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ねこのまつりでつかまえて
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フラッシュは浴びるのが日常、注目は集めるのが通常、ファンからもアンチからも全部、バズられるのが彼女にとって正常、現役女子高生グラビアアイドル、
初瀬川 理緒
はこの生活、誰よりも楽しんでいる。
だからといって、楽とは限らない。
いやむしろ、忙しすぎるほどに忙しい。
とりわけ最近は所属事務所から『偏差値30からの大学受験企画』なんてものを科せられて精神的にも学校生活的にもアップアップの彼女なのだ。なにせ受験失敗は即引退、という笑うに笑えないハードルまで設定されているのでプレッシャーは超重量級だ。適度に息抜きしないと、水槽への酸素供給を絶たれたエンジェルフィッシュみたいに腹を上にして浮かんでしまうことだろう。
「だから……ね」
と、レンズの入っていない眼鏡のツルを人差し指で押し上げて理緒は言った。
「こうやって紗月とデートするのは、あたしにとって不可欠の栄養源ってわけ。仕事と学生オンリーになったとしたら、たぶん続けてられないと思う」
するっと理緒はその手で
佐和崎 紗月
の手を取る。植物のツルのように指と指を絡ませ、離れないようにつないだ。
「理緒ちゃん……理緒ちゃんにそう言ってもらえるの、嬉しい……」
でも、と紗月の心に翳(かげ)りがさした。
私のことが重荷になったのならいつでも切り捨てて――そんなネガティブな言葉が出そうになったのだ。
理緒が太陽なら私は月、そんな引け目が紗月のなかにないと言えば嘘になる。けれどその一方で、しかし、と言える強いものが、いまの紗月にはある。
先日の記憶喪失騒動で、紗月は誓った。
諦めたりしない、と。
大好きなひとを、諦めたりなんかしないと。
あのとき紗月があらためて確認したのは、理緒のことが好きなんだという、シンプルだが力強い気持ちだった。
好きで好きで好きで、どうしようもなく大好きだ。
紗月は思う。
なぜ好きになったのか説明しろと言われても、きっと説明なんてできない。
説明できるくらいなら、恋なんてできない。人を好きになんてなれない。
だから――。
紗月は理緒の手を握り返した。
しっかりと、絡めた指が解けないように。
「ありがとう……私も、理緒ちゃんがいてくれないと、生きていけないと思う」
紗月は微笑んだ。
暗い表情は見せない。
――そんな私の顔なんて、理緒ちゃんは決して見たくないだろうから。
この日、理緒は変装用の伊達眼鏡をかけ、七十年代スパイ映画のようなキャットスーツを着用していた。たくさんついたジッパーと、ラテックスによる黒紫色の光沢がフェティッシュだ。露出度そのものは高くない。けれども身体のラインが容赦なく出るこの衣装を完璧に着こなすことで、理緒は世界を挑発しているのだった。
対する紗月は猫の魔女をイメージした扮装だった。長い丈のワンピース、小ぶりの三角帽子を挟むように、猫の耳が生えている。そうして腰からは、ぷらりと尾が垂れていた。ワンピースは黒、耳も尾も黒、すべて黒で統一したことで、夜の使者とでもいうような神秘的な印象を振りまいている。
「紗月、猫の魔女の衣装、良く似合うよ」
「そんな理緒ちゃんも……綺麗でかっこいいよ……」
ふたりはふたりにだけ通じる種類の笑みを交わして、猫のカーニバルへと滑り込んでいく。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月09日
参加申し込みの期限
2018年04月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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