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Let’s! Miracle Tea Party!
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耳を澄ませば聞こえてくるのは、どこからともなく流れてくる素敵な音楽。そうして、そのメロディに乗って漂ってくる、何とも言えず美味しそうな香り。
その香りに惹かれるように足を向けた先に用意されていた、このお洒落な広間の雰囲気に相応しい本格的なお茶会の用意に、
薄野 五月
と
畑中 華菜子
は目を丸くした。
並んだお菓子は様々で、名前を知っているものだけでも数え上げればきりがない。ざっと目に入っただけでもマカロンに、チェリーパイに、フィナンシェに、マドレーヌに……
そうして何より大切な、紅茶は今まさに飲み頃といった風情で、ティーカップから香しい湯気が立っている。
「ふっふ」
こちらもとてもお洒落ですね、と五月は嬉しくなって頷いた。ケーキとかそういうお菓子は、誕生日とかハレの日の食べ物の印象がるから、こんなに並んでいると幸せな気持ちになってくる。
その中に彼女にとって印象的なお菓子を見つけて、あ、と五月は嬉しい声を上げた。
「タルトタタンがあります」
前に1度食べた時、美味しかったお菓子。美味しくて幸せな気持ちの象徴、というと少しオーバーかもしれないが、そんなお菓子を目にしてまた嬉しくなる。
それから傍らの、同じく目を丸く輝かせて様々なお菓子を眺めている、華菜子へと視線を向けた。
「華菜子さんはどんなお菓子がお好きでしょう?」
「私、カップケーキとか可愛らしくて好きアル。小さいサイズのお菓子なら色んな種類を沢山食べられそう!」
並んだお菓子はどれもこれも一口サイズで、これならお腹と相談することなく、気の向くままに手を伸ばしても大丈夫そうだ。幾ら甘いものは別腹とはいえ、大変重要なポイントである。
とは言え、と並んだお菓子を見回して、うーん、と華菜子は少し考えた。ここに甘いお菓子以外、例えばラーメンのスナック菓子などがあれば、完璧なのに。
そう、呟く暇もないほどに、すっ、と横合いから差し出されたのは言葉通りのスナック菓子。え、と驚いて振り返ったけれども、そこにはやっぱり誰もいない。
受け取ったスナック菓子は、お洒落な器に品良く盛られていて、ちょっとした高級スイーツのようにも見えた。そのアンバランスさに華菜子と五月は、顔を見合わせくすりと笑う。
そうしてソファにちょこんと腰かけて、少女達は並んだお菓子を堪能し始めた。気の向くままに、指の向くままに。
「あ、このマカロン美味しいアル。五月ちゃんも食べてみて!」
「おや。では華菜子さんもタルトタタンをどうぞ。はい、あーん」
「あーん!? じ、じゃあ、あーん……」
そんな風に微笑ましく、互いに食べさせ合いっこしていたら、「アー!!」と不意に大きな声が響く。ん? とそちらへ顔を向けると、そこに居たのは
御薗井 E セレッソ
だ。
「五月チャン! 華菜子チャン!! 二人ともここにいたのネ!」
「おや、早坂先輩と、セレッソさんですー」
そうして叫んだセレッソと、それよりは小さかった五月の声は、同時。それを聞いた華菜子は、へえ、とセレッソと、それから傍らに立つ男性を見比べた。
あの男性が『早坂先輩』だろう、と思う。実は、セレッソとは仲が良いけれど
早坂 恩
には初めて会うのだ。
だから興味津々で、どんな人物なのだろうと見つめる間にも、セレッソと恩は――主に駆けてくるセレッソの後を恩が追う形で――近付いてきた。そんな2人に五月が、からかうように声をかける。
「やあ、絵になりますなー。ふっふ」
「あら。五月ちゃんもとっても可愛らしいドレスね♪ ……えぇと、貴女が華菜子ちゃん、かしら?」
五月のからかいに大人の余裕といった風情で返した恩は、それからこくり、首を傾げて華菜子の方へと眼差しを向けた。それに「はい」と頷いて、ぴょこんと華菜子は立ち上がる。
ぺこり、礼をしたら恩が嬉しそうに微笑んだ。
「五月ちゃん達からよくお話は聞いてたの。会えて嬉しいわ」
「私も、セレッソちゃんたちから素敵な先輩だって聞いてたアル。大人って感じでかっこいいアルー」
「あら、本当? 嬉しいわね♪」
それに華菜子が応えを返すと、ますます嬉しそうに恩が相好を崩す。仲良くなれそうだと、互いに抱いたのはそんな印象。
華菜子と恩を見比べて、セレッソが「えへへー」と五月を振り返った。華菜子と、五月と、恩。こんな不思議な場所なのに、セレッソの『好き』が見事に集まっていて、それがとっても嬉しい。
「折角だからワタシたちもお茶会にしましょうネ。おいしいクッキーやスコーンで、アフタヌーンティーを楽しむワ!」
「良いわね。せっかくだから、すこしいただきましょうか」
美味しそうなお菓子もあるしね♪ とテーブルの上を見回して、恩も嬉しそうに頷いた。と、すぐさまどこからともなく、新たなティーカップと紅茶が用意されて、ワオ、とセレッソが驚きの声を上げる。
普段はレモンティーが好きだけど今日はミルクティーの気分だな、と思っていた彼女の内心を読み取るように、紅茶に添えられているのは温かなミルク。恩の前に用意されたのももちろん、誰に告げたわけでもないのにしっかりと、彼の今の気分に沿ったもの。
不思議ねぇ、と目を丸くしてから、顔を見合わせくすくす笑う。そうして、紅茶をこくりと飲んで、口一杯に広がる香り豊かな味に舌鼓を打つ。
その間にも五月と華菜子が、はいどうぞ、あーん、と気に入ったお菓子を互いに交換したり、仲良く食べさせ合っていた。それは彼女たちが身に着けている揃いのドレスも相まって、倒錯的なようでもあり、微笑ましいようでもある。
そんな様子を眺めていた恩はふと、そうだ、と両の手を打った。それからセレッソを振り返り、まるで悪戯を企むかのように、ぱちん、とウィンクしてみせる。
「私たちも、あんな風に一口ずつ交換しましょうか?」
「ワオ! それは素敵ネ!
その提案にセレッソは、面白そうだと大きく頷いた。お菓子でも他の何かでも、美味しいものはみんなで一緒に食べればもっと美味しいものだ。
だから。
「五月チャンこっちのブラウニーもとても美味しいワ! あーんしてほしいノ」
「セレッソちゃん! このカップケーキ美味しいアルヨ! そっちのお菓子と交換しよ!」
「あら、このマフィン、美味しいわねぇ♪ はい、セレッソちゃん、どうぞ」
「やはり、タルトタタンは最高です。ふっふ」
今度はセレッソと恩も加わって、4人は気の向くままにお菓子を摘まんでは、みんなに「どうぞ」と交換を持ちかけたり、食べさせ合ったりして過ごす。それはもしかしたら、この不思議なお茶会の場所だからこそくすぐったい程に楽しい、嬉しい時間。
そんな風に楽しげに、賑やかに不思議なお茶会は続くのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月24日
参加申し込みの期限
2018年05月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年05月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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