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「ねえ、本当に何もないの? ほんとのほんとに?」
「うーん……これといったものは思いつきませんね……」
「自分にろっこんをかけてみるというのは、どうだろう」
険しい顔をしてぐるぐると頭を巡らせるきららに、修はそう提案した。
「それは名案だね。試したことはあるかい?」
「いいえありません、盲点でした。早速試して見ることにしましょう! 秘密を教えて、きらら!」
きららは自分の頬を両手に当て、わくわくしながら数を数えた。
「知識に執着するのは、無知により配偶者を失ったお母さんを悲しませないため」
それがきららの秘密だった。
「えっ?」
驚いたのは秘密の持ち主、張本人であるきらら。
その場にいる誰よりも、本人が一番、その秘密に驚いていた。
「驚きました……こんなことが、わたくしの秘密だったなんて……」
「何故驚く。まさか知らなかったのか?」
「いいえその逆です。大変拍子抜けいたしました。だってこんなこと、わたくしが一番よく知っているんですもの」
きららは狼狽えていた。
そして、その秘密の詳細を語る。
「わたくしは、小さい頃お母さんに言われ続けていました。無知は罪なのよと、そのせいでお父さんは、と。
その話をするお母さんの声は、とっても悲しい響きを持っていて、わたくしはとってもとっても悲しくなりました。
それで、わたくしが中学校に上がる頃、お母さんはわたくしの無知……罪を体現するかのように、わたくしの前からいなくなってしまったのです」
悲しい表情を見せたきららだったが、すぐに気を取り直して、わたくしの秘密は話しましたよ、と月詠に迫る。
元々、きららの秘密を聞いたら教えるつもりをしていた月詠は、ろっこんをかけられ、
「裸婦画を持っている」
と自身の秘密を話した。
「別に広めてもいいが、私の秘密を広めたとして、周りの反応は『へえ』だろうね。話題にならない」
「知識は話題になる必要などありません。もっと単純に、ただ身につけるだけのもの。わたくしの知となり肉となる。しかしそれは全ての根源。それだけで幸せを得られるもの。知識とは、そういうものだと思っています」
「でも月詠ちゃん、芸術科の、美術系の子だったら、そういうものは普通に持っていそうよね。どうしてそれが秘密なの?」
岬は純粋な疑問をぶつけた。
「口に出していないだけだよ。口に出して言わないから『秘密』。隠してはいない。おばさんのシチューの秘密、それはブイヨン、みたいなものだ」
月詠のその言葉を聞いて、きららはハッとした。
「もしかしたら、わたくしもそうだったのかしら……無意識のうちに、口に出さないようにしていたのかも……」
ぶつぶつと呟きながら、何か考え事をしはじめた。
しかし、修のパーソナルデータにあった通り、考え事は苦手なきらら。
途中でよくわからなくなり、考えるのをすっぱりやめた。
「嬉しいやら悲しいやらがっかりやらで、なんだか複雑な気持ちです。こんな気持ちになるのは初めて! 旅鴉さん、美崎さん、八神さん。こんな面白い経験ができて、わたくしは幸せです。感謝いたします」
きららは三人に礼を言った。
予定は狂ったが、これで当初の目的が果たせる。
月詠は学校の掲示板に、岬はきらら自らの手で、修は悪癖を止めさせるのに最も効きそうな手を考え、暴露しようと目論んでいた。
「早速、ねこったーに報告しなくては。きっと皆さん、わたくしの秘密を知りたがっているはずです!」
しかしその秘密は、特に躊躇せず、むしろうきうきとした様子のきらら本人の手によって、詳細にねこったーに書き込まれることとなった。
ねこったー情報:わたくしにとっては今更な知識なのですが、恐らく皆さんは知らないと思うので、わたくしの秘密を教えますね。わたくしが知識に拘るのは、無知により夫(わたくしから見てお父さんです)を亡くしたお母さんを悲しませないため、だったそうです。
ねこったー情報:あら、わたくしの位置情報を知りたい方がいるんですの? わたくしは今、屋上にいますよ!
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担当ゲームマスター
敷石しじみ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月23日
参加申し込みの期限
2013年06月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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