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ねこったー情報:なし
「お待たせいたしました」
きららが身軽になって戻ってくる。
戻ってくるや否や、近付いてきた海と千歳、二人の頬に手を触れろっこん発動。
「好きな人の前では素直になれない自分が嫌」
まずは千歳が自分の秘密を話す。
『トイレがちかい。そのせいでたまにおもらししてしまう』
少し遅れて、海がスケッチブックに自分の秘密を書き、見せた。
ハッとして我に返った海がスケッチブックを見ると、みるみるうちに顔が真っ赤に染まる。
秘密が書かれたページをビリッと破り取り、ぐしゃぐしゃにしてポケットにしまいこむ。
『わすれて、おねがいだから……』
動揺してよろよろした字を、バッと千歳の方に向けた。
「えっと……安心して、私は何も知らないわ」
続けて刀の方を振り向く。
「大丈夫だ、俺も何も見てないぞ」
あからさまに目を泳がせながら、刀は言った。
手が震えなくなった頃を見計らって、海は説得の言葉を綴り始める。
『ひみつせせんぱいも、ひとにしられたらはずかしかったり、しられたくないこととかあるんじゃないですか?』
「知られたくないこと……ですか」
きららは考え込んだ。恥ずかしいことはある。
ただそれが秘密なのかと聞かれると、知られたくないことかと問われると、すぐに答えることは出来ない。
『しりたいきもちもわかるけど、ほかのひとのこともかんがえてあげないとダメだよ。せめて、ふとくていたすうのひとにばらまくのはやめたほうがいいとおもうの』
「他の人のことを考えているからこそ、知識を拡散していたのですが……」
『?』
海にもきららにも、相手の言っていることが理解できていないようだった。
二人の間でクエスチョンマークの応酬がされる。
その流れを断つように、今度は千歳が説得にかかる。
「先輩、自ら発信した情報について責任を持つべきですよね。先輩の情報で傷ついた人がいた場合、先輩はどう責任をとられるおつもりですか?」
「わたくしが知識を発信することで、傷つく方がいるのですか? 小山内さんが言っていた他の方とは、そういった方のこと……?」
『そうだよ』
きららは狼狽えた。
ここで初めて、きららが今までずっと信じてきた価値観が、少しずつ揺らぎはじめる。
「下級生の模範となるべき上級生として、無責任な行動は慎むべきです」
そうは言ったものの、千歳には少しだけ気になっていることがあった。
千歳がちらりと刀の方を見る。
この際だから刀の秘密も、聞けないだろうか。
そんなことを期待している自分に気付くと、情けない、そう心のなかで自分を叱責した。
その隙に、きららはふらふらと刀の方に歩み寄り、秘密を聞き出す。
「剣術を修め人の殺し方を身に付けているせいか、会った人の急所を真っ先に確認、そこに刀を通すイメージを持つ癖がある」
これが刀の秘密であった。
そんな人に出会ったのは初めてで、きららは目を輝かせながら、刀を見た。
「ん? どうかしました?」
「あなたの秘密、とても興味深いです」
「ああ、俺の秘密、というか癖なんですけどね。聞いたんですか……」
「わたくしを初めて見た時、どう思ったのですか? 是非教えて下さい」
刀はどうしようか少し躊躇って、しかしこの際だからと忠告する意図を込めて言った。
「先輩だけの場合には限りませんが、簡単に落とせそうな首だなって思うことはあります」
きららは、なるほどなるほどと頷きながら、愛用の手帳にメモを取っていた。
忠告としての効果はなかったようだ。
それならば、と刀はもっとストレートでわかりやすい言い方を選ぶ。
「まあ、そういうことですから、これからも他人の秘密を暴くのなら、気をつけて下さい。暴れた人が怒りに身を任せて何をするか分からないでしょう? 俺も含めて……ね」
そう言った後、刀は自分に視線が注がれているのに気付いた。
「小山内と橘……今の先輩とのやりとり、聞いてた?」
海はこくんと頷き、千歳はまっすぐに刀を見つめる。
「……今の何? あれじゃ恫喝じゃない?」
「気持ち悪いよな、明日からは近づかないようにするよ……じゃあ」
軽く手を上げ、その場を去ろうとする刀。
「待ちなさい、話はまだ終わっていないわ」
「あっ、はい」
強めの口調で呼び止められる。怒られ慣れているのか、刀は素直にその言葉に従った。
「剣術は己の心身を鍛える為のもので人殺しの道具じゃないわ。あなたには別に修行が必要なのよ、御剣くん」
「……何故そんな説教。俺に関わらなければいいだけだろ? ……じゃあな」
千歳の心がズキリと痛んだ。
関わらなければいいと言われたことにではない。心ない言葉しか投げかけられない自分に腹が立ったからだ。
再び帰ろうとした刀だったが、今度は海に制服の裾を引っ張られ、引き止められた。
『そうやってかんがえるだけで、りゆうもなくこうどうにうつしたりしないのはしってるもん。だいじょうぶ、わたしは、そのくらいじゃきらったりしないから』
刀の体から力が抜ける。その言葉に、救われたような気がした。
「小山内……ありがとうな」
刀はぽんぽんと海の頭を撫でた。
『わたしだけじゃないよ。ちとせちゃんも、だよね?』
「そ、それはっ……そうだけど……」
「そういえば、橘の秘密は好きな人の前だと素直になれない、だったか……えっと、あれ?」
もしかして俺、結構気に入られてたりする?
刀の頭にそう過ぎったが、それを本人に聞いたら、また怒られてしまいそうだ。
「何?」
「ああいや、なんでもない」
「そう。でもそのことはあまり言わないで欲しいわ。私は、そんな自分が好きじゃないから……」
さっきだって、そのせいで仲違いしてしまうところだった。
俯く千歳を、海は元気づける。
『すきなひとのまえですなおになれないひとって、おおいみたいだよ。それにそういうじぶんがきらいってことは、かわろうとしてるんでしょ? だったらだいじょうぶだよ』
「そうかしら……。ありがとう、小山内さん」
三人が元の調子を取り戻したところで、刀はあることに気付いた。
「ところで……先輩、どこに行った?」
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担当ゲームマスター
敷石しじみ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月23日
参加申し込みの期限
2013年06月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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