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- 00月00日生 00歳
- AAA000000
輝け！ドリームガールズコレクション！！
【宇宙人はだいたいピュアなＤＴなのだけれども、それを殺す服が現れた】
「あらあらまあまあ……」
嘉渡洲 稀跡の白い素肌と、キュルビス・ラムズイヤーの愛くるしいカボチャにメイクを施して、ソファーに座っていた志筑 かりんは、モニター上に映るボートと水面を光でキラキラさせている湖を見ていた。
直前までの大惨事も、きちんと目に入っていたが、それでもかりんに動揺が走る事はなく、こうして今も悠然と湖＆ボートを眺めている。
「イカさん、紅茶淹れるのお上手ねぇ」
「ふええ、どうもです」
照れたイカが紅茶のお代わりを、かりんの手元に置かれたカップに注ぐ。
「かりんさん、かりんさん。そろそろお着替えお願いします」
「します」
「あら、もうそんなお時間なのね。
せっかくのファッションショーなのだから、楽しまなくっちゃ」
そう言いながら、かりんはイカの淹れた紅茶を御礼と共に静かに飲み切って、衣装が置かれている楽屋の一角の方へ歩き始めた。
そして、ハンガーに掛かっている服を物色し、普段では着ることのない類の衣装に少し胸を高鳴らせて試着する。
更衣室から出てきたかりんは、少し頬を赤らめて、恥ずかしそうに鏡越しではない自分の姿を眺めた。
「う、うぅん…ちょっと若作りしすぎちゃったかしら？」
肩越しに、背中のラインまで改めて確認する。服のサイズには全く問題ない。胸がほんの少し締まる感じはするけれども、動き回るのに負担を掛けるものではない。
しかし、そこに浮かび上がるのは、ただ零れる恥ずかしさばかりで。
「若い子が着てるのを見て、ちょっと興味があったんだけどねぇ……」
「かりんさん、かりんさん。そろそろ舞台袖までお願いします」
「お願いします」
「あら、もうそんな時間？」
やっぱり恥ずかしいから着替えようか迷っていたのだけど……そう思っていたものの、着替えるタイミングを見事に逃したかりんは、そのままの姿で歩き始めた。
ふと、かりんのスカートが揺れた──……それだけで、側のタコが「とき、め……」という断末魔と共に倒れたことを、かりんは知らない……
照明が殆ど落ちている。照らされるスポットライトと共に──今履いている、黒の清純なパンプスは、かりんをステージの上にとても緩やかに導いた。
かりんは決して長くはない丈のスカートを揺らして、胸を張ってセンターまで歩みを進めた──ここまで来てもじもじしていたら、余計に恥ずかしくなってしまうから。
そして、前舞台の中央で立ち止まる。
すらりと張られた胸は黄金比でもあるのかと言うくらいに美しいバストを整えていた。そんなかりんは現在年齢、三十五歳。その齢でなければ出せない、真性の大人の魅力である。
確かに、今までの出演者よりも年齢は高いが、そんなことお構いなしにウォーキングに釣られて複数の観客のイカタコが後を付いていこうとする。半端ない吸引力。
そんな身体を包んで、ステージでもないのに宇宙人を魅了していた服装は、宇宙人の視線を一身に集めまくった。
純白の、胸元にドレープフリルの集まる柔らかな絹で出来た、ゆったりとしたシルクブラウス。
そして、図らずも女性らしく豊満で女性性に満ちた胸を強調するかのように、その胸下直下まであるハイウエストの柔らかな空気をはらんだ黒いコルセットスカート。
そこに、ニーハイソックスに、ストラップシューズである──
絶対領域を垣間見せながらも、まるで昔の少女漫画に出てきそうなそれは、
【胸のふんだんさを抑えることないのに、純粋ピュアさを漂わせ、女性慣れしていない男をターゲットにした──まさに、童貞を殺す服】
タコイカたちはピュアだった。ピュア故に、そこを狙われるとは思わなかった。
──かりんが、恥ずかしさ半々、楽しそうにくるんとアピールでその身を小さく翻して、その瞬間にだけ垣間見える絶対領域を露わにした。
「──！！！」
そして、ダメ押しの『スカートの端を少しだけ持ち上げてのお辞儀』──！
柔肌の浮かぶ、女性特有の柔らかい脚を包んで見えるニーハイソックス！ 同時に、長いとは言い難いスカートとの狭間である絶対領域を見事に強調してみせた！
「と、き……！」
「めき……！」
ナパーム弾に、ライフル銃。引き続いて、今度は例えるならばショットガンの威力である。
ステージ上、もはやそこは戦場の爆心地。
宇宙人は、ときめきと云う名の鼻血を噴いて、バタバタと戦闘不能に陥った……
その様子を、ほんの少し不思議そうに目にしながら、かりんはゆっくりと舞台袖を抜けて楽屋へと戻ってきた。
「少し恥ずかしかったけど……何だか楽しかったわぁ」
自分の服装を改めて目を向ける。
これを……若くして亡くなった主人が、伴侶が見たら何と言うだろう。
「(苦笑されるかしら？ それとも……)」
──『似合ってるよ』って、昔みたいに笑って言ってくれるかしら？
胸に宿した温かな想い。
それを形にするかのように、戻って来たソファーのテーブルの上には、新しく淹れられた紅茶と、先程ステージ上で作成されていたケーキのピースが美味しそうに乗っていた……
「あらあらまあまあ……」
嘉渡洲 稀跡の白い素肌と、キュルビス・ラムズイヤーの愛くるしいカボチャにメイクを施して、ソファーに座っていた志筑 かりんは、モニター上に映るボートと水面を光でキラキラさせている湖を見ていた。
直前までの大惨事も、きちんと目に入っていたが、それでもかりんに動揺が走る事はなく、こうして今も悠然と湖＆ボートを眺めている。
「イカさん、紅茶淹れるのお上手ねぇ」
「ふええ、どうもです」
照れたイカが紅茶のお代わりを、かりんの手元に置かれたカップに注ぐ。
「かりんさん、かりんさん。そろそろお着替えお願いします」
「します」
「あら、もうそんなお時間なのね。
せっかくのファッションショーなのだから、楽しまなくっちゃ」
そう言いながら、かりんはイカの淹れた紅茶を御礼と共に静かに飲み切って、衣装が置かれている楽屋の一角の方へ歩き始めた。
そして、ハンガーに掛かっている服を物色し、普段では着ることのない類の衣装に少し胸を高鳴らせて試着する。
更衣室から出てきたかりんは、少し頬を赤らめて、恥ずかしそうに鏡越しではない自分の姿を眺めた。
「う、うぅん…ちょっと若作りしすぎちゃったかしら？」
肩越しに、背中のラインまで改めて確認する。服のサイズには全く問題ない。胸がほんの少し締まる感じはするけれども、動き回るのに負担を掛けるものではない。
しかし、そこに浮かび上がるのは、ただ零れる恥ずかしさばかりで。
「若い子が着てるのを見て、ちょっと興味があったんだけどねぇ……」
「かりんさん、かりんさん。そろそろ舞台袖までお願いします」
「お願いします」
「あら、もうそんな時間？」
やっぱり恥ずかしいから着替えようか迷っていたのだけど……そう思っていたものの、着替えるタイミングを見事に逃したかりんは、そのままの姿で歩き始めた。
ふと、かりんのスカートが揺れた──……それだけで、側のタコが「とき、め……」という断末魔と共に倒れたことを、かりんは知らない……
照明が殆ど落ちている。照らされるスポットライトと共に──今履いている、黒の清純なパンプスは、かりんをステージの上にとても緩やかに導いた。
かりんは決して長くはない丈のスカートを揺らして、胸を張ってセンターまで歩みを進めた──ここまで来てもじもじしていたら、余計に恥ずかしくなってしまうから。
そして、前舞台の中央で立ち止まる。
すらりと張られた胸は黄金比でもあるのかと言うくらいに美しいバストを整えていた。そんなかりんは現在年齢、三十五歳。その齢でなければ出せない、真性の大人の魅力である。
確かに、今までの出演者よりも年齢は高いが、そんなことお構いなしにウォーキングに釣られて複数の観客のイカタコが後を付いていこうとする。半端ない吸引力。
そんな身体を包んで、ステージでもないのに宇宙人を魅了していた服装は、宇宙人の視線を一身に集めまくった。
純白の、胸元にドレープフリルの集まる柔らかな絹で出来た、ゆったりとしたシルクブラウス。
そして、図らずも女性らしく豊満で女性性に満ちた胸を強調するかのように、その胸下直下まであるハイウエストの柔らかな空気をはらんだ黒いコルセットスカート。
そこに、ニーハイソックスに、ストラップシューズである──
絶対領域を垣間見せながらも、まるで昔の少女漫画に出てきそうなそれは、
【胸のふんだんさを抑えることないのに、純粋ピュアさを漂わせ、女性慣れしていない男をターゲットにした──まさに、童貞を殺す服】
タコイカたちはピュアだった。ピュア故に、そこを狙われるとは思わなかった。
──かりんが、恥ずかしさ半々、楽しそうにくるんとアピールでその身を小さく翻して、その瞬間にだけ垣間見える絶対領域を露わにした。
「──！！！」
そして、ダメ押しの『スカートの端を少しだけ持ち上げてのお辞儀』──！
柔肌の浮かぶ、女性特有の柔らかい脚を包んで見えるニーハイソックス！ 同時に、長いとは言い難いスカートとの狭間である絶対領域を見事に強調してみせた！
「と、き……！」
「めき……！」
ナパーム弾に、ライフル銃。引き続いて、今度は例えるならばショットガンの威力である。
ステージ上、もはやそこは戦場の爆心地。
宇宙人は、ときめきと云う名の鼻血を噴いて、バタバタと戦闘不能に陥った……
その様子を、ほんの少し不思議そうに目にしながら、かりんはゆっくりと舞台袖を抜けて楽屋へと戻ってきた。
「少し恥ずかしかったけど……何だか楽しかったわぁ」
自分の服装を改めて目を向ける。
これを……若くして亡くなった主人が、伴侶が見たら何と言うだろう。
「(苦笑されるかしら？ それとも……)」
──『似合ってるよ』って、昔みたいに笑って言ってくれるかしら？
胸に宿した温かな想い。
それを形にするかのように、戻って来たソファーのテーブルの上には、新しく淹れられた紅茶と、先程ステージ上で作成されていたケーキのピースが美味しそうに乗っていた……
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2018年05月08日
- 参加申し込みの期限
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- 2018年05月15日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2018年05月15日 11時00分
