this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ねこのまつりでつかまえて
<< もどる
1
…
21
22
23
24
25
…
31
つぎへ >>
ホイッスルの音、
ボランティアスタッフが誘導を開始している。
「大変申し訳ありませんが、パレードはこの時間にこのあたりを通りますゆえ場所をお開け下さいませ……! ご歓談のところ申し訳ございません。ご機嫌を損なわれましたら、どうぞ、この私を罵って下さい……ふ、ふふ……汚い言葉でいっぱい罵っていいのですよ、むしろ望むところ……!」
そんなことを口走りながら、なんだか興奮気味なスタッフが、アケーチ・タッマーキこと明智であることは言うまでもないだろう。
「ああ、どなたか罵って下さい……!」
そんな明智の魂の声が届くこともなく、道の脇を七枷陣と、紅(くれない)こと芋煮紅美は歩いているのである。
「あのタイミングでぬいぐるみ取れないなんてダサすぎ」
「悪かったなダサくて」
ころちゅ♪ と言いたい気分の陣だった。
「このところ良いことなかったから、ラッキーキャットで運をつかみたかったんだけどなー」
「だったら自分で取らないと意味ないんちゃう?」
そんな常識的な指摘を素直に聞くような紅美ではない。さらっと聞き流して、
「やっぱ『メガ大凶』なのかなー、今日のあたし……」
などとぼやくのである。
「え? 紅も双子座なん?」
「うわキモ! 七枷、あたしの正座とか調べたの?」
「
キモて言うな。
朝やってた情報番組のアレだろ? 僕も双子座だからイヤでも覚えてるってだけ」
ふーん、と紅美は言って、
「だったらアンタも災難だったってことね。私みたいなのにまた会っちゃったりして……」
そんなことない、と言う代わりに、陣は一枚のトレーディングカードを紅美の眼前に突きつけていた。
「ほら、これ」
「〈マザーコンピュータの暴走〉じゃない? なに突然?」
「まず言っておくけど、前に苗字のことを言ったのは、けなしたつもりじゃない。でも一応、詫びとして、これ……」
「くれるの!?」
文字通り紅美は目を輝かせ、陣の手からひったくるようにしてカードを取った。よほど嬉しいに違いない。両手で捧げ持つようにして、屈託のない笑顔を見せている。
「うわー。ありがとー! これ気に入ってんのよねえ~、イラストも大好き!」
こんなに喜ばれるとは思ってなかったので、つい陣は、心にもないことを言ってしまう。
「ま、良いんですけどね? 僕のデッキに必要な物じゃないですし?」
「なんかおかげでメガ大凶、どっか吹き飛んだ気がするわー」
それは良かった、と陣もつい相好を崩していた。
自分のメガ大凶も、紅美の喜ぶ姿を見たおかげで霧消した気もする。
ところが、このとき陣は気付いていなかったが、やはり今日の彼は
メガ大凶
のただなかにいるのだった。
なぜってこのとき陣は、行動の一部始終を関係者に目撃、というか、しげしげと観察されていたからである。
しかもそれが実の母親だったりするのだが、いまの陣に知りうるすべはなかった……!
幾日か後に陣は、妙にニヤニヤした母の来訪を受けることになるのだが、それはまた、別の話である。
陽は沈めどシーサイドタウンは昼以上に明るい。
山車のつらなるパレードが始まったからだ。
電飾が燦然と輝き、ロック調サンバ調、あるいはド演歌調の音楽があふれ出す。
それぞれに趣向をこらした山車は、ヨーロッパ風だったり和風だったり、ポップなアニメ風であったりするのだが、いずれも猫や魔女をモチーフとしていた。
そんな山車のひとつに、寝子島高校有志作の愉快なものもある。
寝子高校舎+猫というデザインだ。作りは安っぽいが、ピンクやスカイブルーで大胆に彩色されており、見ているだけで笑顔になってくる。
さあさあ、と山車の上でオリジナルのチャラいダンスを踊っているのは
南波 太陽
だ。彼は寝子高の知り合いを見かけるたび、「ちょっと乗ってかないっスか?」と声をかけまくっていた。
「えっ? 乗っていいの」
その一人が野々ののこだ。
「モチのロンっすよ~。さあさあ、ユー二人とも乗っちゃいなYO! っス!」
ののこは振り返って佐藤英二に呼びかける。
「英二くん乗ろう!」
英二に否やはない。ちょっと、いや、だいぶ気恥ずかしいが、ののこが楽しそうなのだから付き合いたいという気持ちが勝った。
パレード見物客のなかには、楡宮遠海の姿もあった。
「治せるものなら方向音痴も治したんだけどね」
苦笑しながら彼女は、屋台で買った『ねこ焼き』をほおばる。招き猫型の焼き器で焼いた変則たい焼きだ。なお彼女はカスタード、粒あんの順ですでに平らげており、現在は三つ目、チョコ味にとりかかっているところだった。さらに腕には、買ったばかりのフランクフルトが三本も入った袋が下がっている。なかなかのやせの大食いっぷりであるといえよう。
<< もどる
1
…
21
22
23
24
25
…
31
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ねこのまつりでつかまえて
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月09日
参加申し込みの期限
2018年04月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!