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ねこのまつりでつかまえて
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プロローグ
五十嵐 尚輝
が電話に出たのは、ちょうど三度目のコールが鳴り終わったときだった。
「もしもし」
電話機を持つ手が震える。
御巫 時子
はまだ呼吸を整えている途中だった。思ったより早く彼が出たので、息の継ぎ目を忘れたように、
「あ、えっと……御巫です」
自分でもびっくりするくらい硬直した口調で告げる。
電話回線のむこうで、彼の口元がほころぶ気配があった。
「どうしました、御巫さん?」
「あの……先生、今、少しお話していただいて大丈夫ですか?」
「構いませんよ」
彼の背後でうっすらと、ガスバーナーがフラスコを熱している音が聞こえる気がする。時子は無意識的に胸に手のひらを当てながら、動悸を鎮めるように落ち着いた口調で告げた。
「明日ですが」
「明日?」
「シーサイドタウンで、猫まつりというイベントがあることをご存じですか?」
そうなんですか、という尚輝の口調は、いま初めて聞いたという意味だろう。申し訳なさそうに彼は言う。
「あいにく、そういったイベントごとにはうとくて……」
いいんです、と時子は微笑む。彼がそう言うのは予想済だった。だから時子は『猫まつりat寝子島』について、あらかじめ心の整理棚に用意しておいた簡単な説明をなめらかに済ませることができた。
いよいよここからだ、一番緊張するのは。
音もなく肺に空気をためてから、時子はゆっくりと、声が裏返らぬよう注意しながら言う。
「先生さえよければ、ですが、明日、お祭りに出かけてみませんか? 私と」
「それは」
と切り出したまま尚輝の言葉は、棒に通した磁石の同極同士のように宙に浮いてしまった。
嬉しすぎて絶句しているのでは、と甘い期待をするほど時子は子どもではない。
尚輝は次に言うべき言葉を探しているようだ。白衣の衣擦れが聞こえる。
何が適切な断り方か、迷っているのかもしれない。
教師と生徒、その関係が意味する針のようなものをピンセットでつまみ上げようとしているのではないか、そんな気もした。
「そうですね……ああそうだ」
尚輝がふたたび口を開いた。実際は一秒にも満たない間だっただろうが、時子にとってそこまでは、果てしなく長い時間だった。
けれども、待つ甲斐のある時間だったといっていい。
なぜって彼が告げたのは、こんな嬉しい知らせだったからだ。
「当日、たまたまシーサイドタウンへ出かける用事がありました。ついでといっては申し訳ありませんが、終わってから時間を割くならできそうです」
この言葉だけで、時子は天にも昇る気持ちになっていた。
だから彼の言葉の調子がどこか、探していた鍵を見つけた人のようであることにまでは気がつかなかったのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月09日
参加申し込みの期限
2018年04月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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