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気怠い。それが
朝鳥 さゆる
の率直な感想だった。
彼女の夜は誰かの腕の中で泥沼の快楽に溺れるか、薬によって夢のない眠りに身を置くかのどちらか。
だと言うのに、女神とやらのくだらない退屈しのぎのために召喚されてしまった。その挙句に化け物と戦わされるという。さゆるからすれば最低の展開だと言えるだろう。
「こんな最悪な夢。さっさと終わらせるに限るわね」
突然神によって呼び出されたというのに雰囲気を崩さないさゆる。それは観ている側からしたら冷静沈着に見えるのではないだろうか。
事実、さゆるは冷静ではある。だが、それは戦士であるが故の冷静さではない。洞察力が高い者が見ればその目の輝きに狂気に近い仄暗いものを感じたかもしれない。
目についた武器――片手剣を拾うとさゆるはニーズヘグと対峙する。翼を持つ巨大な蛇は口を大きく開けて威嚇をしている。
普通ではない敵を前に、さゆるはそれでも雰囲気が変わる事はない。そんな彼女に苛立ちでもしたのかニーズヘグが身をくねらせたかと思うと一気に飛び掛かってきた。
しかし、瞬時にさゆるはろっこん【Stella cadente】を発動。それにより強化された反応速度はあっさりとニーズヘグの体当たりを躱す。
それを追うニーズヘグ。回避するさゆる。追うニーズヘグ。回避するさゆる。幾度も繰り返されるやり取り。ろっこんによって強化されているとは言え、それでも相当な速さのニーズヘグの体当たりを完璧に、冷静に見切るのは異常とすら言えるレベルだ。
だが、このままでは負けてしまうのはさゆるだ。それは本人にも理解できているようだった。
「このままでは先に体力が尽きるわね……」
さゆるのろっこんはあくまでも反応速度を強化するものであって、体力まで強化するわけではない。だから、このやり取りを幾度も繰り返せばいずれは体力が尽きるだろう。
一方のニーズヘグと言えば、あんな見た目をしているのだ。さゆるよりも体力が低いという可能性はほぼないと言える。
ニーズヘグがどこまで理解しているのかは解らない。捕食者としての本能的なものであるかもしれない。だが、長期的に見ればニーズヘグの戦術は間違っていないと言える。
追うニーズヘグと回避するさゆる。その速さは高速も良いところだが、さゆるにはニーズヘグがにやりと笑ったように見えた。
だが、そこでさゆるもニーズヘグも思ってもいなかった事が起こる。即ち文字通りの横槍である。
(あれと戦えって……ろくでもない神様。ギリシャ神話の神様とかそういうの多いって聞くけど……)
そんな愚痴を心の中で呟いて思わずため息を吐く
小山内 海
。
いきなり召喚されたかと思えば、翼が生えた巨大な蛇と戦えと言われれば誰でもそんな心境にはなるだろう。
しかし、愚痴ったところで神様とやらが元の場所に戻してくれるとは思えない。そんな風に考え、よしと気合を入れた海はまずは状況の確認をする。
どうやらあの巨大な蛇――ニーズヘグは既に誰かと戦っているらしい。かなりの速さではあるが人間の女性――さゆるがニーズヘグの体当たりを避けているのが見える。
彼女の援護をしたいがまずは武器をと思って周囲を見渡すとニーズヘグの体液がそこらに落ちて煙を上げている。どうやらあまり身体には良くなさそうな体液だ。
ニーズヘグの攻撃を回避しているさゆるは体液すらも完璧に躱しているが海にはあんな芸当は不可能だ。ならば、遠距離攻撃しかないだろう。
(あっ!)
そう思い、再び辺りを見渡すと何本かの槍が地面やら壁に刺さっていた。これを投擲すればいけるかもしれない。
(私じゃニーズヘグの攻撃に対応するのは大変。だから、正面に立たないようにして、更に距離をちゃんと取っておく。それなら対処がし易い筈!)
ニーズヘグとさゆるの方を見れば先程と状況は変わっていない。だけど、あのままではさゆるの体力が危ういかもしれないと海は判断。
一本の槍を抜いて、ろっこん【アクセラレイトライン】を発動して加速線を描く。そして、ニーズヘグ目がけて槍を投擲すると加速してから見事にニーズヘグへと命中。
丁度女性を攻撃して回避されたという時に命中した為にニーズヘグは吹き飛んでいく。
(これでどう!? って、当たった後に戻ってきた!?)
成果を確認する為にニーズヘグの方を見ていたら、海の手元へと投擲した槍が戻って来る。その事に驚くものの槍をキャッチ。
そう言えば、神様が鍛えた武器を用意しているとか言っていたのを思い出す海。これならば投擲した後に一々槍を取りに行く必要はない。
(これ便利かも。これなら面白いことができそう)
そう思い、さゆるの方に視線を向ける。援護は任せて。果たして思いは伝わったのかさゆるは海へと頷き返した。
まるでその時を待っていたかのように、ニーズヘグがけたましい叫びを上げる。体勢を整えて、自らに槍を突き立てたであろう海に怒りの眼差しを向ける。
だが、その視線を遮るかのように剣を構えたさゆるが立ち塞がる。前衛がさゆるで後衛が海。声を交わしてすらいないがそういう立ち位置だ。
海が投擲した槍はニーズヘグへとけして軽くない傷を与えている。槍は海の元へと戻った為に既に刺さっていないが、その傷跡は深々と存在し、そこから身体の表面とはまた違う緑色の体液が流れ出ていた。
ニーズヘグの怒りの咆哮。先程と同じように飛びかかるが、その速さは先を上回る。
「発狂したってところかしら?」
最近のゲームでは割と良くあるシステムだ。もっとも神々がこうなるように仕組んでいるのか、それとも動物の本能的なものでただの偶然なのかはさゆるには解らないのだが。
暴れる、暴れる。先程まではただ飛びかかってくるだけだったが、尻尾を使った攻撃もしてくるようになった。
そのあまりの苛烈さに全感覚を研ぎ澄ましてさゆるは対応する。ろっこんにより強化された反応速度と鋭敏になった直感。それにより大暴れするニーズヘグの攻撃を回避する。
恐らくニーズヘグとすれば先にさゆるを仕留めて後で海というつもりだったのだろう。
先程は油断していたところに喰らったが故にそれなりのダメージとなったが、来るのさえ解っていればあの槍の投擲に対してはそれなりの対応が出来る筈だった。
だが、その思惑は崩される事となる。他ならぬ海の手によって。
一本の槍が投擲される。来る方向が解っていたニーズヘグはそれを身体をしならせて上手く弾く。そして、もう一度さゆるを追いかけようとしたところに衝撃。
驚愕。一体何が!? という表情をするが、この衝撃には覚えがあった。先程の槍の投擲だ。
だが、何故。今弾いた筈と海がいた方向を振り返ると複数の槍が飛来してくるところだった。
思わず翼をはためかせてその場を飛んで離脱するニーズヘグ。
しかし、海は止まらない。動き回ってろっこんの加速線を使って射出、射出、射出。
海自身が動き回っている為に射出したポイントと戻って来るポイントは別になる。それ故に再射出するポイントもまた別になる。結果として起こるのは様々な方向から飛来する槍だ。
(どんどん行くよっ!)
次々と射出しているというのにその狙いは正確。まるでそれは未来を見ているかのようでさえあった。
ニーズヘグがその光景に思わず隙を作ってしまったのは仕方ないのかもしれないが、あまりにも致命的。何故ならニーズヘグの相手は海以外にもいるからだ。
「あら、隙だらけね」
さゆるが剣を一閃。ニーズヘグの身体を深々と切り裂く一撃。
既に勝負は決した。一度引いてしまったニーズヘグに海の飽和攻撃を潜り抜けてさゆるに仕掛ける機は訪れない。
更にはさゆるが攻撃に転じたというのもまずい状況だった。破綻した日々を生きていて感性が摩耗した彼女の攻勢はあまりにも熾烈。それは自らの安全を考えていないが故に後手に回ったニーズヘグをそのまま呑み込む。
その後、ニーズヘグが倒れるのにさして時間はかからなかった。
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担当ゲームマスター
昂祈
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月16日
参加申し込みの期限
2018年04月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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