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「やるしかない、か」
まさかこんなことに巻き込まれるとはと
花厳 望春
は考えていた。
姉達と言い、女神様と言い自分には女難の相があるのかもしれないと思った。
「やれやれ神様とやらは随分野蛮な見世物が好みの様だね」
望春と同じように闘技場に転移されて来たのは
サキリ・デイジーカッター
。
ため息交じりに呟くものの忌避しているという感じはしない。寧ろ、面白そうだと思っているようにすら感じられる。
「まあこういうの慣れてるし結構好きなので喜んで戦うよ」
視線を横に向ければサキリと同じ境遇だと思われる男子が1人。恐らく共闘する事になるのだろうが、声をかける時間は貰えない。
何故ならサキリ達と同様に転移してきたかのように突然巨大な翼のある蛇が出現したからだ。
蛇特有の叫びが闘技場に響き渡る。どうやら向こうも戦意は十分なようだ。
望春とサキリ。二人の立ち位置はそれなりに離れており、ニーズヘグはどちらをターゲットにするか考えているようであった。
しかし、その思考を妨げるかのようにサキリが動く。直ぐ傍に落ちていた神弓を手に取ると矢を放ちつつ駆け抜ける。
神弓は神によって鍛えられた弓。それ故にその矢はどこに撃っても相手に当たるし、ある程度ならば誘導すら可能だ。矢を立て続けに撃っているサキリは直ぐにその事に気付いた。
(射撃武器が苦手な僕でもこれは使い易い。これ、便利だな)
だが、ニーズヘグとて黙って矢を受けるわけではない。その巨大な身体をうねらせて高速で動き矢を弾いていく。
そして、ニーズヘグはまずはサキリをターゲットとしたのか空を飛んだかと思うとそのままの勢いで突撃する。
(まずいっ! 誰か知らないけど援護しないと!)
望春は動きながらも周囲にある武器を把握していく。
(剣が一番使いやすいし得意なんだけど、リーチが不安。相手の動きを封じないとあの毒液でやられちゃいそう。なら、あの彼と同じように弓で攻撃するのが一番か)
サキリ同様に神弓を手に取って即座に矢を射る望春。サキリが射る様子から何となく誘導性があるかもしれないと推測していた為に矢は弧を描いてニーズヘッグを襲う。
予想していなかった方向からの射撃だった為か、何本かはニーズヘッグの鱗を貫き突き刺さる。
目を見開きその場を飛んで離脱するニーズヘッグ。どうやら飛行時間そのものは長くないようだが、それでもやはり飛行出来るというのは厄介だと二人は同時に考えた。
(空から急降下攻撃されると厄介なので封じたいね)
と、サキリが考えれば――
(翼に当たれば飛行移動を封じたりできないかな。あとはベタだけど目とか……)
望春がそう考える。
普通ならば部位狙いはリスクが高い。何故なら相手は動かない的ではなく動いているからだ。
余程の腕がない限りは狙う事自体が難しいし、仮に狙えるだけの腕があっても確実とは言えない。だが、神弓ならば話は別だ。矢の誘導性能次第ではあるが、狙ってみても良いだろう。
サキリは望春が神弓を持っているのを見て、自らは神剣と自前の投擲ナイフに持ち替える。
二人して神弓で攻撃するというのも有りだが、即席のコンビなのだ。前衛と後衛に役割を別けた方が連携はし易いと考えたのだ。
それにサキリのろっこん【斬空赤刃】ならば翼の部位破壊がやり易くもある。
問題はニーズへグの動きが速い事と体表の毒だが。
(転移で躱せば問題はない)
サキリが地面を蹴る。その動きは明らかに戦い慣れている者のそれであり、瞬時にしてニーズヘグへと間合いを詰めた。
手に持った神剣を振るうと、剣の輝きが尾を引く。一つ二つと軌跡が走るとその分だけニーズヘグの体躯に傷が出来る。しかし、まるでその程度関係ないと言わんばかりにニーズヘグが反撃に転じる。
流石の巨体なだけあって体力は人のそれとはかけ離れている。傷を負っているというのに動きは先程よりも鋭い。
「甘い」
だが、サキリからすればそれは織り込み済みだ。体表の毒がある以上剣であまり欲張った攻撃をすれば手痛い反撃を喰らう可能性がある。だから、最初から牽制程度のつもりなのだ。
幾ら相手の反撃が速かろうと油断さえしなければ、ろっこんによる転移で躱す事は出来る。
「そこっ!」
そこに望春が神弓による援護を行う。狙いは顔、特に目の周辺だ。
仮に目に当たらなくてもその辺りならば鱗が薄く、ダメージになり易いのではないかと望春は考えたのだ。
残念ながら目にこそ当たらなかったが、神弓の矢は顔に刺さっている。幾つかは深々と刺さり、ニーズヘグが一瞬怯む程だ。
しかし、ニーズヘグも神が用意した相手。やられてばかりではない。
一瞬の怯みから回復すると即座に次の行動へと移す。矢による攻撃が煩わしいのか望春を睨むと身体をS字状に縮めたかと思うと反動により一気に飛びかかる。翼による加速も加えたそれは予想以上のスピードを持っていた。
「うぉっ!? ちょっ、待ったっ!?」
正に間一髪。望春はギリギリのところで直撃こそ回避したが余波によるものか多少の手傷を負ってしまう。
だが、同時にそれは大きな隙となる。狙われなかったサキリがその隙を狙わない理由はない。
「はぁっ!」
斬空赤刃によって翼の近くに転移すると神剣を一閃。翼を根元近くからバッサリと断つ。
そして、それで終わらずに少し離れたところへと転移すると今度は神剣による光の刃を放って遠距離攻撃をしたと思えば、更なる転移で斬空赤刃によって赤く輝くナイフでニーズヘグの横腹を切り裂いていく。
サキリによる怒涛の攻撃に身悶えながら暴れるニーズヘグ。
多少の手傷を負った望春ではあるが、この機を逃さずに連射に次ぐ連射。その中でついに片方だけではあるが目に矢が突き立った。
望春とサキリの攻撃によって死に体とも言える程のダメージを負ったニーズヘグ。
だが、その目には未だに力がある。いや、より強くなっているようにすら見える。二人を睥睨するその姿は自らの体躯を傷つけた者達を許さないと言っているかのようだ。
「あぁ、こんだけ攻撃したってのにしつこいな」
「だけど、翼は落としたし、目も片方は潰れた。このまま一気に決着をつけるべきじゃないかな」
愚痴るように言う望春に対して、直ぐ傍に転移してきたサキリがそう言う。
あの様子ならば果敢に攻撃してくるのは間違いない。その攻撃に合わせてカウンター気味の攻撃をする。サキリの提案はそういうものだった。
「と言っても、あの様子の相手にそれは危険がないか?」
「ただ倒すだけでなく、女神様を満足させないといけないみたいだからね。まぁ、攻撃はこれで何とかしてみせるよ」
サキリが望春に見せたのは何時の間にか拾っておいた神盾だ。
「どうやらこれはバリアが張れるみたいなんだ。これで上手くやってみる。……来るよっ!」
鬼気迫るとはこの事か。ニーズヘグの動きは最早自らを省みないというような様子さえ感じさせる。
「くっ!」
それに対してサキリは敢えて転移を使わずに対応をするが、ニーズヘグの反応が速い。仮に転移を使っていたとしてもそれにすら反応したのではないかと思える程だ。
神盾を掲げバリアで何とか防ぐものの衝撃は強烈。その表情が僅かながらに歪む。
「よっ!」
だが、そこを武器を神剣へと持ち替えた望春がフォローする。サキリとは逆方向から攻撃を仕掛けたのだ。
それによりニーズヘグの意識がサキリから逸れる。そこを逃すサキリではなく即座に離脱する。
「これで、止めだ!」
神剣の光刃。それを斬空赤刃でブーストする。上段からの大振りで放たれるはあまりにも巨大な赤い光刃だ。
ニーズヘグを断末魔を上げる間もなく真っ二つになり、更には地面に大きな斬痕を残したのであった。
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担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月16日
参加申し込みの期限
2018年04月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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