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ねこのまつりでつかまえて
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「ふむ」
と
斉田 珠喪
は、お忍びで城下町に潜り込んだお殿様のごとく、顎に手を当てて咳払いした。
日々、海外留学やゲーム大会で忙しい珠喪である。ゆえにこうして貴重な休日、寝子島に戻ってみると、いつの間にか発生しているイベントごとに驚くことも少なくない。
本日は、シーサイドタウンにて猫まつりなるものが開催されているようである。街は祭で賑わっている。いやはやこれ天下泰平の証なり、大いに望ましきことではないか。
藍色のワンピースを彩るは、春めいた暖色系の花柄、かつてステージ衣装にしたこともあるこの装いで訪れたゆえ、少々目立ってしまうやもしれぬと危惧していた珠喪であったが、実際のところそれは杞憂に過ぎなかったようである。なにせ今日は町中、猫耳熱にでもかかったかのように、あちらこちらいずれにも、猫の耳を頭にいただく民が往来しているのだ。魔女の衣装の者も多い。ミックスして猫耳魔女なんてプログレッシブな装いすら見られた。
「なんとまあ、むしろわらわのほうが地味なくらいじゃのう」
結構結構、と軽やかに笑うと、珠喪は祭の見物に入っていくのである。
◇◇◇
なあ、それ、と
野菜原 ユウ
は言った。
「やっぱ、気合い入りすぎじゃね?」
「違うよう。これが正式な『萌ちゃん猫にゃんスタイル』なんだよう」
鬼河内 萌
は声を大にして抗議したい気持ちだ。なぜって本日、猫まつりに挑む彼女の扮装は、顔だけぽっかり出てはいるものの、後はすべて猫、すなわち猫の着ぐるみ略して猫ぐるみをすっぽり着ているというものなのだから。
コスプレ好きといっても過言ではない寝子島住民、しかも『猫』まつりとあって、本日は実に猫モチーフのコスプレ参加者が多い。猫耳&尻尾の着用率はどれほどになるだろうか。
しかし、意外にも完全着ぐるみという人はごくわずかなのだった。まあ、そろそろこういう格好が暑くなってきたという事情があるのだろうけれども。
「ぶっちゃけそのカッコ、暑くね?」
「暑くないよ☆」
きらっ、と変則敬礼で萌はポーズを決める。
「そうは言うけど額に汗、浮いてんぞ」
「汗じゃないもん! これは心の涙さ♪」
「……なんか混乱してっぞ、その回答」
かく言うユウのほうはといえば、ヘアスプレーを思いっきり贅沢に使って、頭に髪で猫耳を作ってしまうという荒技を披露していた。
「そんなユウくんは、カチューシャにたよらず自前の猫耳ってのがステキ☆」
「ま、セルフ猫耳ってやつだな」
ひと味違う男、それが野菜原ユウなのだ。
ふたりが向かっているのはシーサイドタウンの中央広場である。
もうじきここで、大がかりなイベントが行われる予定なのである。これに萌は全力で参加したいのだという。
「行くしかないよね!」
「鬼河内は今日ずっとその話してるよな……」
返事のかわりに萌は、フンハ、と呼吸で意気込みを示した。
「ゼアイズ・ノー・チョイス! ナッシン・バット・ラッキーキャット! カモーン・ネコチャーン! アナタハ・ワタシノ・モノデース☆」
「言葉の意味はよくわからんが、とにかくすごい自信だな」
萌は猫をキャッチしたい。なんと高台から猫が投げ落とされ、待ち構える群衆がそれを奪い合うという激しい催し、これに参加してキャッチしたいのだ。といってもその猫は、本物ではなくぬいぐるみである。
「だって! 幸運がほしいから!」
ここで猫のぬいぐるみをつかむことができたら、幸運が訪れるという話なのだ。ゆえにぬいぐるみはラッキーキャットと呼ばれている。
「宝くじでも買うのかー?」
ははは、とユウは笑うも、またしてもフンハと萌は鼻息して言う。
「違うよ! 成績のため! 幸運が訪れるというラッキーキャットをGETすれば、今度の数学のテストは赤点回避できるかも!? って思ってる」
「いかんなあ、勉学を運頼みにしちゃあ」
「ユウくん、そんな台詞を吐けるほどふだん真面目に勉強してる?」
それを言われるとつらいぜ、とユウは苦笑する。
「ま、挑戦がてらいっちょやってみるか。後悔するならやってみてから、だ」
その意気だよ、と萌はみたびフンハして、ボディビルダーのごとく歯を食いしばり、両の拳を握ってポージングした。
「さあ、レッツ・ゲット・ネコチャーン!」
「お、おう……」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月09日
参加申し込みの期限
2018年04月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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