this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
不思議な酔いの1日
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
9
つぎへ >>
まるで雲の上でも歩いているかのような浮遊感。
不安定な足取り。バランスを今にも崩して倒れてしまいそうでいて、
三宅 葉月
はバランスを保って旧市街を歩いていた。
「──私はたしか別の場所にいたはずだけど……思い出せないわ」
そんな風に呟く。しかし、葉月のそれを聞く人間は周囲にはいない。
心無しか気分がとても良いような気がするのだ。これではまるでお酒を飲んだかのようではないかと思う。彼女自身はまだお酒を飲んだ事はないからこれは予想に過ぎない事ではあるのだが。
このふわりとして独特で不思議な感覚。これはもしかしたら、神魂のせいかもしれないと葉月は思う。
葉月はもれいびではないのだが、明確にはっきりと認識しているわけではないのだが、何となく理解した。
「……いい風ね」
吹き抜ける風は爽やか。もうすぐ春から初夏に移ろうかという時期らしい穏やかな陽光を受けて、葉月は気ままに町中を歩いてみることにした。
葉月のゴシックなドレスのスカートが風に揺れる。ウェーブのかかった黒髪もまた同様に。まるでその様は誰かが見ればファンタジー世界から現れた精霊だと思うかもしれないような雰囲気であった。
当てのない歩みを続ける葉月。旧市街の街並みそのものは普段から彼女が見ているものと変わりないのだが、どこを見ても人が見当たらない。これもまた神魂の影響かと思う。
「人がいないだけで、街というものは随分と印象が変わるものね」
それは果たして良いのか悪いのか。彼女には良く解らない。
そのまま葉月は気の赴くままに適当に歩いていく。そして、通りかかった公園の中へと入っていく。
「気持ちよさそうな芝生ね……」
もしかしたら、少し疲れていたのかもしれない。呟いた葉月は着ている服が汚れる事に頓着せずに公園の中にあった芝生の上へと仰向けに横たわった。
妙な酔いの中、葉月はぼんやりとした気分で空を見上げる。その空の色はいつも見ている空とは違って見えていた。同じ青色の筈なのに、どこか染み渡るようにさえ感じる。
時折吹き付ける風の心地良さと共に、心身ともに癒されていくような気がした。
葉月は芝生と空と風と。それらがもたらす心地良さに身を委ねてそっと瞼を閉じ、そのまま眠りに落ちた。
「……あれ? 三宅さん?」
一体、どれだけ寝ていた事だろうか。誰かの声で葉月の意識が覚醒していく。
パチリと目を開けて、ゆっくりと上半身を起こす。そして、今自らがどこにいるのかを辺りを見渡す事で思い出す葉月。
どうやらあの不思議な酔いからはほぼ解放されているようであった。
「……大丈夫かい? 三宅さん」
そこにいたのは
遠藤 健
。同じ学校に通う男子であり、時折話したことがある人物だ。
「ちょっとうとうとして寝ていたみたいね」
「あー、この時期は天気が良いと眠たくなるよね。 春眠、暁を覚えず。まぁ、今は夜じゃないけど」
「……そうね」
健は葉月が知る限り、割と交流が広い人間でこうして自分に話しかけてくる事もあったのでそれ自体は意外とは思わない。
意外であったのはその言い回しだ。葉月が知る限り、健はあまりこういった言い回しはしていなかった筈である。
だから、つい意外そうな目を向けてしまったとして誰が葉月を責められるだろうか。
「いや、ちょっとそんな意外そうな顔しないでくれる!?」
「あら。失礼」
葉月は誰に対しても一定の距離感を置いている。だが、先程までの不思議な酔いの影響か普段はしない反応を少しだけしてしまっていた。
「おっと、そろそろ昼時かー。折角だから、どこかで一緒に食べない?」
「昼時? ……あぁ、もうそんな時間なのね。でも、ごめんなさい。まだ少し眠いから家に帰って休む事にするわ」
「おや、それは残念。じゃあ、またいつか行こうね」
「気が向けばね」
健が去っていくのを見送ってから、葉月もまた公園から出て行く。
葉月が一人空を見上げると、そこには大きな白い雲があった。そろそろ夏も近いかもしれないと思うのであった。
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
9
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
不思議な酔いの1日
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
恋愛
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月18日
参加申し込みの期限
2018年03月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年03月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!