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戦え! ゴミ屋敷!!
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【乙女の寝室】
予想以上の快進撃、通路の開拓と溢れんばかりのゴミ袋の山を片付けていった中、進行が早かった為か、学生支援部の予想をしない事態が発生した。
本来『男性が入り辛い部屋』に、男子が片付けに入ったのである。
それも二人も、美和先生の秘密の花園に。
やましい心は何も無かった。一人、
松谷 洋志
は『
久保田 美和
という教師』の部屋に興味を持って、部屋を間違えただけだったし、もう一人の
神木 煉
は、玄関と台所に人が集中することを見計らって『片付けは必要だが、人が少なそうな寝室』をチョイスしただけだった。
デリカシー的にあえて強いて言葉を上げるならば、煉はもう少し『おとめぷらいばしー』について思案しても良かったのかもしれない。
しかし、過ぎたものは仕方なく、いつか誰かが入って片付けなければならない部屋であったのも確かであったから、これは十分に起こり得る結果とも言えた。
そして、それより何より、煉自体にそんな概念が存在していなかった。最強である。
その煉の心構えは、すぐに結果に現れた。
例え、ドアを開けた瞬間から、目に認識出来る綿埃が舞い上がろうとも。
(洋志は、配布された『動物ねずみさんマスク』を装着していても思わず条件反射でむせた)
ゴキブリの大群が、どこの神魂の影響か、節くれ立った足で、ラインダンスを踊っても。
(洋志は怯え慄いて悲鳴を上げたが、助けは現れるどころかゴキブリは増える一方だった)
その目の前で、踊っていたゴキたちが、どこからとも無く現れた猫たちの餌食になろうとも。
(洋志は、そのあまりのスプラッタぶりに一回後ろにひっくり返った)
これだけの差が現れるほどに、煉は無心だった。
彼は、眉一つ動かさず、明らかに視界に入っているその惨劇をものともせず、
「大丈夫か?」
ひっくり返った洋志に少し心配そうに手を貸し、起き上がらせて再び雑誌を根こそぎ縛る作業に戻る。
あまりのお掃除環境のダイナミックさに心を閉ざした訳ではない。
これが彼の強みであり、そして、これが止められなかったある事件を引き起こす……
「あ、じゃあ僕、久保田先生の衣類をまとめますね。予想以上に多そうだから……」
洋志は最初はペットボトルなどを片付けていたが、テキパキと仕事をこなしていく煉の邪魔にならないように、奥まったところにある、ベッド付近に散らばっている衣類をまとめる作業に入った。
下のフローリングに落ちている服をきちんとこまめに畳んで。
そして、まだ美和先生の活動スペースであったのだろう、掛け布団以外何も乗っていないベッドの上に、そっと重ねて置き始める。
夏服と冬服がごっちゃになっているのだけは、きちんと分別しなくては、真っ先にここから『片付けられないループ』が発生する。
洋志は、慎重に且つ丁寧に衣類を並べていった。
それが殆ど終了し、「ここも、人の居住空間です」と胸こそ張れないが、言えるようにはなった頃──ふと、洋志の手に不思議な手触りの衣類が触れた。
何だろう、この感覚は。すべらかで、かつ滑らかで端には細やかなレースが……
それはまさしく、どこかのデジャヴ。
はた、と一つの可能性について洋志は思い浮かべてみる。
「これは…もしかして……」
既に心臓の鼓動音が聞こえる洋志は、確認の為にその衣類の端を持ってみた。その先は他の服に隠れて見えない。
洋志は無性に引っ張り出したい衝動に駆られた。『ほら、衣服なら折り畳まないといけないし』と心の中の天使の皮を被った悪魔が囁いた。
洋志の手が動く。心の中の悪魔が囁く。
『いや、もしかしたら久保田先生のコスプレ衣装かも知れないし!』
……いや、それはそれで、教師の寝室としてはどうかと思うが。
そして、ついに。
洋志は、先程から悪魔しか囁いていない誘惑に負けた!
「えいっ!」
ズボッと、衣類の山の中から『例のブツ』を勢い良く引っ張り出した。
それは──間違う事無き、美和先生の勝負下着。ちなみに今度の色は赤である。
顔を完全に真っ赤にしながら、洋志の頭の中は「やっぱり」と「これを久保田先生が……!」という悶々とした葛藤が占拠した。
もちろん、その光景を煉は見ていたのだが。
見ていて、尚もノーリアクションで掃除を再開。
そう、せめてここで煉が……洋志を我に返してあげていれば。
「よし、卒業生さん撒いたー!
あ、こらー! 先生の部屋に勝手に入っちゃ……キャーーーッ!!」
寝室に飛び込んできた、もちろん美和先生の目にはこう映った。
ベッドの端に座り込んで、衣類の中から、いつかの為の勝負下着を、自由の女神像のトーチよろしく掲げ持つ男子の姿。
言い訳の仕様も無い。これはどう見ても変態の犯行である。
ちなみにこの学校、生粋の真の変態が集うコミュニティが存在しているが、それについては敢えて触れないでおく。
少なくとも、これは事故なのだから。ただ、あまりに不幸な類の事故ではあったが。
そうして、美和先生は今日初めて説教される側から、全力で説教する側に回ることに成功した。
もちろん煉も一蓮托生である。
美和先生曰く、見たから同罪。魔女裁判もびっくりの判決であった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月21日
参加申し込みの期限
2013年06月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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