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戦え! ゴミ屋敷!!
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掃除の有志が、一部屋を一斉に片付け始めたお陰で、部屋は一気に人の生活スペースと呼べるところまで片付いた。
ゴミ袋は部屋から一掃され、床や棚は綺麗に水拭きされた。
居間のテーブルには
鴻上 優梨乃
がテーブルクロスを敷いている。
傍では、息を吹き返した
緋紅朱 赫乃
が、玄関や居間に自分でアレンジ購入した、存在感のある女性らしい真紅の薔薇や、純白のカサブランカを飾り付けている。
一生懸命レイアウトを考え飾り付ける赫乃に、優梨乃が優しく笑顔で声を掛けた。
「とっても素敵ね」
「え…っ? う、うん。先生、の、お部屋……少し、寂しい、から」
「先生のマンションってこんなに綺麗だったのね。最初に見た時にはもうだめだと思ったわ」
「……。これ、で、女の子、らしい、部屋、に、なった、かな?」
「ええ、なったと思うわ。赫乃ちゃんのお陰ねっ」
柔らかい笑みで優梨乃が答える。
そして、ふと。気付いた一つの異変……
「先生は?」
「あそこ、何か、お話、してる、みたい……」
添木 千唐
と美和先生が対面で会話をしている。
それは、親子面談で問題児の子供だけ居ないような、美和先生にとって非常に不利な状況を作り出していた。
「だいたい、彼氏を作る以前に人としての尊厳を捨ててるマダオ(まるで駄目な女)は誰も相手してくれないですよ?」
千唐の言葉の一つ一つが、美和先生の心に見事にクリーンヒットしていく。言葉の刃が次々と美和先生の心に突き刺さった。
「うう、だって、だって……」
「だっても、さってもありません。片付けの基本は『まずは15分だけ動いてみる』『物の置き場を決める』ですよ。
早速実践…と言いたいところですが、部屋はあらかた片付きましたし……まあ、先生の場合「片付けようという意識改革」だけは買いますが」
美和先生は目を輝かせた! 本日初めて褒められた! まさに、そんな顔をしている!(実際に今日褒められたのは初めてでもある)
しかし、次の瞬間、千唐はとんでもない物を持ち出してきた。
「という訳で、先生。これが今回の大掃除で掛かった領収書の束と累計金額です。現在は有志負担なので、支払いをお願いします」
「片付けの領収書……? ──ッ!?」
瞬間、先生の目が飛び出した。何の事は無い、想像していたのと『桁が一桁違った』のである。
「添木くん、水増し請求は良くな…!」
「おや、だったらここにいる有志全員に聞いて回りますか。これでも軽トラックと飾り付けの花だけは本人の頑ななまでの辞退により経費からは削減されているんですよ。
これで一度に大掃除したら、出費がこんなに掛かる事がお分かりになって頂けたかと思います」
「う…う……っ」
「泣き真似しても無駄です。
ところで、領収書とは少し話は変わるのですが。一回の大掃除にこんなに掛かると分かれば、いくら先生でも、もう二度と大掃除はしないようにしたいと思うかと思われますが…」
必死に無言で頷く先生。
「しかし、片付けられない女は繰り返すもの。…どうしても出来ないのなら、これからも学生支援部の面々で先生のサポートをしてもいいですよ? ただし、『先生には顧問…無理なら支援部の協力者になってもらいますが』…いいですよね?」
『って千唐さん、個人的な交渉って…支援部の顧問のお願いだったんですか!?』
浅山 小淋
が驚いた様子でペンを滑らせる。どうやら部長すら知らなかったらしい。
千唐の、褒めて、叩き落し、誘惑する。それは、見事なまでの詐欺師としての手際であった。
内容さえ違えば、美和先生を思いのままに操れた事だろう。
しかし、思わず頷き掛けた美和先生も、教師としてのプライドか、即頷きそうになったのを慌てて止める。
「…あのね、添木くん。先生は──」
「…………。──これから生活していく為のゴミ袋が足りないな。先生、買いに行きましょう」
憔悴しきった先生の様子と、その光景を掃除道具を纏めつつ一部始終を遠目から眺めていた
八神 修
が、若干強引と分かっていながらも、先生に声を掛けた。
「八神君、珍しい事だとは分かっていますが、まだこちらの話が終わっていないのですがね」
千唐が半眼で不満を露にする。それに八神は先生に聞こえないように小声で囁いた。
「添木。今の返事は恐らく否だ。急いては事を仕損じるというぞ。
それに先生は元気な方が、調子に乗せやすいと思うんだが」
その言葉に、千唐も不満を隠さないままながらも同意した様子で、組んだ両手の上にあごを乗せた。
「それでは先生、考えておいてくださいね」
「う、うん……」
「最後の作業効率のためだ。先生が何かしてからでは遅い。
先生を連れ出すから、この隙に片付けてくれ」
皆にはそうと説明すると、せっかく片付けた部屋が一瞬にして魔窟に戻ってしまうのでないかという恐怖感から、誰も反対するものはいなかった。
こうして、修は美和先生の連れ出しに成功したのである。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月21日
参加申し込みの期限
2013年06月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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