this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
パンツ、落としました
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
8
つぎへ >>
●パンツを見つけて、バトル開始?
電線一本ない空に、鳥が飛んでいる。その上に浮かぶのは、くっきりとした白い雲。
ああ、なんてのどかな光景だろう……。
などと、亨は思わない。
彼が天を見上げ腕を伸ばしたのは、輝く太陽を掴むわけでも、未来という希望を望んでのことでもないからだ。
今彼が求めているのはただひとつ。己のパンツ、だけなのである。
「待てええええっ!」
風に舞う、臙脂色に和柄のボクサーパンツ。
もうこれを追って、どのくらい走ってきただろうか。
「くそ、ここはもう、飛びつくしかないっ!」
ズボンの中の暴れん棒が気になって仕方がないが、今がまさに、覚悟を決めるとき!
サーフィンと武術で培った脚力をつかい、いっきに加速して、亨は宙舞うパンツを追いこした。
勝負は一瞬。
たたん! と両側の塀を蹴り、華麗な三角飛び。
狙うはパンツ! パンツを掴め!
「うおおおおっ!」
しなやかに伸びる手足の筋肉。体幹力とバランス力は、圧倒的だ。
ここに子供がいたならば、間違いなく「お兄ちゃんかっこいい!」「お兄ちゃんすごい!」と絶賛の嵐だっただろう。
ビバ! まさにこれぞヒーロー!
「いやあああん、素敵っ! 抱いてえええっ!」
ミッシェルも、思わず叫ぶというものだ。
「いやっほゥ! 獲ったぜええ!」
亨は目的のブツをがっしと掴み、そのまま地面に着地した。
大地踏みしめ、パンツを見つめて、にかりと笑う。
「まったく、手こずらせやがって! 俺から学んだのかな?」
――だが。
そんな姿は、しっかり恋人の咲の目に、映っていた。
「亨君……もしかして、亨君も……パンツを……?」
「亨君『も』……? ってことは、咲も……?」
頬を染め、見つめ合うのは、一瞬だけ。
亨はすぐに、咲に背を向けた。
「こいつぁ見苦しいもんを。忘れてくれィ」
言い捨て亨は、その場を駆ける。
「亨君!」
咲の手が、去りゆく男の背に伸びる。その横を、ミッシェルがむふむふ言いながら、追いかけていく――。
「じゃあねん、風紀委員ちょ?」
「ああ……!」
尻をぷりぷり振っているミッシェルを、見送りたくはなかった。
だが咲は、彼のように走ることはできない。
なぜなら、理由は簡単。ノーパンだからだ。見えたら困る。ダメ絶対!
「おのれ神魂……!」
どこぞの有名怪盗だって、盗むのは財宝とハートくらいなのに、パンツを盗まれたら手足も出ない……と咲が思ったかは定かではないが。
でも、彼女がぎりぎりと歯噛みしたのは事実である。
そこに。
美少女キラー、と書くと語弊があるかもしれないので訂正すると、美少女を探し求めている美少女、時音の声が響いた。
「フフフ……咲」
「と、時音さん!?」
ポニーテールを揺らし、咲が振り返る。
時音は、赤髪が燃えたかのような熱気あるオーラを放ちながら、咲に近付いてきた。
「時音は……この時をずっと待っていた……ぞ。フフ……お前をこうやって……愛せる時を…な」
クールの欠片が残る笑い顔は綺麗なのに、わきわきと動く手が、なんとも卑猥。
「今は、会いたくなかった……っ!」
吐き捨てるように言い、咲は一歩、後退る。
「フフ……その怯えた顔がいいな……」
明らかに悪役な台詞をはいて、時音が一歩、咲に寄った。
「く、来るな! どうせ、エロ同人誌みたいな破廉恥するつもりでしょ!」
「破廉恥……? 時音は、可愛い者をすべて等しく愛でるだけだ」
「だからそれが、破廉恥なんでしょ! それ以上近づいたらぶん殴る!」
片手でスカートを押さえた咲が、持っていた鞄をぶん! と振り回す。
「まったく、どんな破廉恥を想像しているのか、その口から聞いてみたいものだ」
時音は笑みを崩さず、一歩、進み。
「絶対に、嫌!」
咲はじりり、と一歩、後退。
一定の距離を保ったまま緊張感だけが増していく……。
そこにやって来たのが、縮身を発動し、素早くパンツをはきなおしてきた亨である。
彼は二人の緊迫した空気には気づかず、「そこにさあ」と少し後ろを指さした。
「青いパンツ落ちてたんだけどあれって……」
「それどころじゃない!」
叫ぶ咲。時音は、亨に目を向け、あからさまに嫌そうな顔をした。
「こんないいところで、邪魔者がくるとは……」
「はっ? そう言えば二人、なにして……」
「うるさいっ!」
時音、一喝。咲は渋面で、亨を見た。
「狙われてるんだ……!(咲がノーパンだから!)」
もちろんかっこの中の言葉は言わない。でも、ノーパン仲間だった亨には、はっきりしっかりわかったのだろう。
「それはいくらなんでも見逃せないぜっ!」
亨が咲の前に、ずずいっと立ちふさがる。
亨としては、さっきみっともないところを見せてしまったから、なんとかしてかっこいいことをしたいところ。
時音がにやりと、片頬を上げる。
「フフ……咲をかけて、勝負ということか……? 受けてたとう……。勝者が手に入れる褒美は、咲のパンツ! どうだ!」
「駄目だっ!」
咲は思い切り叫んだ。
(あのパンツは……くまさんパンツだけは、亨君にも知られたくないっ……)
「お願いだ……」
咲が言うと、亨は困惑顔のまま、ぐしゃりと自身の髪をかき上げた。
「わかった、下着は拒否っ! でも俺は咲を守るぜっ」
「ほう……ヒーロー気取りか。いいだろう、時音は全力でっ! 咲を望むっ!」
時音が、だだだっと走り込んでくる。
亨は動かない。否、動けない。後ろに咲がいるからだ。
(先に逃がせばよかったか……)
亨は咲の腕を掴んで引き寄せると、瞬時に抱きあげ、時音の攻撃を避けた。
しかし咲は、顔を真っ赤に染めて、亨の肩をバシバシと叩く。
「下ろしてっ!」
「でも、咲っ」
「いいからっ!」
(こんな激しく動いたら、スカートめくれちゃうかもしれないじゃないっ! そうしたら咲はっ……)
亨は渋々、咲を地面に下ろした。と、そこに、時音が襲い掛かる!
「お前、咲さんに触れるとは、いい根性だっ!」
亨は咲をかばおうとして――。
「あっ……!」
勢いで、つい! 本当につい! うっかり! 咲に抱き付いてしまった。
よろけて尻もちをつく咲のスカートがぺろりとめくれ、白い太ももから横尻があらわになる。
抱き付かれていたおかげで、前が見えなかったのがラッキーか。
否、そんなことは全然なかった。
「ぎにゃあああっ!」
つんざく悲鳴。背後に感じた殺気に、亨が振り返る。そこには仁王立ちの時音がいた。
「ま、待てっ……!」
このままじゃまた、咲が巻き込まれる。
何とか宥めようと声をかけたが、見上げた角度がいけなかった。
なんと亨は、時音のスカートの中まで、ばっちり覗けてしまったのだ。
(ノーパンッ……!)
思わずごくり、息を飲む。
だが、肌色のストッキングが邪魔で、肝心なところはぼんやりしていた。
目を細めたのは、逆らうことなどできない、男の熱き本能ゆえ。
そして呟いてしまったのは、多分ほとんど脊髄反射。
「くそ、よく見えない……っ」
時音の眉間に一本、太く深いしわが寄る。
「ほう……時音の大事なところを、覗いただと……?」
「亨君……咲のお尻も見た、よね?」
咲と時音。美少女に囲まれているのに、両手に花とは言えない、この状況。
亨の背中に、だらだらと冷たい汗が流れた。
「覚悟しろ!」
「最っ! 低っ!」
拳と平手が同時に、亨をめがけて飛んでくる。
羞恥ゆえの手のひらと、怒りゆえの鉄拳制裁は、その後どれほど続いたのか。
「煎餅になる前に、そろそろお許し願えないかなーなんて、ね、さーき?」
時の流れ。それは、冷静さを欠いている三人には、わからなかった――。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
8
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
パンツ、落としました
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬田一稀
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月21日
参加申し込みの期限
2018年04月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!