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ねこったー情報:なし
三人の前に、緑のコートを翻し、
草薙 龍八
が立ち塞がった。
「秘密を知りたがっている無能脳なしはコイツか?」
「恐らくわたくしが、その無能脳なしですね。こんにちは、草薙さん」
龍八の挑発は不発。
しかしそんなことせずとも、きららは出会い頭にろっこんを使用し、秘密を聞き出す。
「落神が落ちてこなければ問題なかった寝子島のフツウを取り戻すために、野々ののこを殺す……秘密を知った者も殺す」
「まあ! 過激ですね!」
きららはきゃっきゃと喜んで、手帳に書き込んだ。
「秘密を知られたか……」
「やめてくれよ、僕は何も聞いていない。巻き込まないでくれ」
「俺も何も聞いてないよー」
秘密を知った者も殺す、と言われて、解理と伸幸は聞いていなかったふりをする。
「……まあいい、用があるのはそっちの女にだからな」
そう言うと龍八は、無表情で淡々と、近くにあった掃除用具入れからモップを取り出した。
それを大きく振りかぶり、きららに向かって思いっきり振り下ろす。
「ひゃあ!」
動作が大きかったため、きららはギリギリ避けることが出来た。
しかし龍八の躊躇ない攻撃は、確実に命を奪うために行われたものであった。
「モップ、またモップですか。それを持っているということは、あなたもわたくしを追いかけるおつもりで?」
「お前が逃げるつもりならな」
「まあ……寝子島ルールの鬼ごっこでは、モップが必須なのかしら……知らなかった……」
「さてどうする、ここで大人しく殺されるか、それとも抗ってみるか?」
「えーと、それではとりあえず……逃げます!」
きららは3人に背を向けて、その場から走り去ってしまった。
「逃げたか……」
「なんてことをしてくれたんだ! あの人が秘密を拡散してしまったらどうする!」
解理は龍八に向かってきゃんきゃん吠えた。
「問題ない、その前に必ずあの女を殺すからな」
「ぬーん……物騒なのはちょっといただけないねぇ」
「邪魔するつもりか?」
「別に何をするってわけでもないけどー」
「なら余計な口は挟まないことだな」
そう言い残して、龍八はきららの後を追いかけた。
ねこったー情報:なし
「ハァッ……ハァ、ここまで来れば平気でしょうか……」
きららは一年生の教室が並んでいる階の、一室に逃げ込んでいた。
「誰かに追われていたのですか?」
西日は差し込んでいるものの、時間は夕方。もう暗くなり始めている。
灯りもつけない薄暗い教室の中で、
エレノア・エインズワース
が一人、佇んでいた。
「逆光になっていてお顔がよく見えませんが……エインズワースさん、ですか?」
「ええそうです。あなたは噂の日光瀬さんですね」
エレノアはきららに近付き、その手を取った。
そしてそれを自らの頬に当て、言う。
「貴方には、私の秘密を教えてもいいと思っているのですよ」
その言葉に甘えて、きららは早速ろっこんをかける。
「5歳の時に誘拐され、金持ちに『人形』として飼われていました」
どういうことかと聞くと、エレノアはその怪しげな微笑みを更に濃くし、秘密の詳細を語りはじめた。
「昔……灰色の髪をした、孤児の女の子がおりました。
女の子は孤児院で信心深く暮らしていましたが、ある時誘拐され、売られてしまいました。
買われた先は、ある金持ちの家です。
そこの主人は女の子を大層可愛がりました。
しかし女の子には言葉を話すことを禁じ、つい声を発しようものなら……その優しい態度が一変、体が朱に染まるまで殴られました。
主人は女の子を『人形』として愛していたのです。
人形は物を考えないのだから、口を開かない、と」
語られたそれは間違いなく、エレノアの過去だったのだろう。
そんなことを感じさせないほどに流れるように、しかし淡々と、言葉は紡がれていく。
まるでエレノアのものではない、他の誰かの過去を語っているかのように。
「少女は呪いました。ご主人様をではありません。
誇りと引き換えに良い暮らしが出来る事に心揺れている自分のことを、心底、呪いました」
言い終え、エレノアが、ふう、と一息つく。それから、ふふ、と一笑。
「いかがでした?」
きららの答えを待たず、エレノアは続ける。聞きたいのはそんな感想などではないのだ。
「単純な生存に関係ない、知そのものを求める生き方。私はその『人間的な』生き方を歓迎します。ただ、貴方はその趣きが命をかけなければならない程に覚悟を必要とすることを、理解されているでしょうか?」
ややあって、きららはエレノアの問いに答える。
「覚悟は……ないかもしれません。しかし、わたくしは――」
ガラリ。教室の扉が開けられた。
「いたいた。先輩、探しましたよ」
扉を開けたのは、
添木 千唐
。
きららとはぐれた後、ずっと校内を探し回っていた。
「まあ添木さん! なんだかお久しぶりな感じがします!」
千唐は2人を包む異様な雰囲気を察し、エレノアに問う。
「……もしかして、邪魔しちゃいました?」
「いいえ、話はもう済んだので」
エレノアは虚ろであるが、どこか満足気な笑みを浮かべていた。
「そうですか。ならいいんですが。先輩、行きましょう」
「はい」
きららはとてとてと千唐に駆け寄り、教室から出て行く。
「今度ははぐれないで下さいね」
「ごめんなさい、これからは気をつけます」
そんな会話をしながら、千唐ときららは教室から離れていった。
エレノアはというと、二人が去った後の一人きりの教室で、しばらくクスクスと愉快そうに笑っていた。
クスクスクス、クスクスクスクス。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
敷石しじみ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月23日
参加申し込みの期限
2013年06月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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