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【いつでも一緒】
それは出番から、ニ時間程度前のこと──
「わ! SFだ!」
連れてこられて説明を受けている最中でありながらも、それを聞きつつ興奮を隠しきれない
環 的子
は薄い水色の鉱石を思わせる瞳を一際キラキラ輝かせた。
絵本に出てくるような、可愛らしいイカとタコが一生懸命身振り手振りをして説明している。見れば、壁も扉も開く度にプシューっという音がして、余計にSF的なロマンに近い、格好良さをアピールしている。
宇宙的超技術があるならば、そもそも無音で開けられるのではないかとか、そんな空気をぶち壊すようなツッコミはしてはならない。
「ファッションショーは、全員参加です」
「全員参加、です」
その言葉に、的子は思わず息を呑んだ。
その中には『アピールの時間も含めてある』という内容も聞こえてくる
「(どうしよう『アピール』──何かないかな……)」
その場が解散になり、皆が思い思いに動き始める。
的子は不安を隠せないまま、ふと持ち込むことに成功していた、いつも一緒にいる『N.E.O.M.U』(ネオム)と名付けていつも一緒にいるカプセルギアを持ち上げた。
「ネオム……どうしよう……」
カプセルギアが答えることはない。しかし、その不安には応えるように、見つめる的子の心は不思議と軽くなった。
ネオムと共に、衣装が置かれている場所に向かう。
そこで、的子は一着の衣装に目を留めた。
「これ──!」
そこからインスピレーションを受けた的子は、早速宇宙人に必要な物を相談した。
「できますです。地球の材料、たくさん積んであります」
「ます」
との即答を受けて、的子はコンロとシンクがついた調理台(火も水も何故か通っている。流石宇宙的超技術である)を確保し、それをイカタコたちも手伝いながら、様々な地球の食べ物と共に、全部メンタルと時の部屋へと押し込んだ──
ステージが、ほんわりと柔らかな暖色のライトに包まれた。
前舞台までの道を、こつこつと、小さな靴音を立てながら控えめな表情で的子が歩いてくる。
「えと、おかえりなさぃ……今日もお疲れ様、です!」
前舞台の中央より少し奥。立つのはメイド服イメージの衣装に身を包んだ的子の姿──もちろん、きちんとニーハイストッキングも健在である。
「おはようございますから、おやすみなさいまで。お茶の用意からギアバトルまで!一生懸命、何でも頑張ります!」
そして、当然──控えめで引っ込み思案なのに可愛らしい齢十歳の少女が、メイド服を着てこちらをご主人様などと呼んできた日には。
「ときめ、き……!」
それだけでタコとイカの数体が、床に沈んだ。
掃除したばかりの床に鼻血跡が点々と残るが、これに関しては、そのフェティシズムが分かってしまったタコイカたちの不幸であったと片付けるしかない。
的子が、更につたない仕草で、両手を前に揃えてペコリとお辞儀した。
それだけで更に宇宙人側に、被害者が出る。
先程までのポールダンスによる『フルオープンさ』がナパーム弾による範囲攻撃であるならば、こちらは、さながら一体一体の心を直接ライフル銃で射抜いていくかのようだった。
「今日は、ケーキのデコレーション、します!」
その言葉を合図に前舞台の奈落から、ドライアイスの演出と共に、何かが大きくせり上がって来た。
「おおー」
イカタコたちの歓声が上がる。完全に登場すれば、それは会場内にも仄かに甘い匂いを残す、五段重ねのケーキスポンジだった。
下地となる最低限のクリームは既に塗られており、後は本当にデコレーションをしていくだけ。
一度、後舞台に下がれば、こっそりとイカタコが用意してくれた果物や絞り用のクリームが乗せられたワゴンが置かれていた。
それを小さな身体で前舞台まで運び、デコレーションスタート!
「うん……」
気合いと共に、ビニールの手袋をきちんと付ける。
「むむ……!」
それはまさに一発勝負。クリーム絞りを持った的子が踏み台を登り、そっとケーキ土台に白い飾りクリームを乗せた。
宇宙人たちは、それをいつしか固唾を呑んで見守っていた。小さいようじょ──もとい、少女がメイド姿で一生懸命何かを成し遂げようとする様子に、この場の全宇宙人が感動したのである。
的子の頬にクリームが付く、それでも気にせずに立ち向かう的子に、宇宙人たちは心の中で「すき」というオーラを放って全力で応援した。
「……よーし、仕上げだね」
緊張する飾り付けが八割方完了した。
そこで、何を思ったのか、的子はきちんと食品が扱えるように丁寧に消毒されたカプセルギア『ネオム』を起動する。
「行くよ、ネオム!」
その言葉を合図に、ネオムは舞台を助走して大きく跳躍し、抱えていた星型のカラーシュガーを、五段ケーキの上に虹のようにばらまいた! それらは五段ケーキの上に、ムラなく見事なアクセントとなって乗っていく。
「おおーっ!」
宇宙人たちから、ついに我慢できなくなった歓声が上がった。
大きな応援が立ち上がる。
それを一身に受けながら、的子は最後の飾りとして、砂糖菓子で出来たイカとタコのお人形を、踏み台の上でつま先立ちにふるふると震えながらも、そーっと……天辺に乗せた。
「完成です!」
わぁああああ! と会場が沸いた!
「上手にできてよかったぁ……! ネオムもありがとう!」
踏み台を降りて、的子は手袋を外して小瓶を抱えていたネオムを抱き上げた。
「あ、出来上がったケーキは、後で美味しくいただけますので皆さんで食べてください!
じゃあ、ありがとうございましたー!」
ウォーキングを忘れて、急いでその場を走り去る的子。しかし「ときめき」は良い感じに溜まったようで、
「燃料、少しいい感じになったので。ちょっと、休憩します」
と、ここで作られたケーキは、味は上々とステージと楽屋だけでなく、宇宙船全体に配られて、更に「ときめき」を増やしたのである──
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
お色気
定員
1000人
参加キャラクター数
29人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年05月08日
参加申し込みの期限
2018年05月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年05月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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