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戦え! ゴミ屋敷!!
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【ラスボスは最後に現れる】
マンションの最奥、居間は正にラスボスの名に相応しい有様だった。
今までの中で、無いのは美和先生の最後の理性として働いたコンビニ弁当のゴミくらい。
生ゴミがないのは良いことだが、言い換えればそれ以外の揃わなくても良いもの全てが揃っていた。
埃は綿となって積み重なり、燃えるゴミは袋の山となって窓を埋め尽くしている。
そして、この部屋のよりにもよってゴミに神魂が宿ってしまったのだろう、影響を受けたゴキブリは輪となりフォークダンスを踊っていた。
その光景を目の当たりにして、今までの苦労はなんだったのかと、思わず心が折れそうになる集まって来たお手伝いの有志一同。
そんな中、学生支援部の中で一番戻って来てはならない少女がやってきた。
赤と黒を基調とした普段着らしいゴシックドレスの上から、白のレースの付いた可愛らしいエプロン。ヘッドドレスのまた上から白い三角巾などを着用し、ずっと買い出しで頑張って外との往復を繰り返してきた少女。
姿を見れば、よくそっち系の趣味のお姉さん等に誘拐されなかったなと思わずにはいられない、入り口で悪臭に卒倒した少女、
緋紅朱 赫乃
である。
「みん、な、さし、いれ……だよ」
生ゴミの臭いが殆どしなくなったから油断したのだろう。
重たい荷物を抱え持って部屋に入り、顔を上げた彼女は……そのまま卒倒した。
最初は一緒に行動していたが、買い出しすらも分担しなければ手が回らなくなっていた
浅山 小淋
が、後から来て見たこの惨状に思わず瞳を潤ませる。
「皆、片付けろー! 俺達の戦争はまだ終わっていない!!」
一斉に、ゴミに襲い掛かる生徒達。
この一日で学んだことを生かし、ゲームに出てくるレアモンスターばかりを倒し続けて経験値を荒稼ぎしてきた勇者のように、嵐の如く片付けを始めた!
「このままだとゴキブリの巣窟ですよ! 先生はゴキブリと共同生活したいんですかッ!?」
ここまでの道のりを確保してきた英傑の一人、
花厳 望春
は容赦無くゴミを捨てていった。
もう既にゴキブリの巣窟となっていたのだが、何故か美和先生は目撃したことが無いらしい。床が見えないことも幸いしていたのかもしれない。……本当に幸いだったのかは置いておくとしてもだ。
彼が捨てるもの、それは袋に限ったものではない。
今日何度目かも分からない「いつか使うかもしれないし…!」という美和先生の必死の言い訳も、
「みわちゃん先生が! 泣いてもッ! 俺は捨てるのを止めない!!」
叫びながら容赦無くゴミ袋に燃えるゴミと燃えないゴミを分けて詰め込んでいく。学校関連のものは含まれていなかったのが幸いした。
彼の歩く場所が次々と後は捨てるだけのゴミ袋の山に変化していく。
それは見る者の目を奪う程の劇的な変化だった。
「いやーっ! 捨てないでーっ!」
今回の片付けの一番のネックは、『美和先生の懇願』──
それを全て排除した彼は、今正に勇者であり、無敵モードの突入状態であった。
【先生のところは賑やかですね】
気を取り直し、潤んだ涙をぬぐい。気合を入れた小淋が呟くように思いながら辺りを見渡した。
【後は、夏神さんや御剣さんにお願いして、他の有志の方が頼んでくださった下に停まっている軽トラックにゴミを積んでいただいて…あれ?】
小淋は不思議そうに首を傾げてから、慌てて傍の
初島 優
の肩を軽く叩いた。
『初島さん、ここの床の様子が……!』
「うわ、これは大きくへこんじゃってるねー。へこみ、だけじゃないかなー」
小淋が見つけた床は一部が大きく削れてへこんでいた。恐らく、最初に家具を運び込んだ時に傷をつけ、そこにゴミを乗せたせいでへこみと共に傷がはっきり残ってしまっているのだ。
「少し調べてみるかー。先生、これ放置してたら敷金上増しだよー」
言いながら、優はしゃがみこんで、床板に触れながら胸元に掛けていたゴーグルに手を掛ける。
ゴーグルを装着した瞬間、優のろっこんが発動した。
能力は『触れているものの仕組みを理解できる』
それは、彼の得意分野が克明に反映されたものだった。
「うわ、これひどいよー! 上増しで済めばいいけど……
俺、 猫鳴館で補修用の道具と素材取ってくるー!」
「初島、初島。ちょっと」
美和先生の「お願い、待って~っ」と泣きながらの懇願が聞こえる中、
そのごくごく近くでその様子を見て、朝からずっとあちこちから何かメモを控えていた
添木 千唐
が優を手招きした。
そして、ひそひそ話を少し。紙を差し出し、千唐がペンを渡して控えられた数字を満足げな様子で見つめてから、一つへらりと笑い。
テーブルの拭き掃除を始めた望春の肩を軽く叩いてこう言った。
「君、先生を少し借りてもいいですか。先生に掃除のコツを叩き込み…いえ、伝授したいと思うので」
望春は何気なく答えた。
「ああ、いいよ。先生ってば、本当に諦め悪いんだから」
望春は気付かなかった。今、本当にごくさり気無く『悪魔』に美和先生を売り渡してしまった事を……
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月21日
参加申し込みの期限
2013年06月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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