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ねこったー情報:わたくしは今、南校舎の三階にいます。
きららは手帳を眺めながら、携帯でぽちぽちと文字を打っていた。
追いかけられたりなんだりでいろいろあった結果、巴の教えをすっかり忘れてしまっていた。
加えて、ねこったーで自分の秘密を流した後である。調子に乗って、自分の居場所も流したりなんかしている。他の秘密も流したくなる。
そんなところに、全速力で駆け寄ってくる者がいた。
「ストォーップ!!!!」
その人物は
伊賀 解理
。解理は駆け寄った勢いそのまま、きららの手から携帯を奪った。
慌ててそれを見てみると、まさしくねこったーの投稿画面。
『
伊賀 解理
の秘密:猫鳴館に気になるだんしが』
そしてそこに書かれていた文面は、まさしく自分の秘密。
「そぉい!」
解理はそのまま電源ボタンを長押しし、画面をブラックアウトさせた。
「ああ、伊賀さん! 何をなさいますの!?」
解理は何も言わずに携帯をきららのポケットに押し込んだ。
携帯に手を伸ばされる前に、両手をがっちりと掴む。
「先輩! そんなことよりももっと有意義なことをしましょう! ね!?」
解理は必死だった。
こんなことで、彼との関係がギクシャクするのは不本意だ。何がなんでも秘密を公開されるのを阻止せねばと。
「……知識欲かぁ」
真辺 伸幸
は図書館で借りた本を抱えて、ふらふらと廊下を歩いていた。
見たことがある白衣の少女が、必死になって何か語りかけている。会話の中で日光瀬先輩と言っているのが聞き取れる。
「あの人だねぇ」
伸幸はふらふらと、2人の方へ向かう。
自分にたいした秘密があるわけではないけれど、秘密の流出は阻止したい。そういう思いを抱えて。
解理はとにかく意識を携帯に向けさせまいと、頭の中から次々とムダ知識を捻り出していた。
「うふふ、伊賀さんのお話はとても面白いものばかりですね」
「そうでしょうそうでしょう」
「他には? 他には何かありますの?」
「えっ? 他に、ですか。あ、そうそう、簡単に相手の誕生日を知る方法を知っていますか?」
「ええ知っています。その方に誕生日はいつですかと聞くのです!」
「そ、それもそうなんですけどね」
なんだ、この先輩もボケ属性か!?
ここでツッコんだら負けと、平静を装い話を続けた。
「もっと楽しいやり方があるんですよ。先輩も自分の誕生日でやってみて下さい。いいですか、まず生まれた月に2をかけて、その答えに5を足して下さい」
「複雑になるようでしたら携帯電話の電卓機能を使いたいのですが……」
「大丈夫です簡単です暗算でいきましょう! それで、出てきた数字に50をかけて、それに更に生まれた日を足してください。最後にその数字から250引いてみて下さい。どうですか、誕生日がわかったでしょう!」
きららは指で宙に文字を書きつつ、計算していた。
考え事があまり得意でないきららは、同じように計算もあまり得意ではない。
「えーと……うわあ本当ですね! すごいです!」
ワンテンポ遅れて、歓喜した。
「あとはこれの変化版で、相手の携帯電話の番号を知る方法ってのもあるんですよ。これもやってみますか?」
「ええ是非! あら……わたくし自分の番号をうっかり忘れてしまいました。確認しても構いませんか?」
「じゃあこの話はやめましょう!」
「ええ、そんなぁ!」
解理のトリビア在庫もそろそろ空になろうとしていた。
しかしそこで救いの手が差し伸べられる。
「こんにちはぁ、知識欲満たしてますかー?」
「真辺氏、いいところに! 何か知識を、先輩に知識を与えてくれ!」
ぽやぽやとした伸幸の顔に、きららの手が伸びる。
「実は結構イイ性格」
「イイ性格とはどういった性格なのでしょう」
「ぬーん、まあそのへんはご想像におまかせー」
へにゃりとした笑顔のまま、伸幸はそう言った。
「俺も知識欲はあるよー。本好きだしー、調べても調べ足りない気分の時はあるしー」
「そうなのですか。うふふ、おそろいですね」
「それがそうでもないんだなー」
伸幸は間延びした喋り方で、しかし淡々と続ける。
「そうでもないとは、どういうことだい?」
解理は先を促した。
「先輩と違ってねぇ、俺は知らなくていいことは、知りたくないかなぁ。それよりだったら、綺麗に嘘つかれて、それが嘘だと気付かなければその人にとっては本当の事、みたいなののが歓迎だねぇ」
「……知らなくても、嘘でも、いいんですの?」
「うん。嘘でもいいというよりむしろ、それを嘘だと気付かせない、綺麗な嘘つきさんは好きなのよー。優しい嘘っていうのかねぇ。人間関係も悪化しないしー。知らなくて良いと隠されたものを暴く趣味はないしー」
騙される方としての言い分で、だけどねぇ。
伸幸はそう付け加えた。
「それはわたくしには理解できない感覚です。そんな方もいるのですね」
きららは気付いていなかった。実は、きららもその日何度も、伸幸が言うような騙され方をされていたのだと。
「ぬー、分かり合えないかぁ。まあそれもそれでー。……でも、心の奥に隠して鍵をかけた秘密を暴くのはなんともー……だねぇ」
真辺氏、よく言った!
解理も心中で伸幸の意見に同調した。
ぐら。またしてもきららの知識に対する信念が揺らぎそうになる。
この知識は、自分が欲しくて欲しくてたまらない知識たちは、他の人にとっては知りたくない、望まれていないものもあるのかと。
「そういうもの……なのでしょうか」
「本人が言いたくて仕方ない秘密なら別にいいんだけどねぇ」
「それは秘密とは言わないんじゃないかい?」
「あー、そうかもねぇ。まあ、そういうわけだから先輩、続けて俺と損にも得にもならない雑談しましょー」
「雑談であれ、知識を獲得できるのであれば、損にはならずとも得にはなりますよ」
「ぬ? そうかなぁ。でもまあ今はそれは置いといて、手始めにお題は、俺が持ってるこの本のことでどうかなぁ」
「まあ、それはなんという本ですか?」
きららは伸幸との雑談に興味を引きつけられたようだ。
そう判断した解理は伸幸に向かって、サムズアップする。
伸幸は、困ったようにへにゃりと笑った。
実はきららの頭の中には、情報拡散をしなければという思いもあったが、なんとなく、気乗りしないようであった。
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担当ゲームマスター
敷石しじみ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月23日
参加申し込みの期限
2013年06月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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