうか……)」
相手の様子を目にしながら、冬華は既に上半身を隠すところのない姿になりつつも、月の思いに心を寄せる。
彼女の甘えるような姿に、困ったように、ただそれだけではない感情を添えて、
「困った恋人さんですね」
冬華は愛しそうに微笑みながら、その胸の柔らかさに唇を寄せる月の頭を、そっと優しい手で撫でた──
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3人まで
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コメディ
SF・ファンタジー
お色気
定員
1000人
参加キャラクター数
29人
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シナリオガイド公開日
2018年05月08日
参加申し込みの期限
2018年05月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年05月15日 11時00分
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