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神々のコロッセウム
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「あら、今回はコロッセウム?」
唐突に召喚されたというのに、
尾鎌 蛇那伊
は特に動揺した様子もなく油断せずに辺りを見てそう呟く。
「やれやれ、悪趣味な神様だな。迷惑極まりないな」
新田 亮
の今の心情はその言葉にも、そして表情にもありありと見て取れる。即ちは迷惑過ぎるという事だ。
だが、そんな悪態も長くは続かない。上から降って来たキマイラが轟音を立ててコロッセウムの大地へと降り立ったからだ。
獣の咆哮。それは自らが強大であるという事を誇示するようであった。
「あぁ、こいつが神獣って奴かしら」
「マジか……。しかし、寝子島へ帰る為にはやるしかない、か」
蛇那伊がその場で構えを取り、亮と言えばその場に酒瓶を置き、盾を拾った後はまずは槍を掴む。
亮は周囲を見てからその場にある武器の中で剣と槍を選択。まずは両方を試してみて威力の高い方を選ぶつもりであった。
一方の蛇那伊は呼吸を整えて気を練り上げ、練った気を全身に巡らす錬気を行う事で身体を戦闘モードへと切り替える。錬気によって研ぎ澄まされた五感は既に人のそれというよりも獣に近い。その優れた五感を持って周囲の状況を文字通り全身で感じ取る。それが彼のスタイルなのだ。
但し、今回の相手はキマイラだ。その見た目の威容からも危険な手合いである事は間違いないが、その五感は複数の獣のものを合わせ持っている可能性がある。だから、蛇那伊は何時もなら相手の動きを観察して先読みをするのだが、それにも限界がある可能性が高いと考えていた。
(ここは積極的に攻めて相手の攻撃機会を減らしましょ)
蛇那伊が地面を踏み込む。錬気によって強化された踏み込みは彼の身体を加速させる。
キマイラもまさか自らに真正面から挑んでくるとは考えていなかったのか、あっさりと懐に飛び込む事を許し、突きと蹴りを幾つも突き入れるラッシュだ。
(上手い。よし、ならまずは回り込んで槍だ!)
亮は蛇那伊のその動きを見て、キマイラの後方へと回り込み、ろっこん【鬼人の体】を発動。身体能力を6倍へと引き上げると持っていた神槍を投擲する。
思わぬラッシュを受けて鬱陶しそうに前足を払ったキマイラへと向かうが、毒蛇の尾がそれを弾いた。蛇那伊が考えたようにどうやら超常的とすら言える感覚を有しているのかもしれない。
(今のは……もしかして俺が回り込んだのを察知していたのか?)
それならば手元に戻ってくるとは言え槍の投擲では分が悪いかもしれないと亮は思った。
(これは、想像以上ね)
蛇那伊もまたキマイラの剛腕による攻撃に驚きを感じていた。獣の身体能力を侮っていたわけではないのだが、それにしても想像以上だったのだ。
一撃を貰えばそれだけでアウト。そのつもりでかからないといけないかもしれない。
仕切り直すかのように神剣へと持ち替えた亮が光刃を撃ち出す。
それに合わせてキマイラは口より地獄の業火を思わせる炎を吐き出してきた。
その結果、亮の光刃は炎へと呑み込まれる。
「うわっ!?」
鬼人の体の強化能力を用いる事で、何とか回避する事に成功する亮。相手にも遠距離攻撃があるとなっては亮もまた油断する事は出来ない。
(……尻尾の噛み付きと炎のブレスは要注意ね)
もう一度爆発的な踏み込みでキマイラへと接近する蛇那伊。それに対してキマイラは蛇の尾にて迎撃をする。
まるで尾と胴体が別々の生物であるかのような動きをするキマイラ。これこそが合成獣たる最大の長所か。
だが、蛇那伊はそれを上手く捌き、一瞬の隙を突いて胴体に強烈な蹴りを見舞う。キマイラの身体がその衝撃で押される。
まだ大きなダメージにはなっている様子はないが、それでも全く効いていないというわけではないようで蛇那伊にお返しと言わんばかりに炎を吐く。
「くっ!」
蹴りを見舞った後にその反動でその場を飛び退いていた為に、上手く避ける事に成功。だが、蛇那伊からすればやはり一番の問題はこの炎だ。
(攻撃範囲が広いから避けるのが厄介ね)
「うりゃりゃりゃ!」
光刃の乱舞。幾つもの光の刃がキマイラとその周辺を目がけて踊り舞う。
勿論それを成しているのは亮である。ろっこんである鬼人の体をによる6倍になった身体能力で光刃の乱れ切りだ。
光刃一つだけではキマイラの炎に呑み込まれる。ならば、6倍になった身体能力による高速の乱れ光刃ならばどうだと言わんばかりだ。
キマイラはそれに対して再度炎で応じるが、今度は逆に炎を幾つかの光刃が潜り抜けてキマイラの身体を傷つけて行く。
そこに鬼人の身体を再度発動させた亮が神盾を前面に構えた状態で突撃。シールドによるチャージを敢行。吹き飛びはしないものの良いタイミングで行われたそれにキマイラは対応し切れない。そして、無数の光刃によるコンボ。至近距離で放たれた光刃は確実にキマイラにダメージを与えていく。
「おらぁっ!」
亮の攻勢を見て取った蛇那伊もまた再びキマイラへと接敵すると、強靭な肉体による突きや蹴りをキマイラへと入れていく。
二人は動き回りながらも常に互いが逆にいるように動く。即興の連携ながらその動きの効果は良く出ていた。
「貰った!」
「喰らいなさい!」
亮の光刃が蛇の尾を断ち、蛇那伊の拳がライオンの顎を捉える。
そして、二人は示し合わせたかのように再び距離を取った。
(大分攻撃を入れたと思ったんだがタフだな……)
頭を振るキマイラの様子を亮が見た限り、多少弱っているようにも見えるがまだまだ戦えるようだ。
ここはそろそろこれの出番かもしれないと亮は最初に置いた酒瓶を手に取る。この瓶の中にはガソリンが入っているのだ。炎を吐くタイミングでかけてやれば頭を燃やす事が出来るかもしれない。
先程から見ている限り、炎を吐く時は口を開けて即吐くわけではなく何秒か火種のようなものが見える時間があるのだ。
油断なくキマイラを見ながら亮は蛇那伊へと目配せする。
瓶の中身を蛇那伊は知らないが、何となく察したのか頷いて返事を返した。
まずは亮から動く。鬼人の身体を発動。そして、再びの光刃の乱舞。
勿論これ自体は既に見せたものなのでキマイラも対応をしてくる。炎を吐きながらも抜けてくる光刃を回避する。だが、これは牽制だ。
「はいっ!」
そこにキマイラの脚を目がけて蛇那伊が飛び蹴り。そして、反動を利用して離脱。
キマイラの意識が逸れた瞬間に亮もまたキマイラの元へ。
先程と同じような展開になる。キマイラの周囲を旋回しながら攻撃を加えていく二人。このまま炎を撃ちそうになるのを待つという算段だが、そう簡単にはいかない。
キマイラの咆哮。それも最初よりも遙かに大きなものだ。
あまりの音の大きさに二人は一瞬動きが止まってしまい、そこを目がけてキマイラの腕が振るわれる。
体勢を崩しながらも辛うじて回避はするが、そのタイミングでキマイラが口を開く。その奥に見えるのは業火となる前の火種。まるでそれは地獄の蓋が開く瞬間のようでさえあった。
「はぁあああっ!?」
亮が鬼人の身体を発動。崩れた体勢のまま強化された身体能力で無理やりキマイラへと飛びかかる。
キマイラが目を見開く。刹那の瞬間ですれ違い、酒瓶がライオンの頭にぶつかり割れる。
その匂いにキマイラは危機感を覚えるも既に遅い。口の中から炎は吐き出されガソリンへと引火したかと思うと一瞬でキマイラの頭を包んでしまう。
「これで、止めよ!」
そこに蛇那伊が勢いをつけて飛び込みキマイラの胴体へと正拳突き。全ての力が乗った拳は突き刺さり、キマイラが大きく吹き飛ぶ。
吹き飛んだ先で再び立ち上がろうとするものの力尽き、轟音を立ててその身体を地面へと沈める。
それがキマイラの最期であった。
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担当ゲームマスター
昂祈
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月16日
参加申し込みの期限
2018年04月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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