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ねこったー情報:未だ南校舎一階
次々と秘密を聞かれていった者の中には、
畑生 言嗣
の姿もあった。
「私の秘密を知りたい? 知りたければ探るといい。出来るならば、ね」
そう豪語した言嗣であったが、特に抵抗もせずあっさりと秘密を喋ってしまう。
「何と言っても彼女――浮舟君は素晴らしい人なのだよ」
「浮舟……
浮舟 久雨
さんのことでしょうか?」
「その通り、その浮舟君のことだ。普段は凛々しい姿であるのだがね、しかし偶に弄ってみると見せてくれる愛らしい表情がまた何とも言えないのだよ。どんな姿、表情をしていても彼女は素晴らしいのだが、照れる浮舟君、焦る浮舟君、恥じらう浮舟君……このあたりなんかは格別だね。私はそういったところも可愛らしいと思うのだが本人は頑なに否定してね? あぁ、何と勿体ない」
「なんだか、あなたの秘密ではなく、浮舟さんの秘密を聞いている気分になりますね」
「そうかい? しかしこれも私の秘密のうちだよ。普段から言ってるから別に秘密じゃないと言う者もいるかもしれないが……まあそれはそれでいいじゃないか」
「そうかもしれませんね! 畑生さんのお話、楽しいですし!」
きららは楽しそうに話の続きを促す。
「全くどいつもこいつも大した秘密を喋りやがらない」
それとは対照的に、巴は退屈そうに壁にもたれかかっていた。
「まあ待ち給えよ、話すことはいくらでもある。彼女の魅力はそれだけではないのだからね。それはもうこの私をもってしても語り尽くせないと言ってもいいほどに彼女は魅力に満ち溢れていて――」
ちょうどその頃、当の
浮舟 久雨
はというと、
「ッくしゅん」
放課後の教室で小さくくしゃみをしていた。
「風邪でもひいたのだろうか……」
噂によるものであったのだが、そんなことを久雨が知れるはずもない。
「それにしても……ねこったーに流れているのは何かと思えば、人の秘密だと?」
秘密、そう口にして、久雨は幼い頃のことを思い出す。
それは彼女が高所恐怖症になったきっかけ。
(あれはまだ小学生になる前か。私は、自由を得ようとして――)
脳裏には、あの時の光景が蘇る。
久雨の顔が青ざめる。足がすくむ。体が冷えていく。
まるで別の場所にいるかのような錯覚。体中が強張り、ガタガタと震え始めた。
(それか、ら……)
目の前が徐々に暗くなる。
少しずつ少しずつ、視界の光量は失われ、彼女の目の前が黒く染まろうと――
「ッ!!」
久雨は固く目を瞑った。再びゆっくりと目を開けた時、鋭い光が戻った事を確認して胸をなでおろした。
しかし、体の震えはまだ収まっていない。
「まだ、私は……」
その言葉の続きを飲み込み、強張った体をどうにか動かして教室の外に出た。
あれから更に数分経ったが、きららはまだ言嗣の話を聞き続けていた。
『なんだか胸焼けがしてきたよ。そろそろ次に行かない?』
飛鳥がそう促すも、言嗣の口から溢れ出る惚気めいた演説は止まらない。それ故きららもその場から動こうとしない。
「いいえ、まだお話は途中ですわ。最後まできちんと聞かなくては!」
「僕も日光瀬先輩に賛成ですね。人の話は最後まで聞きましょ」
一ヶ所に留まってくれたほうが、こっちとしても都合が良いし。
千唐はそう思いながら、携帯を取り出し、また何かを書き込んだ。
「――というわけでこれを見給え、ここに録音機がある。これには既に編集済みの音声が入っていてね――『屋内編』に『屋外編』そして最近編集し終えたのだが、これはとっておきの『わくわく魔境編』だ。我ながらどれも良い出来になったと自負しているよ。素材が良いからかもしれないね。さて、まずは『屋内編』から説明しよう。これはだな――」
痺れを切らした巴が、きららを引っ張って歩き出した。
「ああん、まだお話が途中ですのにぃー」
「特にこの場面なんかは、私と彼女の甘い会話がそれはもう沢さ……何処へ行くのかね……!?」
久雨は騒動の元凶を探そうと校内を歩いていた。
すると見知った人物が誰かに何かを熱心に語りかけている様子がある。
久雨がそれを目にしたちょうどその時、話し相手であったのであろう人物が、同行者に引っ張られてその場を去って行った。
「む、あれは……言嗣か?」
相手がいなくなっても尚、話し続ける言嗣に近寄ると、話の最中に『浮舟くん』という単語が頻出しているのがわかる。
よくよく聞いてみると、その内容は久雨にとってはなかなかに恥ずかしいもの。
「馬鹿な、何故私のような人間に!?」
「おや、浮舟君。参ったな、まさかこんなタイミングで君が来るだなんて思ってもみなかった。そういえば君にもまだこの音声を聞かせていなかったね。良ければ一緒に聞こうじゃないか。それで君があの時のことを思い出して、また顔を赤らめてくれたりなんかすると――」
「だ、黙れ!」
久雨が言嗣のネクタイを締めあげると、ようやくその止めどなく長く続いた語りが止まる。
それと同時に呼吸も止まっていたようであったが、言嗣はどことなく嬉しそうだ。
ネクタイを締めあげる久雨の手をぺしぺしと叩くと、その意図が伝わったのか、慌ててその手を緩めた。
「あ、す、済まない」
「いや構わない。先程、不覚にも秘密を聞き出されてしまってね。止まらなくなってしまっていた」
「……本当に全てがろっこんのせいなのか?」
「さて、どうだろうね?」
久雨から向けられた疑念を、あっさりと躱す。
「……まあいい。私はまず本人に接触してみようと思うのだが」
「気をつけ給えよ、物騒な噂を聞く。粛清だとかなんとか、あまり面白くはないね。面白くはないが……しかしまあ、秘密を知るのに此処まで労力を行使するのも如何なものかと思うがね。私なら、もっと上手くやるだろう」
「それだけ周りが見えていないような気もするな。私は彼女の情熱を他に向けるよう、働きかけてみるとしよう」
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担当ゲームマスター
敷石しじみ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月23日
参加申し込みの期限
2013年06月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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